2013年07月04日
7月4日(木)梅雨のさなかとはいえ、西日本は相当な豪雨に見舞われているようだ。今年の気象は何か変だ。早く梅雨明ければと思わず空をにらんでしまった。
昨日、品川の大井町で講習会があり
OBの吉羽さんとお会いした。
休憩時間に思い出話…。
彼は放送芸術科の2期生。
番組制作会社の役員としてご活躍の様子。
彼が2年生の時。
学校のロビーで足を投げ出して
ダラついていた時、
私に見とがめられ、
「そんなに暇なら研修に行ってみなさい!」
その一言で
そのままその制作会社に残り、
現在にいたっている訳で、
「先生、人生ってわからないもんですね!」
私もつられて
しみじみとした気分になった。
今更ながら
教師という職業は、
数多くの学生の
命運決定の介添えに
立ち会っていたのだと思う。
そう考えると、
なんと大それた職業なのかと
改めて思うのだ。
合縁奇縁というが、
まさに学校とは
その磁場が特に大きい。
職を得る者、
生涯の伴侶に巡り合う者、
さまざまな人生の
大きな分岐点があった。
岐路の選択、
もしあの時、
今とは違う道を選んでいたら…。
SFならもう一つの人生、
パラレルワールド(並行宇宙・多次元宇宙…)を
選択して、
納得したり、
後悔したり。
私自身も学生時代、
高校の恩師に某放送局を紹介されなかったら…。
大学に入って、クラブ活動で、
今の友人たちの会っていなかったら…。
人生「タラ・レバ」の連続なのか。
でも決めたのは自分?
それともその時の流れ?
毎日のように小さな選択はある。
それで
人は生かされていることが多いようだ。
こんなにも不可思議な
人の人生。
進化論的に言うと、
今の自分であるように
自分が選択決断していった。
運命論や宿命論とは違う。
棲み分け理論でおなじみの
今西錦司先生の言葉。
「進化というものは、
変わるべくして変わったのだ…」
先生が言うには“運”も
心の奥で働いているという。
宇宙は
何か未知の大きなエネルギーで
動かされされている?
最新の物理学では
暗黒物質(ブラックタ―)の存在が
話題のようだ…。
それにしても
今月の参議院選挙も
「大きな選択」ではある。
「なるようになる日本、
なっていく日本」?
私の一票は貢献できるのか?