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2010年07月10日

7月10日(土) 梅雨の晴れ間に涼を求めて上野の森を歩いてみた。

私の育ったところは
台東区浅草。

上野公園は浅草からみると
小高い丘と森である。

台東区の名前の由来は、
小高い丘(台)の
東に位置するからだそうだ。

子供の頃、小学生時代は、
毎週のように
この上野公園で遊んだ。

博物館、
美術館、
神社仏閣が
集中している。

7-10-17-10-3

その頃のお気に入りは
「科学博物館」
「電気科学館」
である。

夏休みになると
子供向けの企画展が開かれ、
家族連れで満員になる。

恐竜展や化石展には
今でもワクワクする。

ジュラ紀、白亜紀、デボン紀…。

しかし今日は、
東京国立博物館に入った。

7-10-2

JR上野駅「公園口」から
10分ほど行くと、
公園の噴水の向こうに
博物館が見える。

7-10-4

梅雨の晴れ間の
土曜日とあって、
かなり人が出ている。

今日のお目当ては
「酒井抱一」の
『夏秋草図屏風』。

<右隻 夏草>
彼が師と仰ぐ
尾形光琳の『風神雷神』の裏面に
描いた傑作である。

野分けが止んで
庭にできた水の流れが、
群青色と金色で描かれ
風で夏草が濡れて
百合の花もそよいでいる。

背景は銀一色、
鮮やかな配色である。

夏草の匂いやユリの花の香りが
したような気がする。

実物を観に来たかいがあった。

やはり思ったとおり
これからも
心に残っていく傑作だった。

帰りに上野の山を下りて
人ゴミのアメ横を歩くと、
これまた別世界の情景があった。

toho_sakuma at 18:00東京 | 美術館 この記事をクリップ!
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