2011年04月12日
4月12日(火) 毎日のように起きる余震にビクビクしながら、朝晩散っていく。桜を名残惜しんで見ているこの頃です。
今朝は
強い風が吹いて、
桜の花びらが
青空に乱舞していました。
昨夜の雨で
埃は立っていないが、
何せ風が寒く冷たい。
今年は
いろんなことが重なって、
心が落ち着かないようだ。
桜雨が降り、
花冷えだった昨夜も
余震があった。
その時、
家人は真っ先に
犬を抱いて立ち上がって、
ウロウロとしている。
私は本棚から
本が飛び出ないよう
懸命に抑える。
こんな光景が
パターンになっている。
同時に
テレビのACのコマーシャルの
スーパーテロップで
地震速報を観る。
昨日の帰り道で
公園の夜桜を眺めて、
照明のせいか
なぜか艶めいて見えました。
桜に因んだ和歌を。
世の中に 絶えて桜の なかりせば
春の心は のどけからまし
(在原業平)
反歌
散ればこそ いとど桜は めでたけれ
憂き世になにか 久しかるべき
(詠み人知らず)