東放学園

TOHO会

TOHOKAI
東放学園同窓会のためのTOHO会へようこそ!
今日も絶好調

2010年04月10日

4月10日(土) 花見、夜桜を今年は避けました

学生のころ、
桜見物と言えば
学校がら歩いて行ける千鳥が淵で
ボートに乗って楽しんだものだ。

昼下がり、
友人と男二人でのんびりと
何を話すでもなく
ユラユラ揺られていたっけ。

惜しげもなく舞い散る
桜の下を
黄金の時間とともに
浮かんでいた。

あの時の友人の顔だけが
思い出せない。

何故だろう?


今年は
とにかく寒い春のようだ。

コートを出したり入れたり。

家の近くの公園をぶらつくと、
酒とオデンの匂いが
どこの集団からも漂ってくる。

4-10-2

日本的平和な構図なり。


この頃
桜に対する思いが変わった。

賑やかに
うわっと咲いている桜よりも、
ポツンと
一本だけ取り残されたように
人知れず地味に咲いている桜が
好ましいと思うようになった。


この間、
ちあきなおみ「港の見える丘」を
CDで聴いた。

もちろん私がまだ小さな時、
巷に流れていた曲である。

『あなたと二人できた丘は
 港が見える丘
 色あせた桜唯一つ
 さみしく咲いていた
 船の汽笛 むせび泣けば
 ちらりほらりと花びらが
 あなたと私に散りかかる
 春の午後でした』

・・・・「港の見える丘」より

4-10-1

賑やかでも寂しくても、
桜は不思議と心に残る。

とても深い存在かもしれない。

toho_sakuma at 17:00東京 | 風景 この記事をクリップ!
最新記事
Archives
livedoor Readerに登録
RSS
livedoor Blog(ブログ)