長く暑かった夏も
終わりそうです。



ベランダの朝顔は
まだ頑張って
毎朝、
楽しませてくれます。



近所の庭の
夏ミカンが、
青い実をつけ始めました。



それにしても
秋の陽はつるべ落とし。
夕焼け空が
印象派の絵のように美しい。

神田神保町を歩く。



まだかすかに残っている
古い喫茶店。

路地裏。



世界一といわれる
古本街。

いつ行っても変わらない。

時間が頬杖して
佇んでいる場所。

半世紀前の思いが
よみがえってくる。



映画、演劇だけを
専門に扱っている店も
健在だ。

ずいぶんお世話になった。

映画から
これからの人生を
垣間見ていた。

唄の文句じゃないけれど、
「思えば遠くに来たもんだ…」。

探していた本も見つかって、
十分すぎるほど
古本の香りを楽しんだ。

ネットで本を買うのも
便利だが、
そこに行って探すのも
趣があると思うのだ。



なじみの喫茶店に入り、
暖かいブレンドコーヒーを啜る。

思わずフッと
ため息なんか付いたりして。

明日が晴れて
名月を見れればと思う。