2010年06月07日
6月7日(月) 上野公園を横切って奥の[黒田清輝記念館]を訪ねた(講師OB会の後篇)
花見のシーズンも一段落して、
上野の森は新緑の中に
ひっそりと静寂を
取り戻していた。
国立博物館本館を過ぎて
芸大の手前。
うっかりすると
見落としてしまう何げない建物。
とても古い佇まいで、
ひっそりと
土曜日の午後だけ
開館している。
中に入ると
古い洋館につきものの
独特の匂い(カビと床の油?)。
嫌いではない匂い…。
日本洋画の先駆者
黒田清輝の作品を
展示している。
大作に挑む前の
数多くのデッサンの確かさ。
展示方法も
人物像をトレースして
天井から下げている。
一時間ほど
ゆっくりと楽しく
鑑賞させていただいた。
そして
無料公開(土曜日の午後だけ)なので
ありがたい。
帰り道、
空き地で猫に会った。
上野の森には
“ノラ”が
昔からかなり生息している。
何代にもわたって
野生なので
顔つきが精悍だった。