2010年12月06日
12月6日(月) この頃、週末に時代劇映画を観ることが多くなった。三本連続して。
先週の土曜日
『武士の家計簿』(森田芳光監督)
を観た。
中高年のカップルで
満員だった。
早めに家を出たのだが
初日ともあって長蛇の列。
ここのところ
時代劇を観る機会が多くなったのは
なぜだろうか?
あの隠れた名作のリメイク『十三人の刺客』、
『桜田門外ノ変』と続いた。
「サムライ シネマキャンペーン」
だそうだ。
時代劇は
なぜか安心して観れる。
内容はともあれ
時代が今よりも
のんびりしているから。
この映画の特色は
なんといっても
剣劇シーンが全くないところ。
(道場での稽古の場面くらいか)
その代わり
“そろばん”が主役なのだ。
主人公の家は
代々、加賀藩の会計管理者。
いわば刀をそろばんに替えて
勤めてきた家である。
主人公(堺雅人)は結婚を機に
嫁(仲間由紀恵)とともに
火の車のわが家の
財政立て直しを図る。
息子にも
家計簿の会計を教える。
そして時代は
明治維新へと…。
いつもの時代劇とは
切り口が違い、面白く観た。
仲間由紀恵が抑えた演技で
好演していた。
演出は淡々としていて、
森田監督らしくないところが好い。
今度は洋画も見なければ…。