2018年05月30日
5月30日(水)いよいよ梅雨入りの雰囲気で、今日も朝から蒸し暑くうっとおしい天気だけれど梅雨の頃の花はやはり紫陽花。その佇まいがよく似合う。
今月末は放送関連の業界団体の総会、懇親会が続いてあった。
「異議なし!シャンシャン!」で総会が終わると懇親パーティ。
席上、何人ものTOHO OBにお会いした。
こちらが覚えていなくても先方から声がかかる。
「お元気そうですね、私覚えていますか?」
「・・・えーっと担任していたよね!(名前がお見いだせない)」
「はい!徳満です。いまTBS系の会社にいます」
・・・30年以上の年月が立ったのだ、ご立派になられた様子。
これからTBS系の20以上ある関連子会社は2社に統廃合されるようだ。
合理化を目指してのこと。
就業規則や、役職の見直し、などなど、すごいことになりそうだ。
天下り先が少なくなり、役員も整理されるのだろう。(経費節減)
放送業界も業態を時代に合わせて変化させるための合理化に踏み切った?
ネットだ、AIだ、とメディアは加速的に進化している。
子供に人気の職業にユーチューバーだという。
一人放送局、世界中で何かを発信している!せわしない時代になった。
流行語?「インスタ映え」何でもかんでもスマホでパシャパシャ!
スマホのラインで挨拶代わりの存在証明か自己主張。
一時期、これからは「放送と通信の融合」が言われたが、
電波法や放送法に縛られた既存の放送メディアは立ち遅れたようだ。
世界中で誰でもが発信でき見れる即時的なSNSが有利。
これからの放送メディアはどんな手段で活路を開くのか。
時代は加速的に進化をしているのだから・・・。
それと関連して「働き方改革」がまだ国会を通過していない。
時間外労働のさらなる規制、裁量労働制、など一見働き手に有利のように。
法規制しているようだが実際に即さない面もあるようだ。(機械的な線引き)
使用者側への罰則規定の甘さもある。
「働かせ改革!」との側面も見逃せない。(経営者側に有利な)
より慎重な審議を望みます。
話変わって先週久しぶりに映画館に行った。
「のみとり侍」を観た 監督鶴橋康夫、原作小松重夫
阿部寛主演、江戸時代実在した稼業。
猫の蚤取り屋である。田沼意次の爛熟した時期の話。
主君の怒りにふれ、そんな稼業に身を落とした主人公。
この仕事のじったいは女性に愛を奉仕する裏稼業なのだ。
R−15の指定はそのラブシーンの故か。
コミカルな話なのかシリアスなのか判断がつかない演出。
主演の阿部寛の演技はあの「テルマエ・ロマエ」のオトボケ調とおなじで、
悲しみみが多いに足りない平板な演技になっている。
脇の豊川悦司の演技のうまさを見習うべきだ。
原作の江戸風俗とユーモアがマッチしなくて残念!
しかし江戸時代にはいろいろな職業があったものだ。
落語では「あくび指南」などホントに!と思う仕事があったようだ。
なんとものんびりとした時代がうらやましい。
ニュース速報は手刷りの瓦版。ユーチューブは無い!
平均寿命は短かったがのんびりとゆったり時間が流れていたので、
実際の人生時間はじっくりと豊かなものだったかも。
実利主義、効率主義も分かるがあくせくと追い立てられる人生はいかがなものか。
経済至上主義、グローバリズムに流され実質暮らしは豊かになっていないかも。
猫のノミ取りの話はあまり聞かない昨今、家猫にあまり蚤はいないようだ。
平成の世も終わりに「昭和も遠くなりにけり」か・・・・。