2019年07月24日
7月24日(水)長かった今年の梅雨も明けて、こんどは暑さとの我慢比べ体調管理をせねば!亜熱帯気候化している日本の気象状況、健康ファーストで乗り切ろうと思う。

参議院の選挙も終わり保守政権は一応安泰?
その分析もそこそこに吉本興業の問題噴出。
TVジャーナリズムは朝から晩まで一日中盛り上がっている。
より面白く身近な話題にシフトしてしまうTVメディアの宿命。
政治よりも芸能ネタのほうが分かりやすいからなのだろう。

そういえば、もう学校はとっくに夏季休暇に入った。
7、8年通っているD大の書道講座も休み。先日合評会があり前期終了。
受講生や先生から「素朴で味のある字体」とうれしい評価を頂いた。

始めは「金文篇」、「字統」、「五体篆書辞典」
などなどで描きたい文字を探す。(いつも悪戦苦闘)
今回は北宋の詩人 蘚舜欽の夏の詩文を題材に選んだ。
「別院深深夏筵清/石榴開遍透簾明・・・・」
(静かな昼下がり、奥の庭に夏ござを引いて横になっていると
石榴(ザクロ)の花が満開なのが簾越しに見えている・・・・)
こんな訳かな?

いつも書きたい文字を決めてデザインするのに時間をとる。
先生と相談して書き始めるがすんなりとは行かない。
今回も半轍を重ねてしまった。気が付けば早朝にわたった。
が、心地よい脱力感がうれしいから続けられる?

しかし終わってしばらくは筆を持つことさえしない。ここしばらくは。

中国文化繋がりではないがSFの話題。
前から話題の『三体』劉 慈欣著、大森 望他訳、が早川書房から出版。
ネビュラ賞候補になり、あのヒューゴー賞を受賞した中国のSF小説。
先週購入して半分ほど読んだがイントロの文化大革命からのつかみはOKだ。
(日本語訳も良くて読みやすい)
巨大電波望遠鏡、秘密の異星人探査交信、オンラインゲームでの潜入。
謎の「三体惑星」の目的は・・・?

中国ではSF小説を科幻小説という。日本では発売一週間で10刷(重版)。
このSF大河小説は今すごいベストセラーのようだ。
前回のブログで触れた小松左京の雰囲気、
未完の大作『無限回廊』を思い出した。
やはり夏の暑いときには涼しくSF三昧が最高かも・・・。
