2013年08月07日
8月7日(水) 昨日から仙台の七夕が始まった、復興を祈念して一層賑やかそうだ。200万人の人出が予想されているらしい。先々週のような豪雨だけにはならないように祈ります。
今日は久しぶりに夏空!
昨日までとは湿度が違って
カーンと暑い。
なるだけ日陰を選んで歩く。
犬の散歩もそうだ。

毛皮をまとっているのだから、
想像を絶する暑さだろう!!
蝉がシーシーと鳴いて、
向日葵が陽ざしの中でスイング。
♪サマ―タイム♪を
唄っている。
まだ当分、
この天気は変わらないそうだ。

先週末、
買い物があって
神田神保町に出かけた。
10数年ぶりに
純喫茶「神田白十字」に入った。
幸い客もわずかなので、
写真を撮らせて頂いた。

学生時代、
良くサボりに入ったところだ。
学生の街のランドマークだったが、
今や客層も中年以上が多い。
アルバイトと思しいボーイさんに
聞いてみた。
「ここ出来てからもう何年ぐらいかなァ?」
「戦後間もなくできたようです、
先ほども60年振りとの年配の人が
いらしゃいました」
「…わたしは50年前ですけどね」
「…」

学生の街の喫茶店は
マック等に様変わり、
コーヒーが格別おいしかった
純喫茶「エリカ」は長らく休業中。
レザーシートの椅子、
砂糖つぼと金属のミルクピッチャー。
クラシックと
コーヒーの香りだけの静かな空間。
読書、
瞑想、
妄想、
音楽鑑賞。
もちろんスマホは無い。
真夏の午後の喫茶店は
ホントに静寂が友達だった。
(多くの友人たちは故郷に帰省していた)

そのころ読んだSF、
ロバート・A. ハインライン著、
『夏への扉』1957年(1963年 ハヤカワ書房SFシリーズ)。
1970年近未来(この小説の設定では)、
家庭用ロボットの開発と
タイムマシン、ワープロ、愛猫…。
主人公は2001年の未来に運ばれる。
(これを読んだのが1965年あたりの夏)
未来から過去へのタイムトラベル。
(歴史改編の倫理は?)
誰もが思い浮かべるテーマかも
(過去の自分を消去するとか…)

今や私は、
タイムマシーン無しで2013年まで
何故かたどり着いた。
未来は誰も知らない。
過去は都合良く語れるが、戻れない。
だからこそ、
現在をしっかり生きることだけなのかもしれない。
ただ、
今日はこの「白十字」と云うタイムマシーンに乗って、
ひと時過去への扉を再び開いたような気がする。
白髪頭のオジサンが目を細めて
コーヒーを飲んでいる。
夏の午後の昼下がりのありふれた光景。
まだ夏は終わらない…か。
“THE DOOR INTO SUMMER(原題)”

昨日までとは湿度が違って
カーンと暑い。
なるだけ日陰を選んで歩く。
犬の散歩もそうだ。

毛皮をまとっているのだから、
想像を絶する暑さだろう!!
蝉がシーシーと鳴いて、
向日葵が陽ざしの中でスイング。
♪サマ―タイム♪を
唄っている。
まだ当分、
この天気は変わらないそうだ。

先週末、
買い物があって
神田神保町に出かけた。
10数年ぶりに
純喫茶「神田白十字」に入った。
幸い客もわずかなので、
写真を撮らせて頂いた。

学生時代、
良くサボりに入ったところだ。
学生の街のランドマークだったが、
今や客層も中年以上が多い。
アルバイトと思しいボーイさんに
聞いてみた。
「ここ出来てからもう何年ぐらいかなァ?」
「戦後間もなくできたようです、
先ほども60年振りとの年配の人が
いらしゃいました」
「…わたしは50年前ですけどね」
「…」

学生の街の喫茶店は
マック等に様変わり、
コーヒーが格別おいしかった
純喫茶「エリカ」は長らく休業中。
レザーシートの椅子、
砂糖つぼと金属のミルクピッチャー。
クラシックと
コーヒーの香りだけの静かな空間。
読書、
瞑想、
妄想、
音楽鑑賞。
もちろんスマホは無い。
真夏の午後の喫茶店は
ホントに静寂が友達だった。
(多くの友人たちは故郷に帰省していた)

そのころ読んだSF、
ロバート・A. ハインライン著、
『夏への扉』1957年(1963年 ハヤカワ書房SFシリーズ)。
1970年近未来(この小説の設定では)、
家庭用ロボットの開発と
タイムマシン、ワープロ、愛猫…。
主人公は2001年の未来に運ばれる。
(これを読んだのが1965年あたりの夏)
未来から過去へのタイムトラベル。
(歴史改編の倫理は?)
誰もが思い浮かべるテーマかも
(過去の自分を消去するとか…)

今や私は、
タイムマシーン無しで2013年まで
何故かたどり着いた。
未来は誰も知らない。
過去は都合良く語れるが、戻れない。
だからこそ、
現在をしっかり生きることだけなのかもしれない。
ただ、
今日はこの「白十字」と云うタイムマシーンに乗って、
ひと時過去への扉を再び開いたような気がする。
白髪頭のオジサンが目を細めて
コーヒーを飲んでいる。
夏の午後の昼下がりのありふれた光景。
まだ夏は終わらない…か。
“THE DOOR INTO SUMMER(原題)”
