東放学園

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今日も絶好調

2014年04月09日

4月9日(水)  東京の桜も散り始めました。夜桜も良し、桜吹雪から新緑の葉桜へ。この頃は座ってのお花見はせず、散歩かたがた移動して愛でるようにしている。


1黄桜 F1002534


昨日、家人からあの公園の、
黄桜が見時と教えられ、早速行ってみた。
一見、葉桜と見紛う佇まいだが、
その八重の花は、
本当に黄色いのだ。
近所では数少ない貴重な桜。
微妙な色合いがまた良い。
毎年ソメイヨシノが、
終わるころ満開になる。
路地裏の小さな公園で、
ひっそりと咲いている、
姿が好きだ。
人知れず華やかに、
その存在と命を証明している。
陰の名脇役なのかもしれない。
今年も会えてよかった。

2 F1002521


午後からはTVで、
小保方さんの記者会見の模様が
ライブでオン・エア。
同席の弁護士を介して、
捏造ではないと弁明していた。
ガリレオの宗教裁判の様だ。
彼女はそれでも、
STAP細胞は存在すると
強調していた・・・。

その会見で、
ある記者が彼女の、
科学に対する姿勢を尋ねていた。
私はもっともだと思った。
世界を挙げての、
分子生物学は新発見競争!
焦らずゆっくりと、
的確には無理な注文なのか?

人の役立つ筈の科学で
その人物の世界観、倫理観が問われる。
2月のブログでも紹介したが、
『科学者が人間であること』
中村桂子著 岩波新書では、
「人間が自然の一部である」ことの
謙虚さを問うている。
科学進歩の恩恵を受けている私たちは、
「便利さ」と「豊かさ」を
過剰に求め続け過ぎた。

その結果人間という「生き物」の在り方を、
ついつい忘れてしまう。
かつては宗教が、
神や仏に対して、自然に対しての謙虚さを、
説いてくれたのだが、
現在の在り方はどうだろうか、
影が薄いようだ。
子供の頃寺町に育った身には、
近所のお寺で開かれていた
日曜講話が懐かしい。
年一回「地獄極楽」の絵巻を開帳。
「このように現世で悪いことすれば地獄に・・・」と、
老僧がにこやかに語る。
「本当はこの世がそれを映しているのだ」とも。
今は「ごもっとも!」と頷けることが多い。

5 F1002529


人類の歴史は、
地球誕生からの年齢時間からしても
わずか数秒に過ぎない。
人類という種は、
ただこの瞬間(永いようで短い)を、
今をもっと誠実に、
身の丈に合った生き方が、
出来ないものだろうか。
しかしこの私たちの好奇心と欲望は、
果てしないのだから・・・

科学と哲学(倫理学・宗教学)が、
旨く重ね書き出来ればよいのだが。

温かくなって一斉に花々が咲き始めた。
西行法師の様に瓢に酒を満たし、
桜前線をたどる旅に憧れる。
そんな春日日和です。

4 F1002517


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