東放学園

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今日も絶好調

2015年03月04日

3月4日(水)今日、東京は歩いていても少し汗ばむくらいだ。春近し!  でも明日はまた肌寒い日になるようだ。三寒四温が始まった?

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先週末、クリント・イーストウッドの『アメリカン・スナイパー』を観た。
昼間の時間帯のせいか込んでいた。

戦争映画をどう撮るのか。
今度はイラクに4度も従軍して成果を上げた
「伝説の(レジェンド)男」スナイパーが主人公だ。
彼のテーマは「国を守る」事だけ。
心はイラクに置いたまま。

結婚して帰国の度に妻との溝は深まる一方。
やがて最後の従軍から帰るとPTSD。
心的外傷後ストレス障害に蝕まれてしまう。
そんな彼を救ったのは
同じ悩みを持つ帰還兵・傷痍軍人のケア。
少しずつ回復に向かったのだが・・・。

実話ををもとにした映画を、
イーストウッド監督がどう映像化するのか。

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アメリカは依然として銃社会だ。
それを賛美する様な英雄像にはしない。
戦場はドキュメンタリータッチ。
家庭はホームドラマ的映像。
その落差を見せつけドラマを奥の深いものにしている。
どうも我々は戦争映画が始まると
その主人公に肩入れをしてしまう傾向がある。
シューティングゲームの様に知らずに、
死んでしまう側より生き残って戦う主人公を応援している。
だから単なる反戦映画は怖い。

この作品も最後のシーンで戦争映画が陥る罠を避けた。

『ディア・ハンター』マイケル・チミノ監督作品 1979年。
戦闘シーンより怖いロシアンルーレット・・・を思い出す。
あれはベトナム戦争の話。

それにしてもイーストウッド監督は映画作りが上手い。
どんな作品もレヴェル以上だし、見せる。
84歳という年齢を感じさせない柔軟な映像表現。
これからも期待するのだ。
年を取れば枯れた描写になって行くが、
そんな言葉は彼には無いように思える。
滑らかな語り口、しっかりとした映像描写。
もしかしたら偉大な映画職人なのか! なのだ!!

大先輩、イーストウッド監督に脱帽!

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先週福岡のTOHO OBの長友 洋さんから
東京に行くので会いたいとのTelあり。
昨日同級生の齋藤行成さんと三人で飲みました。

彼らは放送芸術科の前身 映像デザイン科の一期生
東放学園が産声をあげた時に入学してきた
私の初めて担任した学生さんたち。
(彼らとは年もあまり変わらない)
今でも全員フルネームで覚えているほど、
少人数クラスだが皆映画や映像作家を目指していた。
あれから40年あまりの月日が流れた。

長友さんは相変わらず写真嫌い。
自分で撮るのは好きだが、撮られのはいやだと、
全然変わっていない。
福岡の制作会社でNHKの旅番組のプロデューサー。
自分の企画構成でやったそうだ。
(オンエアで彼の名前を見つけた)
今年定年で、今後はフリーの仕事と大学の非常勤講師。
今後は世界に売れるようなドキュメンタリー番組を創りたいそうだ。
まだまだやりたいことが沢山あると云っておられた。
齋藤さんも会社を立ち上げ自分で
撮影・構成・仕上げをしている。
彼とは不思議な縁がありこのところよくお会いしている。
お二人ともいつも何かに夢中になって居り、
自分の好きな仕事をしている。
だから長続きしている訳だ。
元気な秘訣はそこにあるのだろう。

昨日お会いして、お二人とも元気そのもの。
これからもご活躍を応援します!

0304-4


PS:ブログの写真の解像度が低いのはガラケーのカメラと年のせいです!?
編集してくださっている方は目いっぱい解像度を上げて頂いていますが・・・
スミマセンです。

toho_sakuma at 17:00映画・TV | TOHO会・OB この記事をクリップ!
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