東放学園

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2011年01月14日

1月14日(金) 今年も、成人式では艶やかな着物姿が新春の彩りを見かけ、書道展を観にいったりで、けっこう正月気分を長く味わった。

家の近所の文化センターで
区主催の成人式が
毎年、華やかに開かれている。

広場に集まって
楽しそうに談笑している
屈託のない笑顔に、
心が和んだ。

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自分の時は、
確か学生服で式に行った。

オリンピックの金メダルを取った
体操選手の講演があった。

大人社会の入り、
責任と義務の重さを思い、
なぜか
緊張しまくっていたような気がする。

あれから時代が変わって…。
大人と子供の境界線が
曖昧になり、
とっくに成人した筈の人たちが、
妙に子供っぽく見えるのは、
こっちが
年を取りすぎたせいなのか?

「カワイイ!!」
の一言で
言い表す新しい文化。

あまりゾッとしないが…。


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初春恒例の書道展が、
上野のデパートで開かれた。

現代の書家20人の作品展で、
今流行りのパフォーマンス書道や
前衛書道でないのが好い。

30年位前から
毎年のように行っているが、
時代時代の「流行り」があるようだ。

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最近、少しだが
草書体が解読できるようになった。

自分の好みから云うと
「良寛」のように
のびのびと闊達な書体が好きだ。

バランスが取れていいないようでで、
結果しっかり構成されている。

以前、
書道の師匠が云っていた
『書は人なり』
をいつも思い出す。

実に
奥深い言葉だと思う。


先日、講習会で偶然
25年ぶりのOBにお会いした。

放送芸術科卒(中野校舎にあったころの)
廣野(ひろの)義和さんだった。

昼休みに立ち話程度だったが、
昔話や近況報告で
いいひと時を持てた。

「佐久間先生の台本研究の授業で、
 『春の宵』と云う言葉のイメージを
 シナリオ的表現(映像表現)が良いと褒められ、
 翌年度の教科書に作品例として掲載されました。
 大変嬉しく思ったことが、
 昨日のように思い出されます。
 今でも心の糧となって、
 TOHOの良きメモリーです。」

一時は構成作家を目指したが、
今は別業種でご活躍の様子、
安心しました。

それにしても
こちらがスッカリ忘れていたことを
OBの方に
思いせて頂くことが多い。

OBの数だけ、
数多くの固有のエピソードに満ちている。

今回も、
今まで記憶の片隅に埋もれていた
教師として大事な財産を、
廣野さんが発掘してくれた。

本当に
感謝しています。

今年も
たくさんのOBの方に
お会いできますように…。

toho_sakuma at 18:00TOHO会・OB | 美術館 この記事をクリップ!
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