2013年12月04日
12月4日(水) このごろは空気が乾いてきて、青空バックに遠景で富士山がクッキリと望まれます。夕方はすぐに暗くなってしまい一日が短かく少し淋しい気がします。

近所の神社で恒例の酉の市。
そんな時節が、
今年ももう訪れた。
宵宮も風情がある。
熊手が売れたときの手締めの音。
夜の神楽殿、
屋台店の焼きそばの匂い。
旧年の熊手を焼く焚火が揺れる。
一年がもうすぐ終わろうとしている…。

先日、
今年の流行語大賞が決まった。
その年を代表するキャッチコピー。
「今でしょ!」
「倍返し」
「じぇじぇじぇ」
「お・も・て・な・し」
四語も大賞とは
例がないそうだ。
言葉は時代を映す鏡。
特に流行語はその色が濃い。
判断・決断を急がす、迫る「今でしょ!」は、
まさに今的で好きではない。
反対に、
「狭い日本、そんなに急いでどこに行く」は
かつての名コピー。
1973年の交通安全の標語が浮かぶ。
「倍返し」は『必殺シリーズ』のようで、
子供の頃のケンカの捨て台詞のようで好い。
「じぇじぇじぇ」はかつての流行語。
「アジャパー」に比べたら弱いかも。
それにしても、
「お・も・て・な・し」はどうも気に入らない。
ことに滝川某のやっている、
「お・も・て・な・し。(合掌)」の
ポーズが好きになれない。
観光大国、オリンピックの煽りの様だが、
この言葉は、
はたして表立って強調して
使うのだろうか?
本来、この言葉は
お客さんに陰に回って
目立たぬように心遣いをすることかも。
なんとなくクリスタルに使うように
お願いしますよ…。

それにしても
この国の政治は何か変だ。
特定秘密法案的なものは、
その内容は「ヒ・ミ・ツ」だとか。
「表なし」だから裏ばかり、
と勘繰りたくなる。
厚労省発表によれば、
最近の労働者の賃金は増加しているとの事。
それは時間外労働が増えたからでしょう。
この頃はベースアップ無しなのにね。
賃金体系を見直す方が
先だろうと思う。
アメリカ型の契約、効率主義賃金制度。
ヨーロッパ型の産業別同一労働同一賃金。
日本の“労働”のタイプは
変化しつつあるようだ。
悪しきグローバル経済が蔓延して、
格差社会は縮まりそうにない。

リクルートスーツを着た若者たちが
「就活」する姿が痛ましい。
「就社」ではなく
「自分に合った職能」を、
焦ってブラック企業に当たらぬよう、
学校では探し、磨くべきだ。
そのために本来の勉学に励み、
自分と云う個性を見つめなくては。
慌てないでほしい。
もっと夢や希望を抱ける、
ゆったりと人生を送れる社会。
そんなまっとうな経済社会が来てほしい…。
今年は例年になく
悪性の風邪やインフルエンザが流行っている。
あまりマスクをしない方だが、
今日は外出時に着けてみた。
案外、身体がが暖まってよい。
OBの皆さんも、
師走の慌ただしい折、
お体に気をつけてお過ごしのほどを…。
