2015年05月20日
5月20日(水)このところ早目の台風やらでお天気が不安定でしたが、今日は朝からカラッとした晴天、やっぱり五月晴れは気持ちが良い!こんな日が続くといいですね。
先週久しぶりに根津神社に行った
この界隈はいわゆる「谷根千」エリアで、
いつの間にか観光名所になっている。
文字どおり散策するのも結構体力がいる。
何時もの、書のメンバー9人が集まった。
途中に文士の跡地や寺をコロッケや芋ケンピをつまみながら、
坂道、台町を巡って歩くのも
明治・大正・昭和の良き時代を感じさせる小旅行。
この辺りは外国人やアート志向の若者が多く住んでいるようだ。
東京芸大がすぐそこだから昔ながらの下宿館もあったりして?
神社は平日に関わらず人が出ていた。
先日までツツジが真っ盛りで人・人でにぎわっていたようだ。
今日は境内の池に亀がのんびりと泳いでいた。
私の子供の頃は「根津の権現様」と言っていたのを思い出す。
徳川家のゆかりの神社で格式が高いのだ。
ニ礼ニ拝、御賽銭を奉じて沢山のお願いをする!
その足で団子坂を上がって、
森鴎外記念館を訪ねる。
それこそ十年以上前になるが、今はオシャレな建物になっていた。
小一時間ほどゆっくりと見学。
明治を代表する知識人、「舞姫」「高瀬舟」は教科書に載っていた。
また彼の住居「観潮楼」あたりのは生活圏を同じくする幸田露伴、
夏目漱石、尾崎紅葉が住んでいて文士村だった。
彼らとの交流は展示されている手紙が物語っている。
記念館の来場者は我々以外はいなくて貸し切り状態。
もっと見たかったが、昼食の予約時間が迫ったので
急ぎ足で、串揚げと木造3階建ての「はん亭」へ。
今は木造3階建ては建築許可が下りない。
幹事は地元上野出身、店の前には空き席待ちの人が並ぶ。
ここにも外国人の姿が多く見られた。
食事はランチコース、なかでも谷中生姜の串揚げがおいしかった。
昼ビールは歩いた後に沁み渡った。
帰路は池の端裏の水上動物園を抜けて、
御徒町で解散、アメ横をブラブラしながら駅へ。
今にも降り出しそうな空模様だった。
ここは中学時代のマラソンコース。
ハスが生い茂る池を横目に、
必死になって走った記憶が甦る。
地元出身の幹事さんも同じコースを巡ったとのこと。
また、偶然の縁が重なった。
約半日の小旅行穏やかな良い一日になった。
話は変わるが先週紹介したカズオ・イシグロ氏の
2作品『わたしを離さないで』『日の名残り』は映画化されています。
先週木曜日、講習会で放送芸術科OB、武藤 靖さん夫妻にお会いした。
3年位前にお会いして以来だが雰囲気が変わっていた。
ひげを剃られたそうで最初解らなかったのだ。
現在は私も見させて頂いている、ドキュメンタリー番組も手掛けて
大いにご活躍の様子。
優しげなまなざしと貫録が人柄の良さを感じた。
今後ともご活躍と健闘をお祈りします!