2011年06月30日
6月30日(水) 梅雨の最中だというのにこの連日の猛暑にはまいります。皆さんは、どんなふうに暑さをしのがれていますか。
この2、3日の東京は
とにかく異常な暑さだ。
梅雨の半ばの晴れと云うには
半端なく、暴力的な暑さだ。
節電、節電、
クールビズと世間が騒ぐのさえ、
かえって暑苦しい思いだ。
コンクリートジャングルの東京。
熱の逃げ場もない。
陽が落ちてからも
空気が熱を帯びて
涼しくなりはしない。
せめて
湿度でも下がればいいのだけれど。
今日は
昼前に赤坂に用事があったので、
地下鉄の乗り換えを兼ねて
お茶の水駅経由で
途中下車。
いつも行く喫茶店、
「穂高」に入る。
何十年も変わらぬ店の佇まい。
昔から山岳愛好者のたまり場なのだ。
壁には
新田次郎(山岳小説家)の色紙が
さり気無く掛っている。
とにかくここのコーヒーは
旨いと思う。
昔からの学生街のお茶ノ水界隈。
いわゆる純喫茶が
ほとんど無くなってしまった。
(丘、田園、ウイーン…)
今日も
客層の年齢は高い。
いつもの席(窓際のJRのホームが見下ろせる)が、
運良く空いていた。
テーブルには
昔ながらのシュガーポットと
窓下に咲いている野草が、
さり気無く活けてある。
こんなさりげない雰囲気が好きだ。
もちろん
今日もコーヒーはおいしかった。
ゆったりとした時間が流れ、
何故かホッとした気持ちになった。
そして
至福の時は終わり、
また過酷な暑さの中に
スペースシャトルのように
再突入して行った私であった。