2014年05月22日
5月21日(水)今日は東京は朝から雨、久しぶりの空模様、なんだか梅雨の様な感じ。

5月に入ってしばらく
展覧会や催し物で、
外出の機会が多い。
また月末になると、
私がお世話なっている、
組織や協会の総会が
連日のように開かれる予定なのだ。
またまた、業界のTOHO・OBに、
お会いすることになるはず。
理事会・役員会は少し硬めだが、
懇親会やパーティでは和やかに懇談。
今年は、誰にお目にかかれるか楽しみ。
先週末、上野の東京国立博物館に、
『キトラ古墳壁画展』を観にいった。
最終日が近いので、
文字通り長蛇の列。
約2時間待ち、読みかけの本のページが進む。
そんなに暑くも無く、
風もさわやかで気持ち良く待てた。
入館してからも、
実物にたどり着くのに30分。

壁画は丹念な修復を経て、
思ったより鮮やかなものだった。
おおよそ、8世紀頃に描かれたものに対面。
僅かの時間だったが、
感動を覚えた。
もう2度と一般展示が無いと聞いて、
日本中から?様々な観客層が訪れていた。
朱雀、白虎、玄武、青龍(今回実物は無し)。
古代王族の墳墓の石室を、
一つの宇宙に見立て、
四獣に守護させたらしい。
その描かれた線は素朴で力強い。
当時、大変な力量を持った作家の作品か。
薄暗い展示室の中は、
まるでタイムマシーンの様だ。
その天井には天文図、
星座の運行を記録したものが描かれ、
死者は遥かかなたの宇宙へ旅立っていったのだろうか・・・。

夕方までまだ時間があったので、
通常展示室を観て回った。
こっちは人もまばらで、
久しぶりにゆったりと見る。
平日にもかかわらず、
外国の観客が多かった。
国宝・重文のオンパレード。
私も海外に行くと、
まず博物館は必須だ。
4月の花見以来の上野の山。
何故か人が一杯だった・・・。
来週は、板橋区立美術館を訪ねる予定。
『焼け跡と絵筆ー画家の見つめた戦中・戦後 展』
戦前「池袋モンパルナス村」があり、
1930年代の前衛画家の作品を観るのが楽しみだ。
家から行くには遠いのだが・・・。
