東放学園

TOHO会

TOHOKAI
東放学園同窓会のためのTOHO会へようこそ!
今日も絶好調

書籍

2018年02月28日

2月28日(水)今日で2月が終わる。明日から春3月になる。天気予報では関東は雨風がとても強いとのこと。春の嵐らしい!?外出予定があるのだが・・・

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近所の公園の小川にカモが一羽浮かんでいた。
近づいても逃げはしなかった。
ゆったりとした川の流れに身を任せている。
「ゆく川の流れは絶えずして…」か。
まるで静かに時が流れていくようである。

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先日、『時間論ノート』ルネッサンス・アイ  川田彰得 著

を読み終えたばかりだ。「時間」に関する書物は意外と多い。
かくいう私も20冊ほど持っている。
あの中世の哲学者アウグスチヌスの有名な言葉が何時も思い出される。
「いつもは時間に関しては知っているようだが、改めて問われると答えに窮するのだ・・・」

それほど昔から『時間』に関しては人々の解釈を惑わせる存在の様だ。

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物理学では数式Tと表しその存在わ先験的に固定している。
アインシュタインは相対性理論では、光速に近づく速さでは時間は
伸びちぢみすると云う「ウラシマ効果」?
また心理学では人間は退屈な時ほど長く感じ、楽しい時は早く去るという。
『時間ノート』の作者は外科医。時間との戦いの職業。
その彼が何十年も問うているのが「時間とは?」だ。
門外漢の彼の著作によれば万巻の書を読み、いまだに謎であると。
時間空間→時空は三次元に住む私たちには感じることが出来ても、
その存在が何であるかをつかむことが出来ないらしい。

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私自身はその影は空間の変化としてしか見られないと思っている。
または存在の変移。時計はそれらを区切る約束事の機械。
「時間の矢」と言う言葉がある。
その矢は常に一方にしか進まない。時間は過去には流れないのだ。

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SFでタイムマシンで時間旅行の話があるが。
理論的には未来に行くより過去の方がむづかしいと言う。
過去は、瞬時に消滅した出来ごとの積み重なりで、膨大な質量があった。
終わったものたちを再構成させて再現させ、そこに行くのは
無限のエネルギーを必要とされるからだと云う。
「時間の重さ」「歴史の重み」と言う言葉が重なる。

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川の流れの源流を遡っても、それは過去をたどった訳でもなく、
何時まで経っても現在の行為の一環なのだ。

その現在を突き詰めると「刹那」という表現に出会う。
超微分化された現在。一瞬の現在・・・禅問答の様だ。
今と過去の分岐点なのか?

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『ゾウの時間ネズミの時間』本川達雄著 中公新書
いまだに多く読まれている名著。
動物はOのサイズにより一生に心臓が打つ回数が違うが
体重当たりの総エネルギー使用量は変わらないと云う。
これも時間論の変格化された物語の一端。

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いわゆる三次元に住む生き物は、四次元を流れる「時間」をつかめない。
そういえば家の犬もいつもハァハァといっていた。
人間を除く生き物は時間と言う言葉を使わない。
死期が迫った猫はいつの間にかいなくなるという。
かつてわが家の猫もそうだった。

ある時間論の物理学者は「時間は存在しない。その都度の現在の重なりである」
現在、今だってとらえようもない現象なのに、
過去は記憶であり毎日その都度更新される自分の物語かも。
未来はあらまほしき(あって欲しい)自分勝手の先の想い。イメージ。

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正当な時間論はとても難しいのが分かる。

そんな思いが通り過ぎてフッと我に返ると、
とっくにカモさんは流れに身を任せて下流に去ったようだ。

公園の時計を何げなく見るともう4時近く。

(歯医者に行く『時間』ですよ!)・・・・AH!!

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2018年02月21日

2月21日(水)昨日は春のように暖かかったが、今日はまた一転して冬空で寒い。まだ三寒四温には早いが、陽も伸び季節が緩やかに動いてきたようだ。

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先週半ば恒例の「四人会」があった。
神田の中華料理屋で2カ月ぶりで集まった。

皆さん元気。還暦者(私を除く)。現役のバリバリ。
思えば昔の定年が10年位伸びたのか、人生働く時間が長くなった。
特に平均寿命が延びたので労働年齢が延長。
私の子供時代は55歳ぐらいで停年。それから10年あまりの余命?

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・・・半世紀ぐらいでこんなに変わってしまうものか。
人生100年時代との声もある。大変な変化だ。
おちおち生きてはいられない!
IT、AIの時代が本格的に到来している。
「働き方改革」と言うけれど依然として非正規労働者が増えている。
本当に経済は万人に良い方へと動いているのか。
怖いのは格差社会だ。万人の為の平等は疑問だが、
一部に偏る「冨」は良くない。共産主義的偽装自由経済の中国の行方が気になる。

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この会のメンバーの皆さんは毎日決断と決定が仕事のポジション。
月並みだが皆さん真面目な努力家。(人の心を思う力が強い)
まだまだバリバリりやって行けそうな様子。安心。
30年前からの付き合いだが順調に偉くなられている。

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懐かしい昔話で盛り上がり、二次会は私の知っている店へ。
書店が経営している隠れ家的サロン・バーに。

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たまに行く店だが店内にある文人の生原稿や写真が良い。
今日はあの三島由紀夫の色紙と写真集が雰囲気を出していた。
まだまだ続く皆さんの仕事人生に乾杯してお開き。
次回は4月になるようだ、先の楽しみが増えた。

そう云えば最近話題のミステリーを誕生祝いにもらった。
『屍人荘の殺人』今村昌弘 著 東京創元社
「このミステリーがすごい」で今年の1位。
とにかく良く売れているようだ。

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大学のミステリー愛好会の主人公は部長の明智恭介と
いわくつきの別荘にいく・・・・そこで起きる事件とは!!

本格謎解き密室ミステリーの展開か?!
それがそれが物語は全く予期せぬ方向へ・・・

この後はネタばれになるのでストップします。(これがミソ)
とにかく新人とは思われぬ書き手に楽しませてもらった。
でもこれからは同じ手法はやめてくれ!
実力はあると想うので。
本格ミステリー、トリック、アリバイ崩しのネタが尽きかけた頃、
こんな手法があったのかと驚く!

チョッとお勧めの一冊かな・・・・。

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今日も家を出ると近所のあちこちから梅の香りが。
この季節白梅がその白さと香りを際立出せている。

暖かい春の前の楽しみに歩みを止めてしばし佇んでいた。
好い一日になりそうだ 。

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2018年01月31日

1月31日(水)先週は不覚にもインフルエンザB型にかかり酷い目に会いました。今年は例年より大流行しているとの事、皆さんも十分ご注意を!!

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先週外出の帰り道、駅に着いて階段を下りていたら、
なんだかだるく足が異様に重く、何か熱っぽかった。
これはと思って近所の医者に飛び込んだ。
熱も38度ありその場でB型インフルと診断された。
それから約一週間、寝たり起きたりでボーっと過ごした。

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時折ベランダに出て隣家の蝋梅(ろうばい)を眺めた。

熱が下がった頃その馥郁たる香りがした。
今年も木には野鳥除けのネットがあった。
(メジロがやってきて花をついばむのだ)

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年が明けて日没が遅くなり、陽が長くなったようだ。
とはいえ、寒さがきついこの頃。
近年は温暖化と言いすっかり昔の寒さを忘れていた。
東京も私の子供の頃はえらく寒かったのだ。
空き地の霜柱を踏み、用水鉢の氷を割って登校していた。
雪が降った翌日は理科の実験で試験管に砂糖水を入れて
雪で冷やして、アイスキャンデーを創った、嬉しい授業だった。

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それから一週間、完治したようなので思い切って外出。
先ずは近所を散歩のつもりがいつの間にか河川敷に。
よく晴れた日なので景色も空気も好い。
人影のない昼下がりの川辺の光景。
陽の暖かさはあるが何故か茫々たる景色に寂寥感あり。
そう云えば前回のブログで光瀬龍の伝記を紹介していた!
SF、サイエンスフィクションのどこが好きと聞かれたら、
未知の惑星の光景、とりわけかっては栄えたであろうその星の
漠々たる壊れかけた無人の都市。
それを見る者は時間の果てに流れる無常を感じざるを得ない。

それらをイメージ豊かに描いたイラストレーターを思い出した!

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生頼 範義(おうらい のりよし 1935〜2015)

彼の展覧会が上野の森美術館で開催中なのだ。
近年は「スターウオ―ズ」「ゴジラ」などでおなじみの、
世界的に有名になったイラストレイター。

美術館は何時もの客層とは明らかに違う。
いわゆる中年のオジサンたちでにぎわっている。
彼の作品はどれも何かが違う。特に人物はそのものの歴史まで感じる。
そのものそっくりのリアルさではなく内面の心理や生き方さえも。
それゆえの迫力なのか一点一点にくぎ付けになってしまう。

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日本中の彼のファンが湧いて出てきたよう盛況ぶり。
力強い描写力と力強さが見る者を別次元の感動に誘う。

SF小説を買い求める時に彼の描いた表紙画で、
内容のイメージがわいてくるほどすごい力量なのだ。

また歴史物のジャンルでは吉川英二の「宮本武蔵」の挿絵が良い。

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この会場の観客とは何時になく親近感を覚えた。

子供の頃、少年誌に「少年ケニア」が連載され、
そのイラストを描いた山川惣治を思い出した。
今はとても懐かしい思い出だ。

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病み上がりではあったが行って良かった。

この頃この上野の森美術館は企画が良く当たっている。
前回の「怖い絵」が若い人に受けていた。
今年は6月に「エッシャー展」も盛況になりそうだ。

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帰路はアメ横をブラブラ、このぼろは外人観光客でイッパイ!
まるでこちらが異邦人になったような気さえした。
町は何時もその時その時、表情を変えている。

裏道の珈琲屋で一休み、画集に眼を通していた・・・・。

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2018年01月17日

1月17日(水)昨年末から東京も周期的な寒波に襲われている。何時もの年より寒さが早め。これで本番の「寒」になったら、また風邪が流行りそう。気をつけましょう!

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年が明けて半月余り、正月気分はもうない。

年年歳歳こんな気分が増している。
指折り数えて正月を、お年玉を待っていたあの日が懐かしい。
時間の速さと自分の心の歳の取り方にギャップがあるようだ。
遠い昔には戻れないのだ、よしんば戻っても仕方がない。

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この冬、晴れた日にベランダから庭を見ると、
夏蜜柑の黄色が日に増して鮮やかになっているようだ。
ピンクのシクラメンの花が冬空をバックに艶やか。
ちなみに今年は夏蜜柑、15個も実を付けたようだ。
隣家の寒梅は早々とネット(野鳥が花をついばむので)が掛けられた。
もうすぐあのふくよかな梅の香りが漂う季節になったのは嬉しい。

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そう云えば学生の頃から毎月出版されていた『SFマガジン』が、
今年、隔月になるとの事。SFファンとしてはさびしい限りである。
学生の頃、それは未来の光と影を先取り豊かなファンタジーフィクションであった。
最近は科学が飛躍的に進化して、SF作家のスピードを越えてしまったからだと。
それでも優秀な作家は人類の進化や発展に深い洞察を重ね描いている。
早く「復活の日」が来ることを望みます。

すっかり彼のことを忘れていたのだが、
昨年の暮れに彼の弟子による評伝が出版された。
『夢をのみ 日本SFの金字塔・光瀬龍』立川ゆかり著 ツーワンライフ
新聞の小さな書評に載っていたので問い合わせると、
岩手県の小さな出版社で取り寄せるのに半月も待たされた。
学生時代胸を躍らせて読んだ日本SFの傑作、
光瀬龍の『百億の昼と千億の夜』1967年

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西欧的なSFと東洋的なテーマを融合させた作品。
ナザレのイエスや阿修羅王が登場。壮大なスケールで圧倒されたのを思い出す。

また私は未来はすでに滅びていて宇宙開拓人類がその目指す惑星にたどり着くと、
茫々漠々たる風景の死の星に自らの未来の墓記銘を見てしまうのだ。

一時これらの光瀬龍の作風を「光瀬節」といっていた。

星新一、小松左京、眉村卓、筒井康隆・・・。
日本SFの黎明期に活躍した作家たちの伝記的な文献は少ない。

まだ読み始めたばかりだが彼が演劇青年だった頃や、
夫人との往復書簡が載せられている・・・。

大作の評伝なのでじっくりと読みたい。

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最近は同じくSFの『機龍警察』の最新刊『狼眼殺手』月村了衛著 ハヤカワ書房
を読了。世界の未来を決定づけるシステムに警察、政治家、中国マフィアが
血で血を洗う激しい抗争を繰り広げる。
サイエンス的なものより政治的なテーマが大きな比重の作品だった。

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話は変わるが今年も書のカレンダーを購入。
一月は「福始」と読む、縁起が良い。(プロの字は味がある)

先週末、講習会でOBに会った。30数年前の卒業生、木元真一郎さん。
今では、赤坂で放送関係のプロダクションで活躍の様子。
学生当時はクラブ活動のリーダーをしていたのを思い出す。

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同日夜、業界団体の賀詞交歓会に参加して学校の職員と話をした。

OBといえば2月に名古屋でTOHO会が開催される予定。
何時も名古屋は参加者が多く盛り上がる場所でもある。
機会があれば参加したいと思っている。

東海地区の皆さんふるって参加のほどを!

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2017年12月06日

12月6日(水)このところ東京の天気は晴れ続き!今日は朝から快晴目が痛いほどの青空。ようやく冬本番になって来たようだ、それにしても本当に寒い寒い。

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この季節、暮れになると何時もシクラメンを買う。
今年も押し詰まって来たなァ、と実感する季語の様な花だ。
鮮やかな紅色で部屋の中が文字どおり華やいだ。

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こちらサンデー毎日の身分なので。
また、フラッと展覧会に行く。
上野の森美術館「怖い絵」展だ。
怖いもの見たさと好奇心をくすぐる企画だ。
行ってみたら意外にも並びの列が出来ていた。30分待ち。
そんなに待たなくて入場、若い人が多い。
ひたひたと売れている中野京子氏の『怖い画』シリーズのせいか。
西洋絵画の悪魔・地獄・怪物と中世の人間ドラマの怖さ。
日本的な情緒あふれる、時にはユーモアがある幽霊とは違う。

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ヨーロッパ的な即物的で直截な表現で人間存在の残酷さを見せる。
神と悪魔の対立構図、作者はその境目を鋭く描く。
生きとし生ける者達のはかなさゆえの対極に在る残酷さ。
それをえぐり出し描写する作者の優輝に脱帽。
めったにない面白き企画展。怖くもあり、楽しませてもらった。

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そして先週は書のグループで日展を観に行った。
書はもちろん、絵画展も鑑賞。

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平日の夕方とあって観客も少なく見やすかった。
時間もなくやや駆け足で見て回ったが、
書も絵画も時代の流れを映すかのように、
僅かに流行りすたりが感じられた。
鑑賞後は何時ものように食事会。
この集まりはもう5〜6年も続いている。
同じ書の同好の集まり。
気の置けない仲間と語らう。
年配も近い者同士なので会話も弾む。
たわいもない世間話だが何故か楽しいひと時だった。

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11月から12月は神社のかきいれどき?
七五三が終わって酉の市。

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今年は三の酉まであった。
熊手を売る店の華やかさとは対照的に、
神楽の始まる前の古い舞台に何故か衣装が掛けてあった。

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これから宵にかけて人が集まり賑やかになる。
祭りの前の静けさもまた趣があった。

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日の重なり。そのなかに節目の様な暦の変化。
日々を愛おしむように節季の行事が織り込まれている。
時間の穏やかな流れを願っているのは。
今も昔も変わらないはずだ。

穏やかな年末でであるように神社に祈念しました。

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2017年11月08日

11月8日(水)やっと秋らしい天気がやって来た。ようやく洋服の整理が出来そうだ。なにしろこんな不順な天候の年は無かったので。

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やはり、期待通り?いや期待しないようにして、
映画『ブレードランナー2049』を観た。
朝一の回の上映にも拘らずそこそこ席は埋まっていた。

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前作から30年経った世界はもっと状況・環境が悪くなっていた。
だが依然としてレプリカント(アンドロイド)は製造され、
より高機能になっていた。
そして反乱分子の旧型レプリカントを抹殺処理するブレードランナー。
ロス市警の刑事 K(ライアン・ごズリング)が主役。
その存在も変わらなく在った。(より高機能のアンドロイドだ)
旧型のレプリカントを追って行くと、
2019年に女性レプリカントと失踪したデッカード(ハリソン・フォード)元刑事に行きつく。

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彼と会った時、突然外部から攻撃を受ける。
大きな秘密を抱えて、隠れるように住んでいたデッカードとともに逃亡。
やがて真相を知ったKは
降りしきる雪のなか天を仰いで
心底の、無限の孤独に浸されていく・・・。
この作品、本家アメリカでは興行成績が芳しくなかったようだ。
とにかく2時間45分の上映時間は長かったかもしれない。
私はそうは思わないが、ジェットコースター展開のドラマではない。
ストーリーが分かりにくい。

丁寧にじっくりと作り込んだ未来風景の、
ビジュアル・ランドスケープがこの上なく美しいのだ。
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督(『ボーダー・ライン』『メッセージ』)は、
細部にこだわるC・Gを極力避け、実物大のセットを組む。
ワンシーン・ワンシーンが映画美術のAランク以上。
SF映画はやっぱり未知の『画』との遭遇が楽しみの一つ。
前作の猥雑感(それはそれで良い)が薄れた。
そのかわり映像全体がシャープで拡張された感じがある。

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前作の大きなテーマであった「人間よりアンドロイドの方が人間的だ」。
『2049』ではやはり主人公のKは自分の存在はなんだろうと茫然自失。
ヴィルヌーヴ監督は人間と言う危うい存在をアンドロイド側から逆照射。
このテーマは極めて哲学的で深すぎるのだ。

監督の前作『メッセージ』では異星人の難解な言語を読み説く女性言語学者。
彼女の人生の物語を読み解く。
大きな物語から個人の存在へズームインするストーリー。
監督は常に人間存在という不確かな存在を探っている。

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私はSFもSF映画も大好きである。
不可思議な事、未知のこと未来のこと等など・・・。

上質なSF文学、映画は食事抜きでもいいと思っている。

近ごろA・Iがチェス、将棋、囲碁に勝っているようだ。
超高速で色々な盤面を学習して長足の進歩。
人類危うし!でもそんなことは無いようだ。今のところ。
遠い未来のことは分からないが。(電源を抜け!)
映画『ターミネーター』的かもしれないが・・・。

余談だが、ほとんどのSF映画で未来は車が宙を飛んでいる。
そんな時代まで生きていられるのやら・・・。

それにしてもあの名作『鉄腕アトム』はロボットで在ることの、
人間では理解できない『孤独』に悩む姿があった。
やはり名作と言われるゆえんだろう。

ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督、次回は『砂の惑星』を撮る予定とか。
期待しないで観に行こうか。

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2017年11月01日

11月1日(水)早くも木枯らし一号が吹いて、巷はコートを着込んだ通勤者が目につく。秋らしい日が少なくあっという間に冬なんて、味気ないですね。

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先日選挙が終わったと思ったら、また選挙。
地元の区議選が公示される予定。
大きな掲示板が路地裏にスタンバイ。
もうすぐ駅前の演説合戦が盛況になるようだ。
「お願いします!頼みます!」は良いけど公約実現をね。

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近所にある図書館で面白い本を見つけた。
『文字の博覧会』LIXIL出版 八杉佳穂監修

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文字どおり世界のあらゆる文字を集めたビジュアル本。
おもに文字ハンターとして名高い中西亮氏の収集がもとになっている。
世界の文字を訪ねて実際に現地に旅して集めたもの。

人類が言葉を使うようになったのは10万年ほど前。
文字のはそれよりずーっと新しく5千年位前と言われている。
人間だけが文字を作り使う生き物だ。
これによって人間は画期的なメディアを手に入れた。
以来文化・文明は飛躍的に発展したのは言うまでもない。

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世界各地で様々な文字文化が存在している。
その使用環境によってさまざまな変化を遂げている。
日本の文字文化は古く中国から伝わった漢字を中心にして
かな文字の発明により識字率が上がった。
アルファベットは26文字だが表音文字で世界中で使われている。
一方幹事は文字数が膨大に多いため昔は一部の者しか使えなかった。
漢字圏以外の人間にはもっと理解不能の様だ。
世界で知られている文字は各国さまざまな字形である。

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シリア文字、ヘブライ文字、アラビア文字、ペルシャ文字
モンゴル文字、ギリシャ文字、エジプト文字、キリル文字
中国文字、クメール文字・・・

漢字文化圏でも契丹文字、西夏文字、漢字、ハングルと独自だ。
文化の盛衰を表すように消えて言った文字数多いと云う。

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まさに百花繚乱、見ているだけで楽しい本である。
人類の発明発見の中でも文字はその頂点のように思える。
実に面白く、興味深いグラフティに巡り合った。

今私は中国古代文字を学んでいる。
殷王朝のあとの「金文」〜「篆書(てんしょ)」

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中国の古代史を学びつつその字形の面白さを実習している。
中国五千年の歴史を垣間見ている楽しさだ。
想うようになかなか書けない、奥が深い世界である。
作品制作に今期も苦労しそうだ。

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話変わって映画『ブレードランナー2049』がロードショー開始。
本棚の奥にアメリカのバランダイン社版の『ブレードランナー』を見つけた。
Do androids dream of electric sheep? 〜原題

『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』スマートな題名だ。
フィリップ・k・ディック原作の映画化だった(1982年)。

35年位前TOHOの私のゼミで映画鑑賞をした。
その当時の学生も皆50代半ばになる。

原作は今でも色褪せない名作だ。

今週早速映画館に行ってみようと思っている。
あまり期待しないようにして・・・。

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2017年10月18日

10月18日(水)今日はようやく秋らしい快晴。秋の長雨が続いています、また明日からは雨模様。ホントに今年の天気は記憶にないほど長雨に見舞われている。

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この気候のせいか周りに風邪ひきが多くなった。
今年は咳が出る風邪みたいだ。
大流行りにならなければよいのだが。

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早くも冬物が必要になってきた・・・!?
部屋の中でも寒いのだ。

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今日あたりは天気が良いので夕方ぶらぶらと散歩してみようか。

そう云えばわが家の本棚に2冊の「路地裏本」が並んでいた。

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阿久悠さんの詩をベースに佐藤秀明の写真とエッセイ『路地の記憶』小学館と、
平川克美(文)高原秀(写真)『路地裏人生論』朝日新聞社出版。

あまりお目にかからない阿久悠さんの散文詩。

”歩いても 歩いても出口が無い 歩いても 歩いても退屈しない
そんな匂いのする路地を あみだくじのように 歩いた・・・”

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日本全国の路地裏の日常風景が綴られているアルバムだ。

今の時代は振り返ららない、常に前を向いて生きろとせき立てる。
そんな時、何時か電車の車窓から見た懐かしい一瞬の風景が起きてくる。
失われた過去がかすかに残っているその映像。
かつて自分が生きていた時代が思い出させる。(平川克美のエッセイより)

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懐かしい路地裏には今でも子供達の賑やかな声が聞こえる気がする。
鬼ごっこ、メンコ、石けり、ベーゴマ・・・。

散歩の達人ではないが初めての街の路地に迷い込んだりするとき、
怪しい人にならないほどにゆっくりとその佇まいを見るのだ。

もっと便利で早く何でもかんでも情報化社会に乗り遅れないように。
とにかく前を向いて進まないとこの時代は生きられないのか。

とにかくスマホやケータイを持たなくては政府の緊急速報も受けられないのか?
情報通信は大事だが、それを持たない者は排除されるのか。
そんな老人の投書が新聞に載っていた。

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かくいう私も最近ガラ携が壊れたのでスマホにした。
小型の通信コンピュータが一台増えたみたいだ。

いろんなアプリがあるようだがあまり興味が無い。
もちろんゲームもしない、当分はガラ携のように使ってみようか。

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今日も電車では文庫本を読んでいたのだった・・・。
読書、秋も深まったしね。

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2017年10月11日

10月11日(水)今年は気候が不順。東京はこのところ気温の寒暖差が大きい何か例年とは違う10月、今週末から秋の長雨予報が出ている。

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夜ベランダに出てみると虫の音が弱くなっていた。

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つい最近まであんなに騒がしいほどの虫たちの声が、
秋が深まったのが実感する。
自然は正直にそのサイクルをなぞっている。
一抹の寂しさが秋風に乗って来た。
先週は満月を観ることが出来た。
遠・近・乱視だが補正してその雰囲気を感じる。
でも空が高くなった気がする、そして寒くなって来た。

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カズオ・イシグロ氏がノーベル今年の文学賞。
村上春樹は今年もダメだった・・・。

個人的にはイシグロ氏が取れて良かったと思う。
以前ブログで紹介したイシグロ氏の作品。
日本生まれの英国育ち、『日の名残り』はかつて良き英国の香りがした。
最近作『忘れられた巨人』それと『わたしを離さないで』『遠い山なみの光』が好きだ。

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一作ごとにそのスタイルを変える自在な手法も良い。
今度はどんな語り口で来るのかワクワクする。

この受賞で日本の版元早川書房は大忙しになったとか。
その人個人の記憶をリアリティ溢れるものがたりにる。
まさに小説の醍醐味であろう。
かって、これから在るもあるであろう事を綴るメタノベル。
新しい格品を早く読みたいと思う。

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この頃上野の森は賑やかだ。

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東京国立博物館で「運慶展」が始った。
込んでいると覚悟して行ったが20分待ちでOK!
仁王像はものすごく大きい、そして迫力満点。
また照明が360度全方位から当たり雰囲気を増幅。
木彫なのにこのリアル感、凄すぎる。
ただただ神業の様なその姿に感激。
関連の書籍を買ってしまった。

この秋はやはり美術鑑賞とたまった本を読むことにしよう!
OBの皆さんこの秋はどんな風に過ごされるのでしょうか?

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2017年09月06日

9月6日(水)あっという間にもう9月になってしまった。夏らしい時期も少なく冷夏だった。

50年振りの大雨が各地で、アメリカ・テキサスの洪水は予期せぬ出来事では済まない!その上、北朝鮮のミサイルの雨でも降ったらと思うと・・・

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私の子供の頃の世界情勢は米ソの対立で長い間の冷戦状態。
鉄のカーテン越しにスパイ活動が盛んだったようだ。
007 CIAが暗躍。
共産主義と資本主義の対立軸そんな時代。

現在は北朝鮮がICBM、核実験で世界中から孤立している。
最終兵器を持つことで世界を敵に回して何をしようとしているのか?
暗澹たる気分になってしまう・・・。

しかし季節は何時ものようにそれなりに移り変わっている。
ザクロの実が色づいて鮮やかな赤だ。
この独特の形はなぜか懐かしさを感じる・

0906-3


近くの河原へ散歩。
何時もはじっくりと見なかったが橋桁の裏側の佇まいが面白い。
顔を挙げると空が心持ち秋めいていた。(筋雲が出ていた)
真っ赤な花が鮮やかに咲いていた。
橋の下は風の通り道、心地よい場所だ。
そんな日常の安らかな時間を余計な心配させないで欲しい。

0906-4


話は違うが近ごろ町の本屋が廃業続きだ。
何十年もやって来た馴染の店が亡くなるのは淋しい。
(家の近くの本屋はコンビニになってしまった)
確かにネットは便利で手間がかからない。
けれど私は本はほとんど書店で買うことにしている。
何故かネットではあまり買わない。
書店に行ってぶらぶら店内を観るのが好きだ。
神田ではすずらん通りの東京堂書店が良い。
すぐそばに三省堂があるがほとんどそこにしている。
店内はそんなに込んでいなく居やすい。
専門書も充実しているのも良い。
店内のcafeのコーヒーも好きだ。

その日は2冊の本を買う。

0906-5


神吉拓郎 著 『二ノ橋 柳亭』光文社文庫と、
神田桂一・菊地 良 著 『もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら』宝島社。

『二ノ橋 柳亭』の作者神吉拓郎はあの山口 瞳にもリスペクトされていて、
作家や編集者に人気があったそうだ。
1983年直木賞もとっている。
ラジオ作家(放送作家)時代は永 六輔や野坂昭如がいた。

本編は今で言うグルメが密かに通う幻の店の話。
物すごくうまいものを食わせる店だが正確な番地が出ていない。
皆探して探して、結局分からずすごすごと帰ってしまう。
幻の店なのだ・・・だがそれには裏の裏があった!

ネタばれなのでこの辺で・・・。

0906-6


『もし文豪たちがカップ焼きそば・・・』は素直に笑える。
どこの本屋にも目につくところに平積みされている。
村上春樹から始まりドストエフスキー、志賀直哉、安部公房、又吉直樹、紀貫之。
江戸川乱歩、三島由紀夫・・・、錚々たるメンバーが真面目腐ってその作る様を描く。
たかが焼きそばの作り方の描き方だが各人各様僅かに違う。
「もしも」のただし書があるようにその作家風にフェイクする。
焼きそばの蓋を開ける薬味をいったん出す。予め湯を沸かしておく。
そして熱湯を注入、5分待って湯切り。
ながししていると熱湯でシンクがペコっと音を立てる。
そしてソースをからませ混ぜる・・・。

その作家の代表作の一節にその作法が描かれる。
日常の細部に着目すると色々なストーリー展開があるようだ。
その作家の文体の特徴に似せて淡々と描いているから、
電車の中で読むと思わずにやにや顔になってしまった。
モノマネ芸は真似る本人以上に特徴を強調している。
それが笑いを誘う。
この本もその類かもしれない。
とにかく最近は上下巻、1000ページの長編で読み疲れをしていたので、
丁度よいインターバルになったと思う。

こんなささやかな時が一番気に入っているこの頃だ。

世界が平和でありますように!

0906-2


toho_sakuma at 17:00 この記事をクリップ!
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