東放学園

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今日も絶好調

2016年01月13日

1月13日(水)東京は昨日今日と本来の寒い冬になった。チラチラと初雪。これからが本当の冬になるのか?温暖化が加速しているように見えるが。

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年始、一月は何かと催しものが多い月だ。
初詣、出初式、鏡開き、書き初め・・・。

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そんな中、今週も上野の美術館巡りをした。
連休のせいか上野のお山も大賑わい。
先ず国立西洋美術館で「黄金伝説」を観る。
6000年以上前、エトルリア文明。(ブルガリアのヴァルナで偶然発見された)
古代地中海世界の秘宝・黄金の装飾品が眩く展示。
きらめく精緻な黄金細工に思わず「こいつは春から縁起が好いわい!」

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ついでに常設展も見て回る。
さすが旧松方コレクション、泰西の名画ぞろい。(新規絵画展示も有った)
何やかやで2時間ほど経ってしまった。

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いそいで東京都美術館に移動!
「TOKYO 書 2016〜公募団体の今」を観る。
書の人口も意外と多い、この会は大きな団体の展示だ。
着いたとき丁度、前衛書家の講演会があって、とても混雑していた。
絵画と書道の境目の抽象化された線と余白の美しさ。
あの篠田桃紅さんも書からスタートしたのだ。

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同じ館内の下では書家の巨星たちの作品。
「感じる漢字」展を楽しんだ。
書も奥深い達人たちの墨跡はまさに漢字の不思議さを感じさせるのだ。
西川寧・青山杉雨の作品は自由闊達。
書字の奥深いところを描く、そして楽しませる。
普段街で目にする居酒屋のいい加減な文字が対極に浮かぶ。
漢字文化はもっと丁寧に表現してもらいたいものだ。

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明けて1月11日は『成人の日』。
近所の文化センターの広場には新成人で溢れていた。
雪や雨が降らなくて良かった。
この人数を観る限りとても少子化とは思えなかった。
この風景を観ると、つくづく日本は平和だと思う。
思えば50年前学生服で緊張気味に式に臨んだ自分が、
ここに犬を連れていると思うと、
時の経つ不思議さを改めて想う。

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夕方のTVニュースでは今年も荒れた成人がいたと云う。
自分の表現を無節操に短絡して表すのは稚戯に等しい。
自分の未熟さに輪を掛けるようなものなのだから。

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今週金曜日TVドラマ『わたしを離さないで』(原題:Never Let Me Go)が始まる。
カズオ・イシグロ原作の悲しい話だが。(臓器提供を宿命づけられているクローンたち)

原作からは切なさと孤独感・寂寥がベースににじんでいる。
女主人公キャッシーを綾瀬はるかがやるようだ。
暗く重いテーマだけにどんな見せ方をしてくれるのか・・・。

カズオ・イシグロ氏は英文学で1945年以降最も重要な50人の一人に選ばれた小説家。
『日の名残り』近作では『忘れられた巨人』がある。

今から少し期待している。

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