2016年04月20日
4月20日(水)自然は何時だって残酷な顔を見せる。これから本格的な良い季節になろうとする時。熊本を中心に地震被害が拡大。避難生活からも二次被害、一日も早い復旧を望みます!
この日本は数多くの活断層の上にあると云う。
この横長の国は火山国でもある。
人々は昔からその不安定な土地に住み続けている。
天災(地震・水害・飢饉)何時だってこの試練を乗り越えて来た?
多くの犠牲の上に成り立っている危うい日常生活。
生き物界の頂点の様な存在と自負する人間。
科学万能の様な錯覚で、なんでも分かってしまって安心しているが、
一つ自然が牙をむけば一瞬にして生き地獄の様相を見せる自然。
一瞬の安定期を幸福に生き続けるようと信仰に頼ったりする。
人間は忘れやすい生き物でもある。
起きた不運や不幸な出来事をなるべく記憶の片隅に追い込んでおく。
そうしないと明日が来ない気がするからだ。
それにしても、日を追うごとに余震があり、
被害が九州全域に拡大しそうだ。
TOHO・OBの罹災された方々が気になる。
全員の無事をお祈りいたします!
話は変わるが、先週TOHOの横田 淳先生の停年・「卒業式」があった。
ごく近しい仲間と無事27年間勤め上げられた記念祝い。
就任時の面接は私が担当。
当時彼はコンサートPAで全国のホール、会場を飛び回っていた。
その経歴・キャリアで合格、教員に採用された・・・。
あっと言う間の27年、お疲れ様でした!
これからは65歳まで年契約を更新して行くそうだ。
縁は本当に不思議な出会いである、良き縁を持続するも努力がいる。
教育現場から最近はキャリアセンター長として活躍されていた。
「半分ホッとしています、今の気分は・・・」
まだ当分は現在の仕事を応援として続けていくようだ。
年齢とは非情なものだ、そうでないと後進に道を譲れないから。
先生といえどもサラリーマンなのだからね。
先にこれを経験した私としては「健康第一!」と贈る言葉。
和気あいあいと実に楽しい集まりであった。
今日は朝から快晴、やっと春らしい陽気になった。
わが家の犬はベランダで何事もないように日光浴。
白い花モクレンの街路樹の白色が目に痛いほどだ。
暖かく良い季節になった。
今日、ウンベルト・エーコ著『プラハの墓地』を買う。
(橋本勝雄訳/東京創元社)
あの世界的なベストセラー『薔薇の名前』の著者だ。
テーマはイタリア統一、パリコミューン、ドレフュス事件・・・。
そしてナチのホロコーストの指針ともなった史上最悪の偽書、
「シオン賢者の議定書」それらすべてにひとりの文書偽造家がかかわっていた?
後半はミステリー仕立て・・・・・・。
架空の人物を歴史上に登場させ虚実をを入り混じりサスペンスを交えて展開。
久しぶりのエーコ大いに期待して読もうと思っている。