2015年01月21日
1月21日(水)今朝は東京も朝から小雪がちらついて寒さが厳しいです。暦の上では大寒も過ぎましたが、寒さはこれからが本番。インフルにご注意!
昨日は夕方のニュースでイスラム国の日本人人質事件。
2憶ドルの要求とはずいぶんな言い方。
安倍総理は人命尊重だがテロには屈しない・・・。
二律背反の問題を背負わせるイスラム国の無法者。
ついこの間はフランスの新聞社テロ。
宗教の自由と言論、表現の自由の戦い?
これも同じ次元で語るべきテーマなのか、
イスラム過激派が目指す宗教が正しいのか、
それともフランス革命以来の表現の自由なのか。
誰かが21世紀は新たな宗教戦争といった。
何時の時代も紛争の火種は尽きることが無い。
一説平和ボケと言われている島国に住む我々。
平和憲法をもってしても8,500Km彼方の輩には
その趣旨が伝わっていないようだ・・・。
われわれ人類は
長い歴史から何を学んでいるのか。
その初めから戦が絶えたことが無い。
つかの間の平和の大事なことが、
解っていないのでは。
種としての人類は
本当に進化を遂げているのだろうか。
そういえば最近、
吉川 浩満 著『理不尽な進化』朝日出版を読んだ。
・・・普通、私たちは進化論を
「生き残った者が生物としての勝者」として語る。
生存闘争を勝ち抜いて
生存に成功するものの観点からみている。
それを著者は
「進化とは理不尽である」「絶滅の歴史である」と言う。
これまで地球上の出現した生物の99.9%が絶滅しているらしい。
進化を絶滅の観点から見るとうなづけるかもしれないと。
ダーウィンの進化論以来、
「ダメなものはすぐ淘汰される」
「ビジネス進化論」などなど 。
日常用語レベルでこのイメージを語っている。
この著者は専門書や学術書では無い観点から語っていく。
ジュラ紀あたりに全盛を誇った巨大生物・恐竜の絶滅は、
たまたま理不尽な・不運な天体衝突によるもので
地球環境の劇的変化によるらしい。
その個体そのもののせいではない
天体や気まぐれな自然に操られている。
理不尽な絶滅シナリオによれば、
生き延びたように見える勝者も
さまざまに異なる遺伝子と
運の交錯があったようだ。
天体衝突で辛くも生き延びた小さな生き物が
食糧難と寒冷化に耐えた。
そして遺伝子を磨き生き延びる。
しかし、それでも選択的ではない絶滅がある。
ヒョンな偶然や、
運悪く優秀な生物が絶滅するケースは多いといわれる。
全ての物事を、安直な進化論で語るのはいかがかとも思える・・・。
この著作は昨年の暮れから読み進めている、
俗説的な進化論を見直す書物である。
進化論学者が書いたものではない「進化論」の見方として
興味深く読んでいる最中・・・。
(閑話休題)
今年も恒例の業界団体の賀詞交歓会に参加した。
まず先週はJPPA(一般社団法人 日本ポストプロダクション協会)
本編の映像・音響を
完全に仕上げ処理製品化する特殊な業界であり、
多数の卒業生がお世話になっている。
資格制度認定試験も毎年受験しているのだ。
私自身この資格認定試験のご縁が続いているのは嬉しい。
丁度会場で、月野木校長先生(東放学園映画専門学校)の教え子
10年ほど前の東放学園映画専門学校OB、徳永修久さんとお会いした。
現在はCM等の編集をされているとの事。
折角なのでお二人の写真を載せます。
来週も業界団体の新年会がある予定。
またOBの方にお会いするかもしれない。
楽しみだ。