2017年12月06日
12月6日(水)このところ東京の天気は晴れ続き!今日は朝から快晴目が痛いほどの青空。ようやく冬本番になって来たようだ、それにしても本当に寒い寒い。
この季節、暮れになると何時もシクラメンを買う。
今年も押し詰まって来たなァ、と実感する季語の様な花だ。
鮮やかな紅色で部屋の中が文字どおり華やいだ。
こちらサンデー毎日の身分なので。
また、フラッと展覧会に行く。
上野の森美術館「怖い絵」展だ。
怖いもの見たさと好奇心をくすぐる企画だ。
行ってみたら意外にも並びの列が出来ていた。30分待ち。
そんなに待たなくて入場、若い人が多い。
ひたひたと売れている中野京子氏の『怖い画』シリーズのせいか。
西洋絵画の悪魔・地獄・怪物と中世の人間ドラマの怖さ。
日本的な情緒あふれる、時にはユーモアがある幽霊とは違う。
ヨーロッパ的な即物的で直截な表現で人間存在の残酷さを見せる。
神と悪魔の対立構図、作者はその境目を鋭く描く。
生きとし生ける者達のはかなさゆえの対極に在る残酷さ。
それをえぐり出し描写する作者の優輝に脱帽。
めったにない面白き企画展。怖くもあり、楽しませてもらった。
そして先週は書のグループで日展を観に行った。
書はもちろん、絵画展も鑑賞。
平日の夕方とあって観客も少なく見やすかった。
時間もなくやや駆け足で見て回ったが、
書も絵画も時代の流れを映すかのように、
僅かに流行りすたりが感じられた。
鑑賞後は何時ものように食事会。
この集まりはもう5〜6年も続いている。
同じ書の同好の集まり。
気の置けない仲間と語らう。
年配も近い者同士なので会話も弾む。
たわいもない世間話だが何故か楽しいひと時だった。
11月から12月は神社のかきいれどき?
七五三が終わって酉の市。
今年は三の酉まであった。
熊手を売る店の華やかさとは対照的に、
神楽の始まる前の古い舞台に何故か衣装が掛けてあった。
これから宵にかけて人が集まり賑やかになる。
祭りの前の静けさもまた趣があった。
日の重なり。そのなかに節目の様な暦の変化。
日々を愛おしむように節季の行事が織り込まれている。
時間の穏やかな流れを願っているのは。
今も昔も変わらないはずだ。
穏やかな年末でであるように神社に祈念しました。