東放学園

TOHO会

TOHOKAI
東放学園同窓会のためのTOHO会へようこそ!
今日も絶好調

美術館

2017年03月29日

3月29日(水)今週月曜日、上野の都美術館に書展を観に行った。桜はまだだがそれなりに人が出ていた。とにかく雨上がりで寒い一日だった。

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月曜日は朝から雨だったが夕方には上がった。
このところ毎年のように書のメンバーと一緒に鑑賞。
「謙慎会」 今年も全国から8000点余りの応募。
明治・大正屈指の書家西川春洞の(堂号謙慎)所縁の歴史ある書展。

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数の多さに圧倒される、先生や知り合いの作品を探すだけで、
けっこう疲れてしまうけれど、観賞会のあと食事を兼ねて飲むのが楽しみ。
上野のお山を下ると早咲きのしだれ桜がひときわ艶やかで、
お約束のように騒がしく自撮り棒で撮影している某国の人たち。
何か妙な気分になってくる、桜・日本・・・右寄りのヒトではないが、
ここは日本の上野か!
でも少し早い花見気分もあって食事会は和気あいあいいだった。

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思うに本家の中国は簡略字体、韓国はハングル。
ちゃんとした漢字文化が残っているのは台湾と日本とは淋しい。

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硯で墨を摺る、墨の香りがする、一瞬これからの書道空間が。
ゆっくりと立ち上がる気がする、不思議な時間だ。
心が改まるし、日常から非日常へ時空間が広がる。
初筆から息を詰め一字を書きあげる。
その瞬間がたまらなく良い。

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「書は人なり」と言われている。
その人物そのものが出ていると言われている。

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文字そのものにも興味が深く在る。
文字の成り立ちや歴史を学ぶだけでも凄く深い。
この頃は「文字学」関係の書物を読むことが多い。
何にしてもその道の先達が立派な仕事をしているのに驚く。
実習はここ3年余り篆書(てんしょ)を習っている。
印鑑の文字によくつかわれている書体。
やはりこちらも奥が深い・・・。

これからも長いおつきあいになりそうだ。(グループのお仲間とも)

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先週も飲み会があった。(四人の会)

私と10歳下ぐらいの昔から付き合いのあるグループ会。
輪番制で幹事がお店を決める。

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今回は秋田出身のHさんが秋田県の由利本荘市のアンテナショップ、
居酒屋を探してくれた。
秋田料理と言えばきりたんぽ・ハタハタ・いぶりがっこ・しょっつる鍋など。
酒は詳しくはないが天寿・鳥海山などが知られている。
居酒屋がアンテナショップとは珍しい、店はあっという間に満席。
どの料理も物珍しくおいしかった。
店の構えは古民家をそのまま移設したような田舎家。
この夜は少し寒く熱燗とハタハタが最高の取り合わせだった。

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神田錦町はかつて大学の語学教室があったところだ。
(過剰定員で教室が足りなかった)
このあたりの町の雰囲気はそんなに変わっていなかった。
何せ50年以上も昔なのに。

このメンバーは気がつけば30年位のお付き合いだ。
それぞれに仕事や遊びを一緒にした仲だ。
ふた月に一度ぐらいの割合で開かれている。
現役を上がった私を呼んでくれる、嬉しい限りである。
メンバーの一人Nさんは台湾土産で故宮博物院の
「白菜」の携帯ストラップを皆にプレゼント。(夜は光る)
お気遣いありがとうございます!

これからも元気である限り出席させてください。

0329-10秋田酒場


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2016年09月21日

9月21日(水)今年の異常気候はやはり大いに変だ!台風の上陸が多すぎるし、観測史上最大の大雨!の文言が日常的に使われている。

これ以上多くの被害が日本列島に出ないように祈るだけだ。

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このところ毎日のように雨に振り込まれている。

犬の散歩もままならない、糖尿病なのだが、
長時間の散歩は嫌がるようになった。
日常生活はまずまず元気なのだが、心配ではある・・・。
毎日のようにインシュリンを注射している。
(最近の犬猫は人間と同じ病気になっているのだ)

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ともあれ、まだ映画『シン・ゴジラ』(1954年)も観にいってない。

小学生のころ浅草の映画館で観た第一作目。
ゴジラの形相も怒りの塊の様で怖くドキドキした。

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50年以上経った筈。その後は何かゆるいお子様怪獣になり下がった。
最初にに観たあの恐怖感が強烈だった。
この年にビキニ環礁での水爆実験で日本の漁船「第五福竜丸」が被爆。
戦後10年もたたない頃で広島の記憶がまだ生々しいものがあった。
ゴジラと言う存在を通して原爆-放射能汚染-生態系への影響のメッセージ。

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その後のいわゆるゴジラものは怪獣ブームに流されて、
マンガチックなアイドルの様相へと変化した。(高度成長とともに)

マア見てもいないから何とも言えないが・・・・。

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月並みだが、芸術の秋!
あのS・ダリの展覧会が国立新美術館で開かれている。
過去最大の出展とかプレス・シートにうたわれている。
シュールレアリスムの鬼才・巨人。

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『記憶の固執』-時計がダラリと溶けて木枝からぶら下がっている。
今や美術のテキストに載っているほど。
晩年の作品は何故かキンキラキンで好きではない。
やはり1920年代あたりの作品が私は好きだ。
無意識の世界の奇怪な風景に佇む少年。(ダリの少年時代か)
映画もルイス・ブニュエル監督と創った『アンダルシアの犬』が面白い。
映像と言う当時新しかったメディアを面白がっていた。
作家として勢いのあった頃の彼の作品は凄い。

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巨匠と言われた作家の晩年は若いころの自作のリメイクが多かったりする。
それなりに回顧して新しい発見をしているのだろうが・・・。

ともあれ、ちかぢか観に行こうと思う。(思い込みを捨てて)

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昨日、書店で『怒り』吉田修一著 中公文庫を買う。
もちろん映画作品はまだ見ていない。
今週末には映画館に行ってみようかと思っている。
本当に久しぶりに。でも『シン・ゴジラ』とハシゴはしないつもりだ。
ちょっと楽しみではある・・・。


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2016年08月31日

8月31日(水)迷走した台風に東日本は風水害が広がっている。

台風一過、東京は今朝から青空の真夏陽気。
今年は本当に異常気候。自然現象には無力の人間生活の危うさがまたまた見えてくる。

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先週、乃木坂の国立新美術館で開催中の、
読売書法展を観に行く。
年に何回か書道展を観に行くが今回も膨大な作品数。
日本の書道のすそ野の広さが見える。
公募展とあって審査する方も大変ご苦労だったろうに。
見る方も知り合いの作品や先生方関係者の作品に絞って観る。
もちろん沢山のレベルの高い作品を観ていると疲れる。
何時ものグループの方々と鑑賞。
「この字はなんと読むのかしら?」などなど会話の続きは、
会食・飲み会へとつながって行く。楽しい一時である。
書がご縁の気の置けない仲間との肩の凝らないお付き合い。
書を中心にそして雑談も楽しい・・・・。

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この展覧会は東京をはじめ全国を巡るようだ。

また日本の「書道文化を世界遺産に」と言う動きもある。
かな文字の発明以来日本の書道文化は目を見張る発展を遂げた。
本場中国の漢字一辺倒から日本固有の文化の創造があった。
かな文字に変換することで識字率が上がり、
難しい書籍などを皆が読めるようになったのだ。

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現在私は古代文字に興味があり白川静先生(1910〜2006)の本を読んでいる。
本場の中国にもまさると云う文字学の祖である。
5千年の歴史を持つ漢字の奥深さ。
一つの古代の字が持つ意味を神への恐れ崇拝から説く。
その時代そうであっただろうとイメージを最大限に働かす。
現在我々も、彼の編んだ辞書『字統』『字通』『字訓』は
文字学の三部作と言われている 。

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これらは版を重ねて現在もベストセラーである。
古代の甲骨文・金文から篆書へと発展していく。
文化の歴史そのものだ。(文字が化ける)

その謎を推理するには古代に関する相当な知識量と精査するイメージ力が必要。
当時の学界の異端児扱いに耐え自説を貫く勇気。

真の学者魂が彼には備わっていたように思える。

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話は変わるが今年の上半期の芥川賞が決まった。
村田 沙耶香 氏の『コンビニ人間』。
どんなものかと掲載誌『文芸春秋』を買う。

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フツーの子とは違う感性や生きがいの女子は、
フツーに生きていくためコンビニで18年間もアルバイトを続けている。
コンビニの整然としたルーチンワークが好きなのであり、
自分にあっていると思っている。
世紀の就職をせずに大学時代から始めたコンビニのアルバイト。
その彼女の生い立ちも世間からずれたものがあった。
友達のケンカをとめるためにスコップで殴りつけるという変人ぶり。
妹に、普通であるためにはいろいろ折り合いをつけて自分を出さないことと言われ、
当たり障りのない相槌を打つ会話を身に着けていく。
人間関係の深みに入らぬように、
黙々と淡々とコンビニのルーチンワークを楽しむ。
そんなある日変なコンビニの客と関係が出来てドラマは転換していく・・・・。

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読み進んでいくうちに主人公が醸し出すブラックなユーモアで笑ってしまう。

今やどの町にも必ずあるコンビニの一つの側面が映し出されている。
近ごろコンビニも品数が多くなりスーパー化しているようだ。
100円のアイスコーヒーはいれたてで旨い・・・。

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日常的なコンビニに、もしかしたら主人公の様な変種がいても不思議ではない。
人々は皆ある種の仮面をつけているが、
コンビニという当たり前な存在に「人間的ではない」存在が潜んでいる?
コミカルでデストピアなテーマは面白いと思った。
居なさそうで居るかもしれない人間、キャラクターは新しい時代のものか。

そんなに長くなく深刻な書きぶりでもなく、
芥川賞のイメージも変わりつつあると思った。

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2016年08月17日

8月17日(水)今日の東京は台風一過のピーカン照りでものすごく暑い!先週は久しぶりの墓参り、草取りで大汗をかきながら線香、花を供える。供養。

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先週の日曜日両国の江戸博に行く。
「大妖怪展〜土偶から妖怪ウオッチまで」
夏休みなの折から子供たちでいっぱい。
祖父母に連れられて。

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わたしの子供の頃もお盆になると、
お寺で地獄極楽の絵図を開帳。
閻魔さま、鬼、亡者が地獄で刑罰にさらされている様は、
不思議と、今でもはっきりと覚えている。
布教活動の一環。
生きているうちに善行を積むと極楽往生と説いていた。

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今回の展示は「百鬼夜行」「ものの怪」「幽霊画」などが中心だ。
中世の(平安〜鎌倉)のものの怪では日常大切に使われていた道具が化ける。
物を大事に使いそこに魂が宿るから供養しないとものが化ける。
水木しげるの源流にもなっているのか。
楽器の琵琶が化けている画はユーモラス!好きだ。
大量生産、大量消費の現代となっては懐かしささえ覚える。

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場内は込み合っていて、そのうえ展示物が小さいので、
観るのに一苦労。
サブテーマの土偶や妖怪ウオッチがとってつけたように展示が少なく、
子供たちは少しがっかりしたかも。

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江戸博から一歩表に出ると両国国技館。
この日は何やら格闘技の試合があるようで駅前は大混雑。
大相撲の場所中にも、こんなに込んだのは見かけない。
この日は両国駅周辺はもう一つ真夏が来たようだった。

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このお盆は日中はTVで高校野球、夜はオリンピック中継。
毎日少々寝不足かな。
今も少し身体がだるい気がする。

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先日、私が通っている書道のクラスの作品展があった。
楷書から隸書まで習っているが仲間も出来て忙しい。
度々飲み会があって和気あいあいとした集まりで楽しい。
気配りの良い幹事さん、何時も良い写真を頂ける名人がいたり、
たまたま良い仲間と出会って良かった。
ちっとも旨くならないがこのまま続けていこうと想う。

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2週間ぐらい前にTOHOの関先生から、
「野鳥写真館」のアルバムがメールで送られてきた。
今回は猛禽類の食餌写真。臨場感あふれる傑作集だ。
次回のブログでまたまたご紹介しようと思います。

OBの皆さんこのお盆はどうお過ごしですか?
熱中症や夏風邪にならないようにご留意ください・・・。

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2016年07月27日

7月27日(水)いよいよ東京も梅雨明けらしい!でも今日は気温が上がってきたら蒸し暑い。

それにしても、海外のテロ事件に日本は安全な国と思ったら
昨日障害者施設での目を覆うよなような惨劇。どうしたらこんなことが起こせるのか、理解不能な事件だ。

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昨日は夕方から四谷にある(一社)日本ポストプロダクション協会の
認定試験の総括会議があった。

初期にこの資格認定を提案した者として出席。
学校と業界の合同会議、反省や意見百出!
今年で18回が無事終了した、もうそんなにたったのか〜!
時代とともに問題の内容が変化、アナログからデジタルへ。
初期にあったフイルム関連も一問だけとなってしまった。
業界に入ったころはまだまだフイルムが盛んだった。

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それからVTR(2インチ、1インチ、4/3インチ、デジタルVTR 映像のデータ化・・・)
今やハイビジョンから4K・8Kと何処までも進化し続けている。
近年のその加速度はものすごいものがある。
東京オリンピックはウルトラハイビジョン(4K・8K)で観るのか。
技術の進歩はすざましいい者があり、
今回の試験問題も技術系ではない私にはほとんだ回答できないほど。
慰労会では障害者施設の事件も話題が出ていた。
皆一様に「凄い凄惨な事件だ!」と絶句。

それにしてもこれは戦前のナチズムに似通ったものがあると思った。
弱者を切り捨てる、邪魔者は殺せ。

何時の時代でも自分主義が正しいと思う残酷な人間がいる。
翻って見ると世界経済も同じ匂いがする。
自己の為の営利主義、下の者に還元無し、
人間の公徳心はとても薄くなっている気がする。

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民主主義のいいところは他者・多数の意見を聞くところにある。
他者は自分を映す鏡と言われている。
社会の大半は主義主張が異なっている他人との関係。
いかに折り合いをつけるかが他者理解につながる。
それが社会における本当の学習。

障害のある人々がストレスのない社会になって欲しい。

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こちら東京はもうすぐ知事選挙。
都議会を厳重にチェックして欲しい。

4年後はオリンピック、予算は膨大に膨らむ一方、
こっちの税金が湯水のようにジャブジャブ使われる。
昔ほどこの大きなイベントも意味が薄くなってきているようだ。
もうすぐリオのオリンピック。
いろいろ問題が山積、大丈夫かなと心配。
「参加することに意義がある」と言うオリンピック精神。
メダル至上主義、国がドーピングを主導、組織委員会の汚職・・・・。

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先日の日曜日、
横浜美術館に行く。メアリー・カサット展。
遠出をした甲斐があった。
19世紀末、米国で活躍した女流画家。
母親がわが子をあやす何げない日常のヒトこまが暖かく、
母性に包まれた女性目線で描かれている。(たくましく優しい)
また日本の浮世絵の影響が大きい作品もあった。
多彩な表現を持った画家だ。

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当美術館はモダンでおしゃれな佇まい。
東京の美術館とはまた違う空気が流れていた。
町の匂いがなんとなく神戸に似ているような気がした。

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今度は両国の江戸博に「大用妖怪展〜土偶から妖怪ウオッチまで」。
夏休みで子供たちが多いんかなあ!

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家の近くの神社に、
「鏝(こて)塚」の碑があった。
誰もいない雨上がりの境内はシーンと静まり返って、
蝉時雨がお見だしたように間奏するから、
緑の中に時が佇んでいるようだ。
壁塗り職人の大切な道具〜鏝。
役割を終えた鏝がその下に眠っている。

使い捨てではない人間の魂があった良き時代を偲ばせる・・・。


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2016年07月13日

7月20日(水)先々週、夕方寒気がすると思ったら体の震えが止まらなくなり、なんと40度の高熱!

2日間熱が引かず寝たきり状態、辛かった。
油断大敵、熱茫々で典型的な?夏風邪だったのだ。
それでも先週仕事で札幌出張。2日間。
そこは、蒸し暑い、梅雨明けしない東京とは別天地。
なんてカラッとしてすごしやすい陽気なのだ!

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この時期はひと月ぐらい住んでみたい気がする。
街中でも日陰に入るとヒンヤリとするぐらい。
それでも昔より気温が上がっているみたいだ。
クーラーなしの夏が今や何日か使うようだ。
温暖化が進んでいるようだ。

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米作の北限もだいぶ北に上がっていて、
ゆめぴりかなどおいしいコメが採れるようになった。
しかし北海道も人口減少をしている。
札幌都市部に集中しているようだ。
石炭や材木など資源産業が衰退。
あの北海道拓殖銀行(拓銀)が今やもうない。
(タクギン!懐かしい響き)
一部産業を除いて観光事業化している現状。

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時間があったので朝、二条市場を覗いてみると、
お約束のように中国人観光客が観光バスを連ねて、
市場の食堂で豪華な朝飯を食べていた。
我々日本人はせいぜい2、3千円ぐらいしか使わないが、
彼らは一人毛ガニ一杯(1万円位)と4、5千円の料理、お酒・・・。
北海道経済もこれで潤えばいいのかも。

仕事も無事に終わり夕方学生時代の札幌在住の友人と飲んだ。
大きな居酒屋で結構満員状態で流行っている店。
わたしたち学生時代の仲間内では「会える機会があったら無理しても会おう!」
10名の仲間が早くも6人になってしまった。
「生存確認だな!」とは笑えないジョーク。
幸いサッポロの彼は今でも高校の非常勤講師をしていて、
相変わらずすこぶる元気そうだった。
元気が何よりなのだから!

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帰京の朝、早めにホテルを出て、
バスで近代美術館に行く。
通常展示を観て回った。館内は人影も少なく快適、写真撮影もOK。
おまけに65歳以上は無料なのだ。
北海道に所縁のあるポスター展が面白かった。
もちろん地元の画家の作品もじっくり見ることが出来た。

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帰路、羽田に着いた途端に雨模様。
若し暑い梅雨が待っていた。

OBの皆さんも夏風邪にには十分ご注意を!
それにしても東京に梅雨明けはまだかな〜。

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2016年06月29日

6月29日(水)ここしばらく東京は典型的な梅雨空が続いています。湿度が高い。西は大雨だと云うのに、こちらは水源のダムが渇水状態、お天気はままならない。

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今週末からはもう7月になる。
今年ももはや半年が過ぎた!

光陰矢のごとし!年をとるほどに速く感じるのはなぜか?
レコード盤の最初の方はゆっくりと回転しているが、
終りに近づくほどに速くなる。そんな喩が合うような気がする。

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毎日が変化している筈なのだが、アッと云う間に終わってしまうようだ。

「時間とは何か?」この間TV番組でモーガン・フリーマンのMCでやっていた。
ギリシャ哲学からアウグスティヌス、現代物理学者をもってしても、
依然、明快な答えのない「時間」と言う存在。
絶対時間・相対時間・心理的時間、などなど。
わずか1時間ほどの番組ではかえって混乱を招いてしまう。
観測者の位置(光速で移動するもの)でも伸びちじみする(浦島効果)。
量子力学レベルの話でけむに巻くことが出来るのか?(存在の不確定さから推定)
時間は存在しない!それは異次元のものだからという説さえある。

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「時間とは何か。普段は知っているはずなのに問われるとわからなくなる・・・」アウグスティヌス。
なかなか寝付けない夜は睡眠薬のようにぼんやり考えることがある。

こんなことを考えるのは年金生活者のヒマ人だから・・・・。

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この頃書道展を観に行く機会が多い。
ひと頃ほどではないが相変わらず書道人口は多いようだ。
そして会派はは多数に存在すると云う。
日本は中国から来た漢字に仮名文字を加えて独自に進化してきた。
日本の書を文化遺産にという動きもあると聞く。

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韓国はハングルに移行。中国も簡略体。
だから台湾に行くと看板の旧体字に懐かしさと歴史を感じてしまう。
そこに行くたびなんだか妙な時間の緩やかな逆行が見える。

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総統も変わって台湾と中国の関係はどうなるのか。

イギリスのEU離脱が大きな波紋を投げている。
あの慎重なイギリスが目の前の感情論に支配された?
EUの大きな理念は何処に行ってしまったのか。
地続きとはいえヨーロッパは昔からいざこざが絶えないのに。

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TVを観ていたらデイトレーダーの主婦が円高のはざまの一瞬に、
何百万円を稼いだと云う・・・そんな時代でもある!

それでも、「時間」は流れていく・・・何処へ?

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2016年06月01日

6月1日(水)先週は業界関係の総会やパーティを掛け持ちしたり、書道展を2か所も観に行ったり、TOHOのOBクラス会に参加したりと大忙しでした。

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先週は二つの業界団体の総会・懇親会が同日開催。
多少のタイムラグがあったおかげで、
両方に参加することが出来た。
会場も隣同志の駅で移動もグッとタイミング。
「神宮前」から「表参道」へ、一駅歩く。
今話題の「裏原〜ウラハラ」を通り抜ける。
モダンで洒落た若者向けのショップが軒を連ねる。
その昔は道幅も狭く、しもた屋風の家並みの静かなところだった。

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(一社)日本ポストプロダクション協会の懇親会では、
JPPA AWARDS 2016の表彰があり本学のOBが受賞。
音響技術科卒の、手塚貴幸さんが映像技術部門でゴールド賞。
オメデトウ!彼も私の事を覚えていたようだ。
これからも業界で良い作品を沢山創ってください。
2、3の業界団体の親睦会に呼ばれると、
必ずTOHOのOBさんとお話しする機会が多い。
そしていつの間にかエラクなられている。
時代は確かに変わっているのだと実感する。
こちらが年をとった分、時間は公平に流れているようだ。

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週末、台東区根岸の書道博物館に行く。
(昭和11年洋画家・書家の中村不折によってつくられた)

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『「臨書」の世界』展も最終日前日、
意外と空いていてじっくり鑑賞できた。
中国はもちろん江戸時代の書家の名品。
臨書によって大家は大家を知る。
王羲之、顔真卿の臨書を中心に、
呉昌碩、巻菱湖、頼山陽、良寛・・・多彩な顔触れ。
あっと言う間に閉館間際になってしまった。
大忙しで書のタイムトラベルをしてみた。

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表に出ると目の前に根岸・子規庵(正岡子規)があり、
夏目漱石の顔写真のポスターが目に飛び込んできた。
根岸の里はかつて文人たちが多く住んでいたのだ。
折から谷根千巡りのおばちゃんたちに遭遇。
「この辺に林家三平の家があるのよ?!」
(書道博物館の真裏がそこだ!)
聞かれなかったので教えなかった。ゴメンネ。

JR「鴬谷」から「新橋」に移動。
TOHO・OBの同期の集まりに向かう。
洋風居酒屋で延々4時間も歓談!(皆時間を忘れたようだ)
参加の半数3人は放送業界の現役、多忙の様だ。
健康の話、仕事の話、同期の連中の話題・・・。
2年振りの集まりは話が尽きない。
幹事の川口(旧姓大平さん)さん、上村、原、長谷、細田、吉川さん。
皆元気そうで良かった!
再会を期して一次会で私は帰った。

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六月になった。
もうすぐ梅雨入り。紫陽花が花をつける季節が来た。
わたしの好みでいえば額紫陽花の端正な佇まいが良い。
今年の梅雨はどんな具合かな・・・・。

雨が降る日はミステリーを読む。
今話題の北欧ミステリー、アイスランドの作家アーナルデュル・インドリダソン。
第三作が出た 『声』 を先日購入。
(どこぞの知事とはちがってもちろん自前)
書籍代もばかにならない年金生活者だけれども・・・。

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2016年05月18日

5月18日(水)今日は朝から、ひさしぶりの5月らしい好天気、カラッと気持ちが良い。沖縄地方は梅雨入り、被災地、九州には長雨が無いように祈ります。

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わたしは東京の「地方人」〜田舎者〜です。

いまだに渋谷、麻布、六本木、など詳しくは知らないし、
用事でもなければいかないのだ。
なので、これだけ長く住んでいるのに
原宿のあの店は良いよ、といわれても何も解らない。

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少年期は浅草が世界の中心地だと思っていた。
確かにその頃の浅草は日曜日には仲見世、新仲見世、浅草寺、
その界隈では何か所も迷子案内所があったほどだ。
新仲見世は肩がぶつかるほど、ヒト・ヒトの大混雑。
浅草六区の映画館は沢山あり何時も満員盛況だった。
浅草寺境内では怪しげな香具師が
寅さんの様な口上でいかがわしいものを売っていた。
永く見ていると「子供は帰えんな!」と叱られた。
同じ口上を覚えて真似るからだ。(迷惑小僧)

粋の良い啖呵売(たんかばい)。
今でも時々その口調が出てしまって、苦笑してしまう。

俗に言うべランメェ、早口でポンポンとまくし立てる。
その上「ひ」と「し」が反転。
「しがし(東)の空に、しこうき(飛行機)がしゃっき(百機)」なのだ。
今でもパソコンの変換を間違えることがあるHAHA!
小学校では名前を「よしひこ」と呼ばれなくって「よししこ」だった。

神田駿河台に友人がいるがこれがまた微妙に言葉が違う。
同じく下町とは言え言葉遣いが上品なのだ。

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先日、神保町、駿河台辺りを散歩。
三省堂に本を買いに行ったのだ。古本屋街は健在のようだ。
少し坂を登ると駿河台の丘に至る♪白雲なびく駿河台・・・。
明治大学がきれいな、モダンな佇まいで聳える。
学生時代は自分の学食より定食が美味しく良く行ったものだ。
その頃は古い建物でなんとも言えず味があった。

この地はその昔、大名、旗本の屋敷があったそうだ。
大久保彦左衛門も住んでいたらしい。
いまは予備校、病院が建っている。BSの放送局まである。

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先週末、地元の公園で薔薇展があった。
「5月の薔薇」が青空をバックに艶やかに咲き誇っていた。
ここで赤いバラを一鉢買う、良い匂いだ!

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日曜日の朝は時間のある限りNHKの『日曜美術館』を観ている。
なんと今週は「G・モランディ〜埃(ほこり)まで描いた画家」。

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今や世界でもファンが多いといわれている作家だ。
彼の作品が好きでこの番組を懸命に観てしまった。
学芸員は実物大の模型を創り明かりの具合を実験。
モランディは光と影と乳白色が命。
それに静物を僅かに動かす位置取。
評論家の先生たちも一点凝視のスタイルから、
東洋的な禅のようなところに彼の魅力があると云っていた。
しかしこの番組も長寿だ。
もう何代もアナウンサーや解説者が交代している。

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ただ今のところ美術系の番組はこれと
テレビ東京系の『美の巨人たち』、BS4『ぶらぶら美術館・博物館』。
録画して観ることが多い、当たり外れももちろんある。
でもやはり絵画は本物を観るにしかずなのだ。

「美術館には好きな作品をたまたま預けてある」のだから!

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2016年04月06日

4月6日(水)今日は昨日とは打って変わって暖かな春の日。暖かくなって身体が楽だ。今東京の桜は満開、今年は寒い日があって花が持ちそうな様子、嬉しい!

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最近は桜の名所には近づかないで花見をしている。

まして夜桜宴会は好きではない。
人ごみ、花冷えと酒、バーべキューの匂いや煙が嫌だ。
それに元々アウトドア派ではないので尚更である。
寒さに震えながらの花見も一興なのか?
ヒトそれぞれではあるが流派の違いはしょうがない。

そんな訳で散歩がてらに近所の桜を観に行った。
今年もあっという間に満開になった。

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そしてこの界隈には珍しい「黄桜」をしばし立ち止って鑑賞。
小さな公園の片隅にただ一本だけソメイヨシノに混ざって、
ひっそりと咲いていた。
(淡く黄色みがかった花を咲かせるサトザクラの一種)
今や黄桜と云えば日本酒のメーカーの代名詞で有名。
そう云えばこの花の色は日本酒の色の様だ。

何気なく街の片隅や小さな公園にひっそりと佇んでいる様が好きだ。
今や上の公園を始め桜ツアーが外国人観光客の目玉だそうだ。

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久しぶりに両国の江戸東京博物館にいく。
目玉はレオナルド・ダ・ヴィンチの「糸巻きの聖母」
平日にもかかわらず満員。
ここでも中国人観光客が大挙して賑わっていた。

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その日の夕方には六本木で鈴木ベル先生たちとの夕食会。
今や20名以上いたこの会も鬼籍に入られた先輩たちも多く、
今回は8名の参加。
皆さんには若い時からずいぶんお世話になった。
一世代前の先輩たちは今でも健在で料理も残さない。
皆さん淡々として悠然とご自分の人生を楽しまれているご様子。
さすがである!見習わせていただくことがまだまだ多い!
この頃は2次会もなく8時過ぎにはお開きとなった。
先輩がた何時までもお元気で、キミもね!と何時もの言葉。
年に一度だけど続いて欲しい集まりなのだ。

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先週犬と河川敷を散歩していたら、
何やら釣り人達が一か所に集まって来た。
どうやら大物がかかったようだ。
4〜50センチ以上はある鯉!
デカイ!!メスらしく腹が丸まると大きい。
あんな細い竿でよく釣りあげられたものだと感心する。
先週もっとでかいのがこの上流で掛ったそうだ。
どうりでこの河岸にはひとりで
釣竿を何本も垂らした釣り人が多いはずだ。

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子供の頃父親とよく釣りをしたことを思い出す。
「釣りは気長そうに見えて実はいつもドキドキして、実は短気かもな」
と父は言っていたが、亡くなる前まで釣りを楽しんでいたようだった。
久しぶりに父との思い出に浸っていた。

その鯉はしばらくして釣り人がリリースしていた。
「立派な鯉を生んでくれよ」との声を後にして。
彼女は川に戻って行った・・・・。

隠居者らしいのんびりとした日であった。

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