東放学園

TOHO会

TOHOKAI
東放学園同窓会のためのTOHO会へようこそ!
今日も絶好調

ご紹介

2019年09月19日

9月18日(水)この頃の日本の気候はどうなっているのだろう?千葉の台風での風水害。電気や水の大切さを改めて痛感する。迅速な復旧が待たれます。千葉のOB、お見舞い申し上げます!

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先日神保町に本を買いに三省堂に行った。

懐かしのスズラン通りを歩いていたら小さな映画館を発見。
「神保町シアター」だった。
懐かしい昭和の日本映画を週替わりに上映している
100席ばかりのミニシアター。
館内に入ってスケジュール表を見ると、なんと!あの名作が次週上映と!

早速、初日に観に行った。お目当ての一本のために。
1963年日活作品『競輪上人行状記』西村昭五郎監督のデビュー作だ。

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9月の特集 昭和の怪優〜『小沢昭一のすすめ』生誕90周年記念の一本である。
小沢昭一と言えばあのラジオ番組『小沢昭一の小沢昭一的こころ』は
懐かしい!の一言。
また、日本芸能を地べたから取材してLP音盤にしたものは
授業でも使わせてもらった。

さて本編『競輪上人・・・』は、
下町の貧乏寺の次男が兄の急逝でいやいやながら坊主になるが、
ある時始めて行った競輪が大当たり。
そしてギャンブラーに堕ちていく。
寺の再建資金まで手を出してしまう。
それから彼は地方競輪の予想屋になって、ラストシーンだ!
「お前たち貧乏人がなけなしの金をはたいて、
チマチマ迷いながら車券を買っても当たらない」
「この地獄極楽を見た現役の坊主が、当たりを教えるから迷うな!
俺の言う通りを買え。車券には高い税金が仕込んである。
お前たちは立派な納税者だ胸を張れ!・・・」(佐久間記憶のまま)と。

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上映フィルムは35ミリ版で、デジタル処理をしていないが状態はまずまず。
50年ぶりに見たが、細部がよみがえってきて
南田洋子が妖艶なのは改めてドキッとする。

人間の欲望のるつぼ競輪場のロケはドキュメンタリータッチ。
盗み撮りのカット。
初めて見たとき話の迫力と、
前半の小沢昭一のストイックな演技がラストで大反転。
辻説法まがいの、アジるような予想屋の口説き文句は迫力を超えて感動した。

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時を経て心に残る作品を見るのも悪くない。
授業をさぼって、近くの今は無き神田日活館で見たような記憶が、
まさかこの時代になって劇場で青春期の思いが詰まった映画を見るとは。

観客のほとんどが、かなりの年配者(自分も)なのは予想通り。
上映中くすくす笑いが随所で聞こえてくるのが、さすがオールドシネマファン。
気負わずゆったりと鑑賞しているのだ。

ちなみにリアルな話の原作は、あの現役の住職でスポーツ評論家だった。
直木賞作家 寺内大吉『競輪上人随聞記』

私はギャンブルをやらない。
勝ったり負けたりで気ぜわしいのが好みでないから。
人生はギャンブルだ!というがそんなものでもないような気がする・・・。

長かった昭和中期の思い出の映画に巡り合えたことが嬉しい!
退屈な爺の昔語りでした・・・。

今週末はもう盛岡のTOHO会が開催される。OBの皆さんよろしくご参加を!!

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2019年07月24日

7月24日(水)長かった今年の梅雨も明けて、こんどは暑さとの我慢比べ体調管理をせねば!亜熱帯気候化している日本の気象状況、健康ファーストで乗り切ろうと思う。

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参議院の選挙も終わり保守政権は一応安泰?
その分析もそこそこに吉本興業の問題噴出。
TVジャーナリズムは朝から晩まで一日中盛り上がっている。
より面白く身近な話題にシフトしてしまうTVメディアの宿命。
政治よりも芸能ネタのほうが分かりやすいからなのだろう。

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そういえば、もう学校はとっくに夏季休暇に入った。
7、8年通っているD大の書道講座も休み。先日合評会があり前期終了。
受講生や先生から「素朴で味のある字体」とうれしい評価を頂いた。

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始めは「金文篇」、「字統」、「五体篆書辞典」
などなどで描きたい文字を探す。(いつも悪戦苦闘)
今回は北宋の詩人 蘚舜欽の夏の詩文を題材に選んだ。

「別院深深夏筵清/石榴開遍透簾明・・・・」
(静かな昼下がり、奥の庭に夏ござを引いて横になっていると
 石榴(ザクロ)の花が満開なのが簾越しに見えている・・・・)
こんな訳かな?

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いつも書きたい文字を決めてデザインするのに時間をとる。
先生と相談して書き始めるがすんなりとは行かない。
今回も半轍を重ねてしまった。気が付けば早朝にわたった。
が、心地よい脱力感がうれしいから続けられる?

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しかし終わってしばらくは筆を持つことさえしない。ここしばらくは。

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中国文化繋がりではないがSFの話題。

前から話題の『三体』劉 慈欣著、大森 望他訳、が早川書房から出版。
ネビュラ賞候補になり、あのヒューゴー賞を受賞した中国のSF小説。
先週購入して半分ほど読んだがイントロの文化大革命からのつかみはOKだ。
(日本語訳も良くて読みやすい)
巨大電波望遠鏡、秘密の異星人探査交信、オンラインゲームでの潜入。
謎の「三体惑星」の目的は・・・?

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中国ではSF小説を科幻小説という。日本では発売一週間で10刷(重版)。
このSF大河小説は今すごいベストセラーのようだ。

前回のブログで触れた小松左京の雰囲気、
未完の大作『無限回廊』を思い出した。
やはり夏の暑いときには涼しくSF三昧が最高かも・・・。

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2019年04月24日

4月24日(水)今朝からお天気はぐずついていますが、催花雨がしとしとと降っている。気温もだいぶ高くなっていよいよ10連休がスタート、遠出外出の予定はない・・・

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平成から令和へ、何かタイミングが良すぎる大連休。
令和(れいわ)をTV発表の時に字面を見て(りょうわ)か!
と読み違いをしてしまった何とか律令(りつりょう)のイメージで。

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昭和・平成・令和、かってあの時代にあんなことがあったと。
西暦とは違う懐かしさや出来事の印影が浮かぶ和暦。
ビジネス界にとっては手間がかかることのようだが、
私個人はこの二つの読み方に区切り方に賛成だ。

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さて10連休どうやって過ごそうか?
部屋の掃除、たまった本の整理、いつか読もうと思っていた本に挑戦。
花屋に行って春らしい草花を買い、庭に植える。
庭の夏ミカンや月桂樹などの庭木の剪定。
一日二日ぐらいは散歩を兼ねて上野の美術館や両国の江戸博も。
予定は未定?果たしてどうなるやら・・・。

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そういえば先日、古くからの友人から手紙。
最近は会っていないが、風の便りで酔っ払ってけがをしたとか。
同い年なのにかなりやんちゃな日常生活のようだ。
自分史のような出来事を「小説風」に事実とフィクションをない交ぜしたもの。
どうやら、その構想の予告編のようだ。
それにしても突然の手紙、3回も読み直した。
年をとると何か書き残したい自分のために、気持ちはわかる。
お互いにそんな年になったのかとあらためて思った。
「頑張って本編を書いてほしい」と返事した。

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話は変わるが、近所のマンションの庭先に牡丹の花が咲いた。
年に一度豪勢に咲いた!見事と言えるほど艶やか。
立ち止まって見いる人が大勢いた。

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さて、OBの皆さんはどんな連休なのでしょうか?
交通事故には出会わないように願います!

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2018年08月29日

8月29日(水)もうすぐ9月になるというのに相変わらず残暑が厳しい。先日の夜は雷!いつもなら、雷があって季節が変わっていくのだが、今年はそんな気配が見られないようだ。

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先週いつもの2ケ月に一度の4人会があった。

場所は錦糸町のライブハウス「ヒューズボックス」。
昔、この街は昔は下町の歓楽街だった。
江東地区の遊び場。浅草とは一味違った賑わいを見せている。
駅前の映画館はいまだに健在。一本、通りをを渡ると風俗街。
かつてはキャバレーが立ち並びちょっと怖いゾーンだった。
今でもその名残があって客引きに声をかけられる。
そんな裏町にこのライブハウスがある。

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今回の幹事Nさんのセッティングはナイスであった。
今夜は彼が好きなおひいきのグループのステージ。
70〜80年代のクラブミュージックのオンパレード。
今は懐かしいディスコ・サウンドが楽しめた。
昭和の良き時代。バブル全盛時に皆憑かれたようにダンス、ダンス。
(^^♪ ABBAのダンシングクイーン、ジンギスカン・・・・。
もうとっくに中年オヤジだったころを思い出す。

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実はその昔、60年代の後半に東京・渋谷にできたディスコに、
照明効果のアルバイトで参加。
その時代はアメリカで流行っていた
サイケディリックなパターンをスライド写真にして、
曲想に合わせて動かすというもの。一曲やるのに汗だくだった。

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ミラーボールやピンスポットがあり、壁面にスライドショー。
短い期間だったが音と光の洪水を浴びてとても疲れた。
その後、赤坂に「mugen」新宿に「椿ハウス」が出来て、
ディスコハウス全盛になっていったのを思い出した。
少し長く生きているとこんな思い出がよみがえってくる。

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このクラブもダンスフロアーがあって景気づけに店のママが一人踊っていた。
ユーロ・サウンドをたっぷり聞かせてもらって、
私は2ステージの終わりで帰ることにした。
ほかの3人は次のステージまで粘るそうだ・・・。

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(そういえば浅草のライブハウスにもご無沙汰しているなア)

店を一歩出ると熱気が押し寄せてきた。夜だというのに。
怪しい裏道の界隈を抜け無事に錦糸町駅に着いた。
電車のつり革につかまっていると軽い酔いのせいか、
鉄橋を渡る揺れで頭の中にさっきのディスコサウンドが聞こえていた・・・。
さすがにこれは総武線トレイン(ソウル トレイン)ナア〜ンってね。

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今回の集まりは単なる食事会ではなくタイムトラベル的でよかった。
Nさんありがとうございました、またライブに行きましょう!

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2017年07月07日

7月7日(金)北九州は未曾有の大雨災害に見舞われている。このところ異常気象が続き日本全土が亜熱帯化現象!まだ梅雨が終わらないのに今年の夏はどうなるやら・・・

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今週、2か月に一回でやっている食事会があった。

場所は浅草、神谷バーの3F和食の店だ。
もちろん、あの「電気ブラン」ががあり、ギネスビールを同時に頼む。
甘く香りがよく飲みやすいので、調子に乗って杯を重ねると、
あっという間に大酔いしてしまう危険な酒でもある。
今夜も谷中生姜(やなかしょうが)を充てに話がはずむ。
2件目はYさんのお勧めのイタリアンレストラン。
大川端(隅田川)のテラス席で夜景と夜風が心地よい。
2階席はガラガラに空いていた。
(いまさっきCMのロケが終わったばかり)
オヤジが4人もほろ酔いでくつろがせてもらった。
お茶とケーキのセットで間近にスカイツリーを観る。
浅草の夜景も様変わりかも。

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楽しい夜をセッティングして頂いたNさん有難うございました。
この4人の会は30数年来のご縁のある仲間の会。
皆さん年長者の私を立ててくれる、ありがたいことだ。
私も元気で長くこの会に出られたらと思う・・・。

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何時か読もうと思っていた超難解なSF小説
『あなたの人生の物語』ハヤカワ文庫SF。

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テッド・チャン作浅倉久志他訳、を時間かけて読んだ。
最近映画『メッセージ』が公開されファンはどんな映像化なのか話題を呼んでいる。

原作の主人公ルイーズは
世界各地に現れた異星人(ヘプタボッド)とのコンタクトに精魂を傾ける。
彼女は言語学者。
試行錯誤の果て彼らの言語は表語文字でも表意文字でもなく
表義文字であることを知る。

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人類は自分たちの認識は時間軸にそって行っているが。
この異星人は過去・現在・未来を同時認識すると云う。
運命を先に知ってしまうようだ。
そしてそれに従い命を生きるのだ。

この短編小説では主人公はまだ生まれもしない
自分の娘のイメージがカットバックしてくる。
異星人の言語理解が彼女の未来のヴィジョンを予見させるのだ。

映画ではもっとドラマチックな展開があるようだ。
(300年後の地球の未来を救う)
何せ、言語学、比較言語学や物理学の難解な用語がぎっしりと在り
いちいちそれらを調べる時間が多いにかかった。
やわな考えでこの小説を読むと、
寝しなに堅いものを食べて夢にうなされますのでご注意まで・・・。
(ただ今2度目を読んでいます!)

それにしても梅雨時。
毎日湿度が高すぎる。寝苦しい夜が続いている。

OBの皆さんも夏本番前、お身体にご留意ください。

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2017年03月22日

3月22日(水)昨日東京は桜開花宣言が出ました。今月末はちょうど見どころか?今日は朝から快晴だが、風は北風寒い一日になりそうだ。

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先週、映画に行った。

ひさしぶりのミュージカル映画、『ラ・ラ・ランド』を観る。
冒頭は画面が横広がりのサイズである1950年代はやった
あの横長の画面シネマスコープと紹介される。
『オクラホマ』『回転木馬』などハリウッド全盛時代を思い出させる。

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私の青春のミュージカル映画と言えば、
高校時代に何回も見たあのミュージカル映画の傑作『ウエストサイド物語』。
若さと新しい振付の群舞は今でも忘れない。
G・チャキリス、リチャード・ベイマー・・・。
ウエストサイドに住むアメリカの若者のエネルギーを感じた。
今でも舞台より映画の方が好きだ。

お話はLA(ロサンゼルス)名物の交通渋滞から始まる。
止まっている車からは様々な音楽が聞こえている。
やがてそこでは車を降りた若者たちの群舞が。
実に滑らかなカメラワーク、それぞれが渋滞を吹っ飛ばすように踊る!
全員が個性的にシンクロしてのダンス・ダンス。
(実際高速道路を一時閉鎖してロケしたようだ)

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どう撮ったのかなあ〜、鮮やかで分からなかった。
ドローンなのかクレーンの併用なのか・・・。

超現実から現実へ。(ミュージカル映画のジャンプ)

LAは夢追い人の街。
主人公の彼・セブは今は古典となったフリージャズ時代に憧れるピアニスト。
自分の店を持ち好きな時好きな曲を演奏する・・・。
いつも俳優を目指すがオーディションに落ち続ける彼女・ミア。
夕暮れ、LAが見下ろせる公園でのデュエット。
ワンシーンワンカットの様な長まわし、舞台と違った良さがある。

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監督はデミアン・チャぜル、前作『セッション』で息詰まる映像を見せた。
今回は過去の様々なミュージカル映画のオマージュが盛りだくさん。
F・フェリーニ、A・ヒッチコック、J・ドミー、M・スコセッシ監督らだ。

歌とダンスで現実からジャンプそしてまた夢を追う。
二人はそれぞれ目指す夢をかなえるのだが。
恋は実らなかった!?が

ここで監督はもう一つの夢の夢を見せてくれる。
「もしもあの時二人が分かれなかったら」のバージョンを用意する、
「れば」「たら」のハッピー版だ。
ミュージカル映画ならではのパラレルワールド全開なのだ!

エンドロールが始まっても誰も席を立たない。
明るくなると場内の客はほとんどが高齢者。(しかも多入り)
MGMミュージカル映画の全盛期を観た人たちかも。
少し不満を言えばもっと歌のシーンが欲しかった。

が2時間余り楽しい時を過ごすことが出来た。

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家に帰って何故かライザ・ミネリ主演の『キャバレー』のDVDを探した。

今夕は「何時もの四人会」で秋田料理を囲む予定だ。
きりたんぽ鍋が食べられるといいな・・・。 

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2017年03月01日

3月1日(水)もう3月です。あっと言う間です。年年歳歳時の速さに驚くばかり。ひな祭りも近く、春はもうそこまで来ているようだが、まだ寒い!

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この頃、日本は何かおかしい。怪しい。
例えば、幼稚園で教育勅語を教えたりしている。
戦後70年余りたってすっかりあの戦争につながるものが、
亡霊の様にたちあがってきている。
共謀罪にもその匂いがぷんぷんと漂う。
治安維持法の復活を心配する。
戦後苦難の末に手に入れた民主主義なのに。

アメリカでも同じようなことが起きているようだ。
政治は民意の代弁と言われるが、
何かが大きく変わりつつある。
日本も戦前のように右傾化の坂道を落ちなければいいのだが。
何かもやもやと黒い霧の気配が・・・。

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話は打って変わって楽しい話へ。

ここしばらく寄席で落語を聴く機会が少なくなった。
立川談志や古今亭志ん朝が亡くなって、
少し熱が冷めたのかもしれないが、
2〜3年前は地元のホール寄せで柳家小三治を聞いたのが最後。
人間国宝とやらだが噺はやはり半分以上「枕」。(本題の話の前に振る話)
客もよく心得ていてそれが面白さのひとつ。
ある時は一時間の噺を45分枕に使かったそうだ。
若かりし頃彼はナナハンのバイクで楽屋入りをしていた。
ダンディな噺家とは彼のことだった。
今じゃ前売り券もあっという間に完売!

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今、落語はまたまたブームだそうだ。
コミックやアニメになりイケメンの若手の追っかけがいる。
何せ落語は一人芝居、 一人劇場。
江戸落語は扇子と手ぬぐいだけを持ち、
複数の人物を描き分けるのだから大変な演技力だ。

小学生時代の楽しみはラジオで落語を聴くこと。
先代の志ん生、金馬、痴楽、柳喬・・・。
毎日のようにどこかでやっていた。
皆さん生粋の江戸っ子のように思えた。
特に金馬さんの滑舌(かつぜつ)の良さは気持ちが良かった。
江戸の下町のおかみさんがそこにいるように話す。

学生時代に観た日活映画『幕末太陽傳』川島雄三監督1957年では、
落語の『居残り佐平治』『お見立て』『三枚起請』『品川心中』がエピソードに盛られ、
フランキー・堺が絶妙な演技で今でもよく思い出す。

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私の父親は「江戸っ子の生まれそこない金を貯め」といいつつ、
よく遊んで自分の人生を楽しんでいた。
江戸っ子は三代続かないと本当はいけないのだが、
かれはまだ二代目であった・・・。

噺の起承転結、特に結はオチと言ったりサゲと言ったりする。
枕は起の前のエピローグだ。
客も演者もリラックスして噺に入る時間。

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私もかって授業ではマクラが長い方だったかもしれない。
たんに本論に入る前の話にならないように、
本論のキーワードを忍び込ませておく。
例えば映像の理論はいろいろ難しいれど、
授業の冒頭で最近見た夢の話をする。
そして前列の学生に「どんな夢を観ましたか?」と聞く。
それから無意識の話→創られた夢へと。

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導入部が長いとそれで終わってしまう事がある。
マクラが長かった例だ。

今は懐かしい話。お退屈様。
お後がよろしいようで・・・・。

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2016年08月24日

8月24日(水)今年の夏は日本全国異常気象!東日本は北海道まで被害が及ぶ豪雨。西はこのところ連日の酷暑。以前の様な夏らしい季節ではないようだ。

今回は野鳥写真の名人、映画専門学校の関先生の作品。
最近の力作を紹介させていただく。

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毎回、人跡未踏の様な地で、じつに孤独な撮影。
しかも長だま(望遠レンズ)を持って忍耐との闘い。
シャッターチャンスは天の恵みのように気まぐれだ。
ようやく獲物にたどり着く、それからが勝負だ。
(もちろん装備や準備に手違いは無いはずだが)

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ひたすらそれを待つ、待つ。
無限とも思われる長い時間の中の一瞬の間合い。
狙撃手のようにスポッター(計測員・・・風速、距離などをアドバイス)はいない。
無音のファインダーのなかに的の獲物がある。
長くて短い一瞬のドラマ!

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極々しなやかにシャッターを切る。
連射音が相手に気付かれぬように気を殺す。
夏なら汗が目に入る、冬ならまつ毛が凍る。
それでも獲物から目を離せない。
何故ならそれは何物にも代えがたい至福の時間!
そのために彼はここに存在するのだ。

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おそらく古代の狩猟民も同じように生きるために、
獲物たちを待っていたのかもしれない。

カメラを武器に替えてそして撮影する。
定住農耕民族になる昔の遺伝子の名残りか・・・。

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今回、関先生は猛禽類の食餌光景と言う珍しい作品。
ひな鳥に餌をやる様は絶品だ!

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美しい姿で大空を飛翔する猛禽類はそれだけで完璧!
たぐいまれなスピード、姿かたちの無駄のないフォルム。
眼力の鋭さ、やはり大空のキングだ。

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関先生何時も心のこもった作品を有難うございます!
どうぞ取材中のけがなどに気を付けてください。
無理をせず!と言いながら次回も期待してます。

・・・もしかして近い将来には野生の生き物は絶滅するかもしれない!?
遺伝子工学やロボットがその代行をするようになったら、
(映画『ブレードランナー』のように)
どんなに味気ない世の中になっているか・・・。

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近所の神社から太鼓の音が聞こえてきた。
夏の盆踊り、幸い雨にならなくて良かった。
蝉時雨もやや弱くなり、陽も短くなり始め少しずつ秋の気配が。
来週あたり大きな台風が近づいてきているようだ。

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2016年08月17日

8月17日(水)今日の東京は台風一過のピーカン照りでものすごく暑い!先週は久しぶりの墓参り、草取りで大汗をかきながら線香、花を供える。供養。

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先週の日曜日両国の江戸博に行く。
「大妖怪展〜土偶から妖怪ウオッチまで」
夏休みなの折から子供たちでいっぱい。
祖父母に連れられて。

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わたしの子供の頃もお盆になると、
お寺で地獄極楽の絵図を開帳。
閻魔さま、鬼、亡者が地獄で刑罰にさらされている様は、
不思議と、今でもはっきりと覚えている。
布教活動の一環。
生きているうちに善行を積むと極楽往生と説いていた。

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今回の展示は「百鬼夜行」「ものの怪」「幽霊画」などが中心だ。
中世の(平安〜鎌倉)のものの怪では日常大切に使われていた道具が化ける。
物を大事に使いそこに魂が宿るから供養しないとものが化ける。
水木しげるの源流にもなっているのか。
楽器の琵琶が化けている画はユーモラス!好きだ。
大量生産、大量消費の現代となっては懐かしささえ覚える。

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場内は込み合っていて、そのうえ展示物が小さいので、
観るのに一苦労。
サブテーマの土偶や妖怪ウオッチがとってつけたように展示が少なく、
子供たちは少しがっかりしたかも。

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江戸博から一歩表に出ると両国国技館。
この日は何やら格闘技の試合があるようで駅前は大混雑。
大相撲の場所中にも、こんなに込んだのは見かけない。
この日は両国駅周辺はもう一つ真夏が来たようだった。

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このお盆は日中はTVで高校野球、夜はオリンピック中継。
毎日少々寝不足かな。
今も少し身体がだるい気がする。

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先日、私が通っている書道のクラスの作品展があった。
楷書から隸書まで習っているが仲間も出来て忙しい。
度々飲み会があって和気あいあいとした集まりで楽しい。
気配りの良い幹事さん、何時も良い写真を頂ける名人がいたり、
たまたま良い仲間と出会って良かった。
ちっとも旨くならないがこのまま続けていこうと想う。

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2週間ぐらい前にTOHOの関先生から、
「野鳥写真館」のアルバムがメールで送られてきた。
今回は猛禽類の食餌写真。臨場感あふれる傑作集だ。
次回のブログでまたまたご紹介しようと思います。

OBの皆さんこのお盆はどうお過ごしですか?
熱中症や夏風邪にならないようにご留意ください・・・。

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2016年03月30日

3月30日(水)今日は朝から気温が高い。いよいよ春ですね!一昨日は雹が降ったりですが。花見や入学式、と4月は何かと慌ただしい時期。今週末は桜満開の様だ。

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突然だが、待ち焦がれた展覧会が来た!
17年も待ってしまった!
(前回は1998年 東京都庭園美術館)

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ジョルジョ・モランディ(1890〜1964 イタリア)展・「終りなき変奏」。
20世紀美術史でも注目されている画家である。(ピカソと正反対の地味さ)
何の変哲もない瓶や壺などの静物画を中心に、ただただ自己の画風を追求。
静寂と平穏な画面を淡々と、まるで中世の修道僧の様な生き方を貫いた。
イタリアの片田舎ボローニャの
薄暗いアトリエに閉じこもり特定の流派には属さず
孤立無援・孤高性を保ち続けた。

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同じ対象(瓶や壺)の作品も。
それらを少しずつ動かして描いている連作がある。
この展覧会のテーマ「終りなき変奏」である。
同じ対象を少しずらすことによって
「物たち」はそれごとに異なった表情を見せる。
微妙な光の調子、色彩、陰翳、タッチが変化していく。

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5年前の震災の影響で予定されていたこの展覧会が中止になってしまった。
仕方がないか、という気持ちと残念という感情が複雑に入り混じった。
その間、画集を買ったりして「もう当分開催は無い?!」と諦めていたのだが、
実物の絵画に出会えた喜びは大きい!

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ドキドキ、ワクワクもので
東京駅の東京ステーションギャラリーに出向いた。
駅中にしてはとても立派な美術館。

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展示は機?とセクション別にして分かりやすい。
初期はセザンヌやG・キリコの影響を受けたと云う。

グレーと乳白色・肌色の様な背景に同系色に近い静物。
良く見ると輪郭線が背景に溶け込むように震えているように見える。
細部の書き込みが凄く細かく繊細だ。
物の存在の危うさを問うているかのようだ。

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一方、水彩画では江戸時代の禅僧・画家、仙崖にも通底するような枯淡なタッチ。
単純なフォルムで形を超えた何かを表現する禅画。
物の表面に現れている形は虚であって、真ではない。
その仮象のうちに在る気配を見抜き
描いていくことに意味があると言われている。

物の存在が危うく壊れそうなくらいの瞬間ーーー。

宗教の相違なのか。
東洋は生々流転と言い(物事の移ろいのさま)
西洋は存在の意義。(神が創った堅固なもの)

G・モランディはもしかしたら、
果てしなく対象を微分して東洋的な「無」に近づき過ぎたのか?

アトリエの静物たちは充分に埃がかかるまで待たされたと云う。
そこは果てしなく孤独な時間と空間の密度が濃厚だった。

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G・モランディの言葉。
「本当に理解するためには、多くの物を見るのではなくて、
見えているものを懸命に見ることが必要だ。」

もう一度展覧会に行って(4月10日まで)
それから散りゆく桜を見ても好いなと想う・・・。

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