東放学園

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今日も絶好調

2018年03月07日

3月7日(水)春一番、二番が吹き荒れていよいよ春到来の予感がする。この頃しかし外に出る時の服装がクルクル変わるのが困るのだ。

0307-1


先日は文字通り春の嵐が吹きまくった。

まるで台風の様。自転車がちっとも進まなくって困った。
けれどもうすぐ春が来るのだというお約束のこと。
庭の夏ミカンの実が振り子の様に大きく揺れていた。

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何故かこの光景には既視感がある。
小学校の校庭の夏ミカンが、季節の頃にたわわに生った実が揺れていた。
春の嵐の翌日。抜けるような青空。吹き返しの風に黄色が鮮やかなダンス。
そんな昔を何故思い出すのか、心とは摩訶不思議。
古い時代の記憶が突然思い出させる、フラッシュバック・メモリー。
まるでサスペンス映画を見ている気になる。

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大脳生理学では古い出来事は脳の奥にしまいこまれいるらしい。
(新しいことはすぐに覚えられない)
古い記憶は普段は思い出せないが、何らかの刺激で、
不意に表出する時があると云う。

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あの偉大な長編『失われた時を求めて』M・プルーストではないが。
(紅茶とマドレーヌ菓子)
原始的な感覚(味覚・嗅覚・触覚など)が刺激となり、
完全に忘れていた過去の記憶が甦る時がある。
しかも映像や匂い付きで!

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小学校の教室、隣の席の同級生の子犬の様な匂い。
特攻隊の生き残りだと云ってビンタ(平手打ち)を得意にしていた教師。
その顔、ホクロ、タバコの匂い、彼のフルネームまで・・・。
これらの事は書きかえられた記憶ではないようだ。

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前回のブログで時間について書き散らしていたが、
この頃時間の経つのが加速して早くなってきたようだ。

0307-7


今まで生きてきた時間とこれからの時間を比べれば、
圧倒的に過去の時間が長いのだから。
それらの時間は私固有の財産でもある。
けれど自分史を書くほど記憶力が良い方ではないし、
そのような表現方法はあまり好きではない。

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「雲が湧き起り、水が滔々と流れそして去っていく・・・・」
人を含めた万物が去来するさまを読んだ漢詩がある。

千変万化する時間と空間に生きていく、人間のありようはいかに。
壮大な宇宙の意志があるならば、私と言う人間はどんな存在なのか?

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先週の夜久しぶりに満月を観賞。
雲もなくパーフェクトな月夜だった!素敵!
私が生きている時に月旅行の可能性は薄いのか?
行ってみたいような、そうでもないような気がする。
ただただこの地球から見ている方が良いのかもしれない。

その宵、庭の夏ミカンの黄色い実が月明かりに照らされていた・・・・。

0307-10




toho_sakuma at 17:00風景 | 東京 この記事をクリップ!
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