東放学園

TOHO会

TOHOKAI
東放学園同窓会のためのTOHO会へようこそ!
今日も絶好調

東京

2019年11月20日

11月20日(水)ようやく秋らしくなったと思ったら、もうすぐ12月。年年歳歳、毎年が加速的に早くなっていく。この頃はなんだかんだと用事があり少ししんどい日々が続いています。

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今日は二の酉、近くの神社を通りながらその準備を見た。
今日は帰りが遅くなりそうなので酉の市に間に合わないかも。
屋台も熊手も早くからスタンバっていた。

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先週は六本木の国立新美術館に日展を観に行った。
一日では見られないほどの作品数。
なので今回は「書」の会場だけにした。

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日本中のアーティストが技を競う年一回の展覧会。
入選作や特選の緊張感あふれる作品が展示。
プロの作品が所狭しと並んで壮観である。

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やはり特選作は並の入賞作品とは何かが違うようだ。
ざっと見て回っても優に三時間でも足りない。
面白かったが、目も足も疲れた・・・。
芸術は疲れるのだ。

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少しホッとしたくて、少し離れているが
同じく六本木の泉屋博古館に。
中国古代文字「金文」展を観に行く。

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スウェーデン大使館の前にひっそりとした佇まいの館。
日本ではめったにお目に掛かれない中国古代の青銅器。
その内側に鋳込まれた古代文字そのつくられ方は一家相伝。

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それらしきものは復元されたようだが未だに謎のようだ。
紀元前10〜11世紀 西周時代の作品が多い。
象形文字から篆書に至る間の文字。
青銅器に鋳込まれた文字なので「金文」。
文字は時代時代で変化しながら伝わっている。
古代人の想いがそれらから立ち上がってくるようだ。

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それにしてもこの頃はますます小さな文字が苦手だ。
なので思い切ってショップでモノクル(単眼鏡)を買う。
これがなかなかよく見えるのだ。ちょいと値段は高かったが、
これからはますますこれにお世話になります。

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それにしてもこの泉屋博古館は、小さな雰囲気のある美術館。
来年改修工事になるので1年間は寂しいかなァ。

ヒマな高齢者は今年も芸術の秋を楽しんでいる・・・。

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2019年08月21日

8月21日(水)近頃ますます異常気候が激しさを増してきた。35度越えの暑さは当たり前?TVの高校野球を観ていたら、にわかに夕立慌てて洗濯物を取り込んだ。こんな天気が多い。

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お盆休みも過ぎ久しぶりに赤坂に出勤。

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都心赤坂はやはり暑さがすごい、飲食店の室外機が唸りぱなし。
インバウンドの旅行者向けの小さなホテルの工事があちこちでやっている。
50年前にはあちこちに黒板塀の料亭が点在している
風情ある静かなところだった。

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街もやはり生き物のように絶えず変化している。
この地の放送局にお世話になっていた頃は飲食店はごくわずか。
昼食はたいがい局の食堂、ろくしょく(6階の社員食堂)で
済ませていたものだ。

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時が経ちご縁は続いてやはり赤坂に通っている。つくづく不思議と思う。
近頃は昼時は通りは人人で溢れかえり、
ランチ難民が出るくらいどの店も満員盛況。
今日は喫茶店でホットサンドとコーヒーでランチは終了。
ここはタバコの吸える喫茶店なのでいつも満員。
(喫煙族のたまり場、昔ながらの純喫茶)

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お盆の頃はプールと高校野球のTV中継を楽しんだ。
今年はご近所の関東一高がいいところまで行ったのが嬉しい。
高校は荒川縁近くにあり私の散歩コース。たまにそばを通るからね。

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そういえば先週末は地域の夏まつりがあった。
この頃になるといつももうじき秋が来るとの気配がする。
祭りもこの頃は初志高齢化で子供の声が少なくなっている。
昼下がり神輿のある詰め所は無人だった・・・。

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涼しい秋が待ち遠しいこの頃だが、
9月21日(土)は盛岡でTOHO会が開催される予定。
久しぶりにサウンドウオーク。(音響のランドスケープ。音源をめぐる散策)
参加させていただく予定です。不来方(こずかた)城跡も行ってみたい。
『不来方の お城の草に寝ころびて 空に吸われし 十五の心』石川啄木

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たくさんのOBの皆さんに会いたいと思っています!

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2019年07月31日

7月30日(水)突然のように夏が来た!そして猛暑。北から南まで天気図は真赤。これからひと月あまり何とかして乗り切らねば!

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今日は水曜日、赤坂に出勤だ。

帽子をかぶり、シャツに冷却材を吹き付けて表に。
バス停まで保冷効果がありひんやりと涼しい。
近頃通勤時間ではないのにバスは年配者で混んでいる。
ほとんどの年配者(70歳以上)は一年間1000円のパス定期券を使用。
東京都はこの点高齢者に優しい?でもバスは混んでいる。(ひと駅でも使う)
いずれ明日は我が身になるかもしれないと思う。

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バスからJR線に乗るが、夏休みとあって子供たちのサークル団体で満員。
今日は赤坂につくまで座ることができなかった。残念。
家から一時間余りの通勤、なんとか会社についた!
会社は涼しく生き返った。

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前回のブログで紹介した中国のSF小説『三体』読了。
すごく売れているそうだ!
全体が三部作構成なので第一部を楽しく読ませてもらった。
(予想とおり異星人とのコンタクトや終末観、宇宙観などなどエンタメ度満載)
堅苦しく統制されている中国から、こんなイメージ豊かなSFが生まれていたとは。
次作にも期待したいと思って居ます。

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先週は久しぶりの「四人会」。浅草、墨田川縁・吾妻橋そばの「うな鐡」。
この日はオツマミのウナギせんべい(ウナギの骨のから揚げ)がうまかった。
目の前の墨田川は暗くなると、屋形船の往来でにぎやか。
暗い水面に船の灯りがともって、中での宴会の様子が見える。
会もお開きになって、表に出るとやはり多くの外国人観光客。
雷門仲見世から流れてきたようだ。
思うに我が幼き日の地元が、様変わりしているのがよくわかる。
少し前までは、閑古鳥理が鳴くぐらい錆びれかけていたこの街が・・・。
街はやはり、生き物のように様変わりするものかと思う。

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今週はマイクル・コナリー著『訣別』古沢嘉通訳 講談社文庫を読んでいる。
ヒエロニムス・“ハリー”・ボッシュという名の刑事物語シリーズ。
1992年『ナイトホークス』以来、欠かさず読んでいる警察小説シリーズ。
もう20作ぐらいの翻訳を重ね、
20年以上続いているアメリカ刑事ものの傑作シリーズ。
年一回のペースで翻訳され、中世画家と同じの名前の主人公に共感を持つ一人。
今や70歳近い年になった主人公、ハリウッド署を辞めラテン系の街の警察署に
非常勤刑事としてコールドケース(未解決事件)担当に再就職。
もう一つの肩書は私立探偵。
物語は二つの事件を交互にカットバック。

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読者の私は、なぜか主人公とともに年を重ねてきたように思える。
こんなにキツイ仕事ではないがそれなりに共感を覚えるのだ。

物語は、さてそろそろ下巻佳境に入るが、
アイスクリームでも食べて一休み・・・・。

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2019年06月05日

6月5日(水)あの夏のような暑さの5月の一時が終って、いよいよこれから梅雨入り、庭の紫陽花がいつの間にか色を変えていた。梅雨空にと映えるその不思議なたたずまい。

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5月の最終金曜日、31日は業界団体の総会ラッシュだった。

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自分が役員や顧問になっている協会の年度末の年中行事。
午後から表参道のホテルや原宿の東郷記念館を往復。
東郷記念館は原宿の駅から竹下通りを通るのが最短。

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竹下通りは相変わらずの大混雑、人の波を縫うように急ぎ足で抜ける。
それにしても外国人が年々多くなっている。
私のような年配者が歩き回る場所ではない。
妙な違和感と気持ち悪さが残るのは気のせいか?
その盛り場を隔てて東郷神社が森閑としてたたずむ。
本当にシュールな組み合わせでもある。

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そこから裏原(原宿の裏通り・通称ウラハラ)を通り表参道へ。
ここも若い人で溢れていた(ついこないだまで閑静な仕舞屋街)
総会・記念パーティ、懇親会も無事終了、帰路の電車ではほっとして居眠り。
年のせいか苛酷な一日だったかも・・・。

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また、先日恒例の「四人の会」が浅草であった。
2か月ぶりにみんなと会ったが現役バリバリで忙しそう。
浅草は神谷バーで「電気ブラン」を少し頂く。
2Fは少し落ち着いた雰囲気で良いと思う。(1Fも大衆的でいいが少し騒がしい)

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近況報告や雑談で2時間経過。珍しく吾妻橋の川沿いのバーへ。
墨田川を見下ろして川風に吹かれ一杯、洒落た2次会となった。

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還暦過ぎのオジサンたちは会社の役員や社長、御偉いさんばかり。
川面には屋形船が浮かび灯が揺れる。30年物付き合いだが皆の若い頃がふっとよぎる。
私もみんなに教え教えられして今がある・・・一瞬、良い一日だなと想う。

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この頃はなるべく「日々是好日」でありたいと感じているのだ・・・・

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2018年11月07日

11月7日(水)やっと秋が深まりました。銀杏並木を歩くと踏まれた銀杏の匂いが強烈。それも秋の情緒、風物詩。ここ2、3日暖かいので油断したら風邪をひきそうです。

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今週初めインフルの予防注射を打ちに行く。
夕方の病院は子供たちも多くいて混んでいた。
以前インフルに掛かりひどい目にあったので今年は早めにだ。
私の年代は割引になっていた、何故かうれしい。
帰り道を歩いていたら道端でおじいさんおばあさんたちが、
しゃがんで銀杏を拾っていたビニールの袋一杯に黄色の実。
独特の匂いが秋の深まりを感じた。

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匂いと言えば先日、神田神保町で古書市が開かれた。
毎年この季節の風物詩でもある。

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今回は夕方に古本街をブラブラ。割と小さな縁台が百店以上出ていた。
今年は新刊本(多少割引の)縁台も出され、スズラン通りは縁日のよう。
どこか神社の宵宮の風情が漂って新しい市の賑わいだ。
そしていつものように古本の縁台からは古書の匂いがした。
独特の懐かしい匂いだ。図書館でもそんな匂いのする時がある。
特にフロアーの奥にある人文科学のあたりに漂っている。
(あまり閲覧者が少ない場所のせいなのか)

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そういえば先日、図書館近くの公園で蔵書の無料リリースがあった。
5冊まで自由に持ち帰りOKということで、たまたまあった能と書の本をいただいた。
最近は図書館も蔵書でいっぱいの様子、何冊もダブっていたり、寄贈が多かったりで、
その整理を兼ねての無料配布なのかもしれない。
紙の本がすぐに無くならないと思うが私はデジタル本は馴染まない。
電車の中でスマホやタブレットでコミックや小説を読んでいる。
こんな読書も当たり前になるのかな?チト悲しい・・・。

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美術の秋でもある!
上野のお山もフェルメールやムンクで大混雑しているようだ。
特にフェルメールはネットで入場時間を予約、それでも大盛況。
ここ20年ぐらいで急にフェルメール ファンが多くなったような気がする。
伊藤若冲と同じような気がする。
私もかなり前からフェルメールが好きで何冊も画集をもっている。

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光と色彩の魔術師、オランダの絶頂期にあったころの風俗画。
オランダの絶頂期の市井の生活が活写されている。

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当時発明されたカメラの暗箱の映像を使ったともいわれる。
特に室内の光と影、実物を超えたモノの存在感は見るごとに深くなる。
あのレンブラントの光とは違う物静かで優しい佇まい。
また彼の誕生地フランドルの街を描いた作品は実によい空気感に癒される。

今年中にこの展覧会に行きたいとおもっている。

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また東京都美術館では北欧からムンクがやってきた。
陰鬱な北欧の気候を象徴するように鬱屈とした色彩とフォルム。
彼は本当の精神を病まなかったのは絵画表現に行き場を見つけたからだ。
くねくねと曲がる輪郭線、暗い色彩表現。

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長く長く続く冬期は太陽光は少ない、明るい思慮も沈み込む。
まさにその風土が生んだ画家なのかもしれない。

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まだ二つとも観に行っていないがいづれ・・・。

今年も秋は何かと忙しくなっているのだ!

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2018年10月31日

10月31日(水)このところ晴天続きで秋めいてきた、今日はハロウィンのようだ。はしゃぎすぎの東京・渋谷は今夜も悪場所になるのか!?

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このところ秋晴れが続いて散歩には絶好。

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先日は荒川の下流(中川)にある競艇場まで歩いた。
そこそこの人出、場外の飲食店から煮込みの匂いが漂う。
店内はボートレースファンで賑わっている。

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賭け事はやらないがモーターボートが水面を跳ねる画は好きだ。
対面の土手からは無料で見られる、豪快なエンジン音。
コーナーでの鮮やかなハンドルさばきが見ることができる。
魚のエイのような船底を見せ一瞬空に舞う。
すごいスピードと轟音、周回は2回の勝負。
この頃TVCMで競艇(ボートレース)が多くみられ、
公営ギャンブルも昔ほど賑わっていないようだ。
でも最寄りの駅から無料の送迎バスが今でも出ている。

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以前犬が元気な時にはこの辺りまでよく散歩。
土手にチョコンと座り首を傾げレースを見ていた。
そのことを思い出すとなんだか泣けてくる。
そんな今は亡きペットを偲ぶコミックを先日読んだ。

『犬を飼う、そして猫を飼う』谷口ジロー著

とてもやさしいタッチの画風で心が和む。
このコミックでも愛犬の亡きあと知らず知らず、
散歩は同じ道をたどっているのに気づきハッとする。
この本でも飼い始めから看取りまでの時間が描かれている。
お互いしゃべらなくても心が通じるような間柄。
言葉ががないだけにお互いを注意深く観察する。
そして自分より早く逝ってしまう。

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生き物を飼う覚悟はできていたがやはりその後は、
2年も経つのにいわゆるペット・ロスが襲ってくる。

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知らず知らず同じ道を歩くとそばに犬がいるような錯覚がある。
もう私も歳だし悲しい思いをしたくないのでペットショップはパス。

秋が深まるといろいろなことが思い出されてくるようだ・・・。

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2018年10月10日

10月10日(水)今年の秋は地震や台風夏の猛暑で秋らしい季節感がないままに過ぎていく。気が付けばもう10月半ば。これから毎年こんな調子では体がもたないかも。

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関東各地の海が近い公園の草木が立ち枯れている。
塩害のようだ。我が家の植木も草花もやられた。
台風25号の強い潮風をまともに受けていた。
立木は風の反面だけ葉っぱが枯れて庭掃除が大変。
東京湾の河口からはかなり離れているのに、
今更自然の脅威はすごいものだと思った。

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あと20年ぐらいで気温が2度上昇するというが、
生態系だけでなく様々な影響が出てきて完全な亜熱帯化。
現在の東南アジアの気候になるなんて想像がつかない。
そのうち赤や青の熱帯魚が東京湾を泳いでいたりして。
今日は庭のバナナで朝食だなんて、笑えないかも。

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昨日今日はなぜか夏日で蚊が元気になって刺されてしまった。
庭の秋の虫も今年最後のか細い鳴き声。

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でも昆虫は様々な形で長く生き延びている。
「昆虫すごいぜ!」(Eテレ:香川照之)に共感!
今年も何本か見てしまった。昆虫好きの大人は意外と多い。
少年の頃、捕虫網を振り回していた夏休み。
私は特に蝶の鱗粉の手触りやにおいが思い出される。

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『バカの壁』の解剖学者 養老孟司、『動的平衡』の福岡伸一は昆虫フリーク。
昆虫の複雑で多様に進化しているさまは不思議そのものだ。
きっと神様が熱中してデザインしたのかも知れないほど美しい。
あんなに熱中していた虫取り熱もいつしか消え、
探偵小説や映画、絵画と変わっていった。
今更オニヤンマと一日中空中戦をしていた頃が懐かしくなる。

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「生命とは何か。生命をモノとして見ればミクロな部品の集合体にすぎない。
しかし、生命を現象ととして捉えると、それは動的な平衡となる。・・・・
(中略)
水の流れには不思議な秩序がある。ねじれのようでもあり、
らせんのようでもある。
少しずつ形を変えつつ、ある種の平衡を保っている。
しかも二度と同じ水ではない。
しかし流れは常にそこにある。・・・・」新版『動的平衡2』小学館新書

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鴨長明の『方丈記』のような無常観。
生々流転のなかにそのカタチで生きていること。
川の水は常に変わるが「川」そのものの概念は変わらない。
形ある生命も同じと言えるようだ。

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概略外見は昨日と同じようだが、
中身の何十兆の細胞は日に日に生成死滅している。
凄まじい内側が変化しているのに外見はそんなに変わらない。

変化をしているがバランスを崩さないほど、巧みに恒常性を保っている。
生き物の生命は、その危うい平衡バランスに保たれているという。
時代時代で変わっていく「ことば」にも似ている。

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読書の秋、夜長に福岡さんの本でも読みなおそうか・・・。

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2018年09月26日

9月26日(水)なんともはっきりしない天気が続いています。今日は朝から寒いぐらい!上着を着て丁度良いくらい、秋らしい天気が続かない。また台風が来ているようだ。

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赤坂は昔からお世話になっている街だが、
特に飲食店の出入りがが激しい。
昼時はランチ難民が出るほどの混雑ぶりだが、
夜になると表情は一変する居酒屋、料理屋、今はやりのバル・・・。

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この頃はあまり夜は徘徊しないが半年足らずで店が変わる。
赤坂は家賃が特別に高く、よほどの繁盛店しか持ち堪えられないようだ。
そのためか日中いつもどこかで工事をしている。
私がお世話になっている事務所の前のビルも建て替え工事中。
何やらホテルになるようだ。オリンピックを見込んでか?

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今日の昼食は喫茶店で済ますことにした。
とても古い店で純喫茶。コーヒーがうまい。
今日はモカブレンドが出た。ほど良い酸味で美味し!
ランチはここの名物。
裏メニュー「海苔トースト」で軽く済ませたが、
このメニューは昔から芸者さんの軽食に作られたようだ。
いまもすぐそばに見番(芸者さんがいる店・事務所)があるが、
赤坂の見番はビルの中に入っているつや消しかな。

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浅草はまだ一戸建てで風情ああった。
中学校の友達がそのあたりで餅菓子屋をやっている。
彼が言うには「この頃芸子さんは英語を勉強している」と。
「今は向島が一番芸者さんがいる見番だよ」とも。
春の花見時は2,30人の芸者さんで墨田川縁は華やいでいる。
花柳界、普段縁のない世界だが何故かしら少し心が浮く。

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神楽坂の知人も自分の代で料亭をたたんだ。今はマンションオーナー。
風情があるものがいつの間にか減って、昭和は遠くなりにけりだが寂しい。

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そして平成の世も終わろうとしている・・・。

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先週は中秋の満月を我が家のベランダから観賞。
薄曇りではあったが雲間からの月もいいものだ。
その日の日中に近所の花農家からコスモスなどを買って植えた。
薄暗い庭にピンクのコスモスがかすかに揺れていた。

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散歩の道すがら、今年も彼岸花に出会った。
いつも丁度秋のお彼岸に合わせたように咲く奇妙な華。
どんなに気候が不順でもきっかりと時をたがえず咲く。
いまはもういない我が家の愛犬とこの華を見ていた。
いまは懐かしい思い出になってしまった・・・。

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秋らしい青空はあまり見ないが季節の花はやはり咲いている。
自分の年齢に相応しい穏やかな秋の花々に今年も出会った喜び。
近頃は年齢相応に?体のあちこちが痛んできているがまあまあ健康かな?

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「それぞれの秋」というがOBの皆さんはいかがでしょうか・・・。

今週末に開催の長野TOHO会、まずまずの参加予定者数の様子。
当日飛び入りも大歓迎?!とか。

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私も参加させていただきますのでよろしくです。

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2018年08月29日

8月29日(水)もうすぐ9月になるというのに相変わらず残暑が厳しい。先日の夜は雷!いつもなら、雷があって季節が変わっていくのだが、今年はそんな気配が見られないようだ。

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先週いつもの2ケ月に一度の4人会があった。

場所は錦糸町のライブハウス「ヒューズボックス」。
昔、この街は昔は下町の歓楽街だった。
江東地区の遊び場。浅草とは一味違った賑わいを見せている。
駅前の映画館はいまだに健在。一本、通りをを渡ると風俗街。
かつてはキャバレーが立ち並びちょっと怖いゾーンだった。
今でもその名残があって客引きに声をかけられる。
そんな裏町にこのライブハウスがある。

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今回の幹事Nさんのセッティングはナイスであった。
今夜は彼が好きなおひいきのグループのステージ。
70〜80年代のクラブミュージックのオンパレード。
今は懐かしいディスコ・サウンドが楽しめた。
昭和の良き時代。バブル全盛時に皆憑かれたようにダンス、ダンス。
(^^♪ ABBAのダンシングクイーン、ジンギスカン・・・・。
もうとっくに中年オヤジだったころを思い出す。

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実はその昔、60年代の後半に東京・渋谷にできたディスコに、
照明効果のアルバイトで参加。
その時代はアメリカで流行っていた
サイケディリックなパターンをスライド写真にして、
曲想に合わせて動かすというもの。一曲やるのに汗だくだった。

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ミラーボールやピンスポットがあり、壁面にスライドショー。
短い期間だったが音と光の洪水を浴びてとても疲れた。
その後、赤坂に「mugen」新宿に「椿ハウス」が出来て、
ディスコハウス全盛になっていったのを思い出した。
少し長く生きているとこんな思い出がよみがえってくる。

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このクラブもダンスフロアーがあって景気づけに店のママが一人踊っていた。
ユーロ・サウンドをたっぷり聞かせてもらって、
私は2ステージの終わりで帰ることにした。
ほかの3人は次のステージまで粘るそうだ・・・。

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(そういえば浅草のライブハウスにもご無沙汰しているなア)

店を一歩出ると熱気が押し寄せてきた。夜だというのに。
怪しい裏道の界隈を抜け無事に錦糸町駅に着いた。
電車のつり革につかまっていると軽い酔いのせいか、
鉄橋を渡る揺れで頭の中にさっきのディスコサウンドが聞こえていた・・・。
さすがにこれは総武線トレイン(ソウル トレイン)ナア〜ンってね。

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今回の集まりは単なる食事会ではなくタイムトラベル的でよかった。
Nさんありがとうございました、またライブに行きましょう!

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2018年08月22日

8月22日(水)先週末は涼しい日があってホッと一息ついたのもつかの間。今週はまた酷暑が。暑さ寒さも彼岸までというがまだ8月。今週はアベック台風で残暑がぶり返しています。

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涼しい日が続いた先週末、旧江戸川の篠崎水門に行く。

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ママチャリでいこうと思ったが、家の近くからバスが出ているので
楽して小さな旅(30分ほどの)を楽しむ。
運転手は若い女性。水門の付近の駅を聞いて確認。(ご親切ありがとう!)
終点近くの駅で降りて目の前の土手を上ると、
水門が見えた、正式名称は江戸川水閘門。
戦前(昭和18年)にできたようだ。

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春先は花見の名所土手沿いにサクラが満開で風情溢れるところ。
今日はその土手沿いにバイクが何台も走っていた。
一方、歩きの私は江戸川を渡る涼しい風に任せてブラブラ。
お目当ての水門。間近で見ると築75年のなんとも言えない風情。
現在でも洪水対策としての役割を果たしている。
それゆえ「遺構」ではなく古い建造物なのだ。
なぜか私は「水門」が好きなのである。ダムより水門。
水を制する者は国を制する。中国の諺か。
我が家の一帯はほぼゼロメートル地帯。何本もの放水路がある。
江戸時代から川の氾濫との戦いがあったのだ。

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そんな歴史を考えなくても川の要所要所に水門が唐突にある。
その役割よりも佇まいが様々でそれぞれの格好が好きだ。
江戸川は利根川の分流として江戸時代(文字通り)に河川となったらしい。
数百年前に大規模な治水工事があったのはすごいことだ。
そうして江戸の町は繁栄していったようだ。

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家の近くの資料館でそのころの地図を見た。
側書きに『・・・時間と空間の奥深い世界に心開けば、
地図に描かれた線は単なる線ではなく脈々として脈打つ。
人と大地とのたたかいの鼓動を一身に集めた、実に
重い意味を持った線として映ったはずである』
(水の文化史 外山和子より)

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そうして地図の境界線は絶えず変化している地球規模でなくても、
日本の都市は埋め立て拡大の歴史かもしれない。
「ブラタモリ」でよく取り上げられているが。

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とにかくいつも気になっていた篠崎水門をじっくりと堪能した。
黒っぽくなってしまった昭和・戦前のコンクリートの質感、風情あり。

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真夏の川辺の昼下がり。人影皆無蝉しぐれの中。南無唯一存なんてね・・・。

家に帰ると早速、高校野球観戦タイセイに入った。
世間はお盆休み。ヒマ爺の何でもない日常でした!

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