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今日も絶好調

2018年04月04日

4月4日(水)東京のサクラ狂想曲はもう終盤。あっという間に桜吹雪が舞い散り新緑の葉桜。これからは八重座や黄桜が楽しめそうです。

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いつもの時間に乗る電車が混んでいると思ったら、
4、5人の新入社員がリクルートスーツを着て固まって乗り込んでいた。
この季節は文字通り新しいことのスタートシーンでいっぱい。
これから仕事を通じて社会人としての長い人生が続く。
ともあれ緊張しているのかと思っていたら、
ほとんどの人がスマホに見入っていた。お互いの会話なし!
内心のほどはわからないが淡々としているように見えた。

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このところ、正規雇用の割合が減って派遣やアルバイトが増えている。
本当に日本経済は上向いているのだろうか。
終身雇用制が少なくなり非正規の労働者が増えることが、
お国の言う「働き方改革」なのか。

派遣も本来のスペシャリストから、
単なる「一般労働者」(人手不足の代替え)を指す言葉になったようだ。
そのうえ「雇止め」という有期限で失職する場合がある。
会社、企業はこの仕組みを有利に使っている。

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放送業界の番組制作は、下請けのプロダクションが担っている。
そのメンバーは放送現場への派遣がほとんどなのだ。

派遣元であるプロダクションは局からの派遣契約で成り立っている。
派遣先である局はプロダクション(特に東京の)に派遣料金を安くあげたがる。
番組を受注してナンボのプロダクションはいつも立場が不利だ。
局との賃金格差はとてつもなく大きい。
ただでさえ4KといわれているAD(アシスタントディレクター)のなり手が減少している。
こんな状況ではよい番組がなかなか生まれないのだろう。

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かつて自分も経験した世界だが、
思い出すと、一週間に何本もの番組を掛け持ったこともある。半徹夜は日常的。
番組制作は本当に特殊な職種。台本の印刷所入れ、リハーサル室の確保。
スタジオワーク、弁当配り、宅送配車の手配、編集の補助などなど。
一本の番組作りは膨大な手間と時間がかかる。
それが完成されれば、オンエアされれば、喜びが倍増する。

私のディレクターデビューは26歳。スポーツドキュメンタリー番組だった。
全国ネットでオンエアされテロップに名前が載ったときは照れ臭かった。
カメラマンや音響さんにはすごく助けてもらった。
今ではとても懐かしい思い出である。

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現在番組作りは大きく変わったようだが、制作演出の基本は、
TVというメディアの築盛を考え、活かすことが前提条件。
そのテーマをいかにうまく料理するかに醍醐味がある。
ディレクターを目指すなら、自分独自の世界観、信念を強く持つことだろう。

どんな仕事もそうだろうが、自分の意志を貫く度胸と覚悟が必要だ。
真剣に取り組めば本当にやりがいのある仕事なのである。
TOHOの卒業生も、制作会社を経営するものも多数いるのだから。

これから放送というメディアは変化するようだが、表現者は必要。
一人でも多くのTOHO生がこの業界を担ってほしいのだ、期待します!

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昨日、博多の東京アナウンス学院OB 金子あきら さんからお葉書をいただいた。
年賀状はもとより何かの節目にお便りをいただく。
今回はCD(カバー)デビューのお知らせだ。オメデトウ!
彼は地元福岡では「歌だけ美川憲一」として有名なタレントである。
何回かカラオケのバックで聞かせてもらったが本当にそっくり。そしてうまいのだ。
私が博多に行くたびに何かとお世話になっている。

いつも前向きで元気印の彼には、いつもこちらが励まされている。
お互いこれからも健康で、やりたいことは初志貫徹でやり抜こう・・・。

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この季節サクラ、ソメイヨシノは散って、黄桜や八重桜が楽しめる。
今日は朝から汗ばむ陽気となった。(5月の連休の頃のよう)
天気予報では明日からは10度ほど気温が下がりそうだ。
今年の気候は本当に読みにくい。着るものの選択に忙しい。

春の天気は猫の目のように変わるというけれど・・・。

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