2012年04月11日
4月11日(水) 東京は朝から小雨模様。花散らしの雨になったら今年の桜は盛りが過ぎます。それにしても花の命は短いものです。
朝、近くの公園を歩いていたら
折からの雨と風で、
もう桜が散り始めていた。
昨日まで満開だったのに、
「静ず心なく花の散るらむ」。
明日からは
花吹雪が見れるかもしれない。
江戸時代からの古い寺に
桜を見に行った。
山門の桜と云うけれど、
本当に取り合わせの雰囲気が好い。
時代を超えて
そこにあるような気がする。
時が立ち止っているかのようだ。
あの石川五右衛門が
京都の南禅寺の山門で、
「絶景かな絶景かな!」
といったとか。
一面桜の雲海は
年に一度の桜木が
主役を飾るときだ。
所用が終わって、
「花散らしの雨」の降る中、
ビニール傘に貼りつついた
花びらを愛でながら、
『桜模様の傘は貴重だ』
と想いながら
家路に就いた。
犬の耳
春雨に濡れ
黄昏る
よしひこ