東放学園

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今日も絶好調

2014年06月04日

6月4日(水) 東京は初夏の気候ですが、あの北海道で37℃の猛暑日。毎年気候の激変に驚かされます。

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さっき、お昼にテラス喫茶で、
お茶をしていたらバッタリ
OBの佐々木行雄さんと遭遇。
30数年前の放送技術科卒だった。
お互い髪は白くなっていたが
面立ちは昔のまま。
現在、技術制作会社の総務職。
この間の企業説明会には
90名も参加があったそうだ。
お忙しい様子。
3、4名採用の予定とか。
TOHOの輪が広まって欲しい。
それにしても、
場所柄赤坂はホントにOBが多い。
なかなか「赤坂TOHO会」は実現できないが・・・。

0604-2


先週末、東放学園映画専門学校で
講義をさせて頂いた。
新入生約80名に、
今や古典になった
映画作品を紹介する授業なのだ。
前のブログでも紹介した、
私の学生時代に大きなショックを受けた
あのヌーヴェル・ヴァーグの代表作
『勝手にしやがれ』だ。

学生たちに配布したプリントの一部を紹介する。

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タイトル
「J・L・ゴダールについて私が忘れていた二、三の事柄」

1950年代末、
フランスから突然の様に押し寄せた
ヌーヴェル・バーグ(新しい波)とは、
若い無名の映画作家たちが起こした、
運動の総称だった。
かれらはそれまでの、
伝統的な映画手法や監督修業を無視して
斬新な考えや思想で、
次々と作品を制作して行った・・・。

・・・・それまで映画は、
撮影所で完璧に作られたセットで
キッチリと撮影され、
充分な照明技術のもと、
「美しい疑似現実的な画面」が主流で
観客もそれ以外は認めていなかった。

そんな中でJ・L・ゴダールの
『勝手にしやがれ』は衝撃的な作品となった。
映画の文法を無視した、
自由奔放な演出は、
それまでの映画史を
大きく塗り替えることになった。

・・・・半世紀を過ぎても
私自身が受けた衝撃は
昨日の様に鮮やかに思い起こさせる。

J・L・ゴダールよ永遠なれ!(佐久間記)

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講義が終わった時学生たちから
パチパチと拍手が起こった!
担当の関谷校長は
「珍しいことです!」
何にせよ無事こちらの意思が
伝わったようだ。
孫の様な新入生諸君、
人生はいろいろなことが起こる。
喜びと悲しみで綴られる、
一人一人のドラマ。
それは長くて短いかもしれないが、
初心忘れるべからずだ。
ガンバってほしい。
せっかく入った学校なのだから・・・。

OBの皆さん、
季節はいよいよ梅雨。
御身体に気を付けて、
お過ごしのほどを。

0604-5


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