2013年05月01日
5月1日(水) もう!と云うか、やっとというか5月になりました。雨と風の4月が終わり、本格的な春の到来、暑い夏が来る前にと思って、連休にもかかわらず出かけてみた。
先週の日曜日、
東京駅丸の内にあるJPタワーに行った。
駅の真ん前と云う事もあって
想像以上の込み方だ。
エスカレーターに長蛇の列。
今日のお目当ては、
東京大学コレクション
学術文化総合ミュージアムに入った。
『RE・Design』
古いものを新しくデザインし直し、
現代性を加え転生と継承を叶えるコンセプト。
昭和初期のレトロモダンな雰囲気の展示だ。
東京大学の明治以来の収蔵品
(珍しい剥製や鉱物標本等など)
結構面白い博物展だった。
特に古い郵政省時代から
現在の建物の工事中の写真が
貴重な映像として心に残った。
そして入館無料なのには驚いた!
感激ついでの勢いもあって、
東京駅ステーションギャラリーに足を伸ばし、
『画家・木村荘八〜生誕120年〜展』
を観に行った。
永井荷風『墨東綺譚』の挿絵で有名になり、
岸田劉生らと同時代に活躍した洋画家。
先日、新聞に特集があり、
油絵の『牛肉屋帳場』が載っていた。
当時、
大変繁盛していた日本橋の牛鍋屋を、
玄関先から階段・帳場で忙しく働く様子を
描いたものだ。
何か底光りをしているようなタッチは
『新宿駅』も同じようだ。
当時の風俗がリアルに感じられて
興味深い。
かの挿絵『墨東綺譚』が
素晴らしく良い出来だ。
玉ノ井などの風俗街を
筆やペンなどで
抒情的に艶やかに展開している。
あの漫画家・滝田ゆう氏の『寺島町綺譚』に
影響を与えた(?)。
いいものを見せてもらった。
しばし、
時を忘れそうになったほどだ。
この連休中は
映画『船を編む』を観ようと思っている。
それと竹橋の近代美術館で
『フランシス ベーコン展』も好いな。
なんだかんだと
遊び呆けているこの頃なのだ…。