2010年02月14日
2月14日(月) ラファエロの「一角獣を抱く貴婦人」を観にいく
先週末、
またまた小雪でも降りそうな夕方、
上野の東京都美術館で開かれている
ボルゲーぜ美術館展に行った。
TOHOの職員Y氏のお誘いだった。
館内は
予想をはるかに超えた
盛況ぶり。
熱いぐらいのコンディション。
ただ、建物の構造上
階段の上り下りが多く
年配者にはきつのではないかと思った。
イタリアの名家
ボルゲーゼ(日本なら冷泉家?)。
ルネッサンス・バロック美術が
綺羅星のごとに並んでいると
圧倒的な幸せ感に浸れる。
ポッティチェリ、
ジョルジョーネ、
カラバッジョ…。
今日のお目当ては
もちろんラファエロだ。
仔犬のようにあどけない
一角獣を抱いている婦人像。
ダビンチのモナリザとは
好対照だ。
謎めいていない、
本当に少女のような貴婦人像だ。
まだあどけなさを十分に残した
清明な気品と温かな目線。
いそうでいない存在のようだ。
また観たくなった。
Yさん、
ありがとうございました。
冬深し
ラファエロの絵で
温もりぬ
ヨシヒコ