2017年02月01日
2月1日(水)今週月曜日は気温20度の春陽気!一転してまた冬が戻って来た。寒暖差が烈しいと体調の維持が難しい。早く春になればいいのに・・・・
今週の初め隣家の蝋梅(ろうばい)が咲いた。
小鳥が花をついばむのでネットを掛けるのだが、
彼らはあっさりとくぐり抜けて入ってしまう。
ほんのり、少し甘いようなその香りがベランダ越しに漂ってくる。
寒梅、でもとりわけ贅沢な佇まい。
その花の形は蝋細工のようになめらかで奇妙だ。
今日も隣家の梅を楽しませて頂いている。
奇妙と言えば、先日地元の図書館で「目に映るトリック」を扱ったコーナーが出来た。
錯覚、錯視をテーマにした書籍をディスプレー。
『似せてだます擬態の不思議な世界』藤原晴彦著が面白そうなので借り出す。
(DOJIN選書)
昆虫の世界でも身の回りの状況に適応させその形や色を似せて生き残る。
ある者は強者の姿に似せて威嚇。
工業化が進むとその油煙がついた木々の色に擬態する蛾。
その適応ぶりの巧みさが昆虫の世界の多様性と数の多さなのかもしれない。
昆虫自体の形態も不思議な多様性をもっているのに、
まさに生き残りをかけて己をデザインする。
適者生存と云えば終わってしまうのだがどんな遺伝子が入っているのか。
創造主のみが知ることなのか。
生命の不思議にはいつも驚かされっぱなしなのだ。
図書館もこういった企画を繰り返しするようになった。
今回の企画にはあの「お化け煙突」に関する本もあった。
東京千住の火力発電所の煙突。
見る場所が違うと、一本から四本まで見える不思議な存在。
子供の頃、京成電車の車窓から移りゆく姿を観ていた。
懐かしい・・・。
今年もあっという間に1月が終わってしまった。
業界の新年賀詞交歓会も出席したが顔ぶれは年々若くなっている。
挨拶では4K・8Kが景気の切り札だと云っていた。
自分の感覚ではハイヴィジョン化がつい最近のことのように思える。
ますます技術革新のスピードが上がっているようだ。
新しい技術に振り回されてはいけない。
人は何時も新しく便利なものを求める。そして進化を重ねている。
SFの世界観があっと言う間に古びてしまう。
預言書の役割が薄れていくようだ。
人間の考えることがすごいスピードで具現化していく。
とくにロボット系、工業系以外にも人型のアンドロイド、ヒューマノイド。
AIが進化するその先の未来の世界はそれらとの混在社会?
生命観・宗教観が大きく変化するかもしれない。
その世の中に合わせた生き方になる・・・擬態かな。
多様性の中の調和。
アメリカのトランプ氏の辞書にはない言葉かも知れない。
それぞれの存在をおおらかに認め合う、
そんな寛容さが大事なことだと思うから。
果てしない利益の追求だけで地球は成り立たないのだ。