2013年10月02日
10月2日(水) 今日は台風の影響で、午前中は雨風やや強く、なんだか湿度がたかくて妙にムシムシした天気だ。西日本では30度超えの夏日。まだまだ妙な気候ですね。

この頃良く夢を見る。
割とリアルな感じのモノが多い。
悪い夢は「五臓の疲れ」とか。
普段、忘れている昔の知人友人が、
こぞって現れたりする。
そして普通の会話を
当たり前のようにしている。
夢見の構造は
まだ良く解明されていない。
そしていつも
1時間も内容を覚えていられない。
つまり思い出せない。
あんなに強烈な内容でも
細部から崩れていく。
春の淡雪の様に消えてしまう。
まさにそのとおりだ。
日常生活で
もしかしたら見ないように、
かかわらないように、
避けていた人や事柄が、
無意識の領域に仕舞い込まれてしまう。
夢は、
それ自体が無意識の開放区。
過去へのランダムなタイムトリップ。
懐かしかったり、
悲しかったり、
妙にはしゃいだ気分にさせたり、
本当に不思議いっぱいだ。


良く赤ん坊が
寝ながら笑ったりしているのを
母が、
「あれは蟲笑いと云って
前世の事を思い出しているの」
と云っていたのを思い出す。
記憶が遺伝子にも組み込まれている?
また知らない道を歩いている時も
「あれ、ここは前から知っている!」
デジャブ(既視感)に襲われ、
しばし考え込んでしまう時もある。

あの心理学者フロイトが1900年に出した
『夢判断』は凄い著作だと思う。
何せそれまでタブーだった無意識を
夢の研究で解明したからだ。
心の闇という底知れない深く、
暗い場所で計り知れない、
それでも、
当時もまやかしの
危ない人物と思われていたらしい。
心理学は学問ではない、
とも云われていた。
その後、
弟子のユングがさらに深めて
学問として確立した。
各民族の神話、民話に
集団の無意識の伝承と考えた。
今や発展して
心理療法として確立している。


人は夢を見ることで
心のスキャンをしている。
バグを発見しているのか?
夢は大変効果的に
心のバランス保っている。
とてもうまくできているかも。
「夢を観るから人間なんだ」とは
当を得ているかも。
でも、
犬や猫も観ている。
うちの犬も
寝ながらむにゃむにゃと
寝言ポィ声を出している。
やはり
脳がある生き物には
夢を観る装置があるのだろうか?

そう云えば
あのSF『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』は、
題名からして哲学的な命題なのだ。
フィリップ・K・ディックの中でも
特に好きな一冊。
原題『Do Androids Dream of Electric Sheep?』。
また読みたくなってしまう。
映画『ブレードランナー』も
好きな作品No.1なのだ。
映画も覚醒している時に見る夢。
お金と時間を掛けてなら、
良い夢を見せてね。
お願いしますよ!!!
