2015年01月14日
1月14日(水)今年の冬は本当に寒いですね。この東京でも風が吹くと本当に凍えそうになります。豪雪被害の地方のOBの方々にはお見舞い申し上げます。
おとといの月曜日は成人の日だった。
少し風はあったが晴天の好天気。
街には新成人が溢れていた。
特に女子はカラフルな振袖に着飾って艶やか。
久しぶりに新成人の数が増えたとか。
男性も和装が目立つこの頃だ。
皆さん親がかりなのかな。
学生服で参加した自分の頃とは大違い。
思えばこの国も豊かになったものだ。
家人に言わせると
髪型や和服の色やショールが画一的。
そのまま男女とも2年後にはリクルートスーツに化ける。
こんな記号化傾向はいつの日からだろうか。
横並び大衆化社会・・・
制服・ファシズムでもあるまいに。
個性化教育は何処に行ったのやら。
しかし新成人、先は永いからね!
そういえば新年に妹夫婦から
古希の祝いに白いバラの鉢を頂いた。
言葉の由来は中国の詩人 杜甫の詩文『曲江』だそうだ。
ほのかな香り、冬の薔薇。
何故か嬉しかった。
ついこの間までは古希は長生きの証しだったらしいが。
お隣さんの庭の蝋梅も
冬の日差しに映えて甘い香りだ。
このところ野鳥が花をついばむので
仕方が無くネットを掛けているとのこと。
小鳥たちにも来てほしいのだけれどね、とは隣人の弁。
(閑話休題)
去年の暮れにSF映画『インターステラー』を観た。
クリストファー・ノーラン監督は
『インソムニア』『ダークナイト』『インセプション』など。
キャストたちをテーマを仄暗い映像で描くのが特色。
ターゲットや主人公の夢に入り書き変え、植え付けてしまう。
SF映画ならではの凝った映像。
SFは「画」だ!
想像力が命、私たちがイメージできない表現勝負。
あのSF映画の名作『宇宙水爆戦』のエイリアンクリ―チャ―。
美術デザインの巨匠ギーガーのイメージした『エイリアン』。
その後に多様なデザインが続々。
さて『インターステラー』は大長編である。
なんと休憩なしの3時間!
ストーリーは異常気象で食糧不足の近未来の地球。
そこで科学者たちは惑星移住を計画。
その頃、今や機能しなくなったNASAで
密かに生存可能な惑星を探し、
ワームホールに突入することで
ロケットで膨大な遠距離をジャンプするとい言うものだ。
この辺から話は重力理論、相対性理論、5次元、ウラシマ効果・・・。
ただでさえ難解な物理学の話がワンサカ。
それでもなんとなくわかった気で見れてしまうのだ。(SF好き!)
とくに主人公の飛行士がワームホールを使ってル―プ。
5次元空間から自分の娘にメッセージを送る「画」はよく出来ていた。
4次元≒時間の概念だとすればその映像表現がそれか。
巨大な動くルービックキューブと
美術デザイン担当は描いている。
それだけで感動!
この映像だけで嬉しい。
「約束の地」らしき惑星の実写、荒涼たる景色。
こんな如何にも外惑星らしき土地が地球にもあって、
よくロケしたものだ。(エライ!)
ただ、今思えばかの偉大なSF映画『2001年宇宙の旅』と比較してしまう。
感動の質の違いか、
ブラックホールからワームホールに宇宙船が吸い込まれ、
やっとの思いで脱出の辺りは
どうもS・キューブリック監督を超えていないか。
ともあれ久しぶりにSF 映画大作を観た3時間。
少々疲れ気味だったのだ。
インターステラーとは「惑星の間」という意味。
3時間のインタステラーも悪くなかった・・・。
それでも今年も私はSF 映画を見続けると思う。
予想外の「画」を期待して!