2013年08月21日
8月21日(水) 酷暑の最中、家の近所では今夏祭りの最中、子供たちよりお爺さんたちがガンバってイベントを盛り上げようと走り廻っている。もうすぐ秋の筈だけど…。

先週末、
私の上の世代の先輩と
一年に一度の会食会が
霞が関ビルで開かれた。
気がつけば
もう30年あまり続いている会だ。
初めの頃は千葉の民宿で。
ゴルフをして、
その晩は夜っぴての宴会。
みな体力と気力で溢れていた。
けれど、
近年になって現役を上がり、
みな少し大人しくなり、
泊りなしの宴会だけになってしまった。

先輩たちも、
もういい年になられた。
しかし皆、
元気にバイキング料理を食し、
そして相変わらず飲む。
私がこのメンバーでは
まだ若い方なのだが、
先輩たちのエネルギッシュな様子に、
逆に刺激を頂いてしまうのだ。
折から
霞が関ビルの最上階からの夕日の色は、
イギリスの印象派、タナ―の絵のように
格別に美しかった。
それと
窓際に飾ってあるホウズキも
不思議なバランスで心に残った。

(閑話休題)
日本は
超高齢化社会になっている。
平均余命もわずか数十年で
10歳近くも伸びた。
それに反して
若い世代がが少ない。
この影響は
いろんな方面で大きなものになる。
言うまでもないが、
これからは若者を中心とした
経済の安定を目指してほしい。
単に効率やグローバル化一辺倒なあり方を
考え直さねば、
資本主義社会の悪しき富の偏重が増すだけ。
豊かなモノ社会、デジタル化で
何時でもどこでもつながる社会。
アベノミクスは
強気の経済主導主義?
日本も一旦鎖国して、
国内需要だけでやってみたらどうか。
この文章は、
当たり前の一般的無内容でしたね。
なんて思ったりするこの頃。
(寝言だけど)
そう云えば最近、
電車で席を譲られたことがあった。
白髪頭のジイさん、若者に感謝!
長生きはするものですね…。


(閑話休題)
派遣法が改正されるようだ。
特別な技能・技術者だけに
限定された派遣法が、
20数年で
限定業種の枠をなくす動きなのだ。
放送業界の多くの
番組プロダクションの派遣社員は、
その誇りを奪われかねない。
放送と云う職能は特殊なのだから、
誰でもすぐに出来ないものなのだ。

2000年に製造業も派遣で良いと
法改正されてから、
派遣法の持つ本来の意味合いが
消え出して、ついに悪い方へ。
このままだと
放送業界が大混乱するかも。
この方面で働くOBが
振り回されてしまう。
いわく、
「業種」から「人へ」
の転換だそうだ。
失業率を下げるためには
「限定業種」の垣根を
外した方が良いとの判断。
誰でもすぐに
放送マンになれるわけがない。
小さな制作プロダクションは、
その上3年間しか派遣できないという。
制限まで出来てしまったら
大弱りになる。
この改正も
大きな資本力のある組織の為のものなのか。
弱者・少数を守るのも
民主主義の根幹なのだから…。


TBS系のドラマ番組、
『半沢直樹』が面白い。
大手銀行の内幕のドラマ、池井戸潤原作。
「オレたちバブル入行組」
「オレたち花のバブル組」
痛快な主人公・堺雅人のキャラが良い。
「やられたら、倍返し!」
流行語になりそうだ。
メガバンクの内部人事あたりも面白いが、
査察(検査)に入る
国税庁の役人黒崎(片岡愛之助)の
気持ちの悪くなくほど濃い「オネェ」ぶりキャラ。
原作もそうだが、
テンポが良い。
それに
銀行全体を冷ややかの観る
主人公の視点。
金融資本主義の権化は
ヤクザと変わらないと
喝破する啖呵も好い。
第三作
『ロスジェネの逆襲』
も読んでしまった!
読書で暑気払いでした!

