2017年11月01日
11月1日(水)早くも木枯らし一号が吹いて、巷はコートを着込んだ通勤者が目につく。秋らしい日が少なくあっという間に冬なんて、味気ないですね。
先日選挙が終わったと思ったら、また選挙。
地元の区議選が公示される予定。
大きな掲示板が路地裏にスタンバイ。
もうすぐ駅前の演説合戦が盛況になるようだ。
「お願いします!頼みます!」は良いけど公約実現をね。
近所にある図書館で面白い本を見つけた。
『文字の博覧会』LIXIL出版 八杉佳穂監修
文字どおり世界のあらゆる文字を集めたビジュアル本。
おもに文字ハンターとして名高い中西亮氏の収集がもとになっている。
世界の文字を訪ねて実際に現地に旅して集めたもの。
人類が言葉を使うようになったのは10万年ほど前。
文字のはそれよりずーっと新しく5千年位前と言われている。
人間だけが文字を作り使う生き物だ。
これによって人間は画期的なメディアを手に入れた。
以来文化・文明は飛躍的に発展したのは言うまでもない。
世界各地で様々な文字文化が存在している。
その使用環境によってさまざまな変化を遂げている。
日本の文字文化は古く中国から伝わった漢字を中心にして
かな文字の発明により識字率が上がった。
アルファベットは26文字だが表音文字で世界中で使われている。
一方幹事は文字数が膨大に多いため昔は一部の者しか使えなかった。
漢字圏以外の人間にはもっと理解不能の様だ。
世界で知られている文字は各国さまざまな字形である。
シリア文字、ヘブライ文字、アラビア文字、ペルシャ文字
モンゴル文字、ギリシャ文字、エジプト文字、キリル文字
中国文字、クメール文字・・・
漢字文化圏でも契丹文字、西夏文字、漢字、ハングルと独自だ。
文化の盛衰を表すように消えて言った文字数多いと云う。
まさに百花繚乱、見ているだけで楽しい本である。
人類の発明発見の中でも文字はその頂点のように思える。
実に面白く、興味深いグラフティに巡り合った。
今私は中国古代文字を学んでいる。
殷王朝のあとの「金文」〜「篆書(てんしょ)」
中国の古代史を学びつつその字形の面白さを実習している。
中国五千年の歴史を垣間見ている楽しさだ。
想うようになかなか書けない、奥が深い世界である。
作品制作に今期も苦労しそうだ。
話変わって映画『ブレードランナー2049』がロードショー開始。
本棚の奥にアメリカのバランダイン社版の『ブレードランナー』を見つけた。
Do androids dream of electric sheep? 〜原題
『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』スマートな題名だ。
フィリップ・k・ディック原作の映画化だった(1982年)。
35年位前TOHOの私のゼミで映画鑑賞をした。
その当時の学生も皆50代半ばになる。
原作は今でも色褪せない名作だ。
今週早速映画館に行ってみようと思っている。
あまり期待しないようにして・・・。