2008年01月15日
1月15日 今年の冬はほんとにサブイ!!
先日寒い寒いと言いながら、
上野の西洋美術館に「ムンク展」を観に行った。
正月だと云うのに、会場は満員盛況だ。
決して明るい絵ではなく、
どちらかというと、
「死」や「老い」をテーマにした絵が多いのに
この盛況はどうしたんだろう。
絵画の点数も多く、
オスロ大学の講堂の壁画の制作のための下絵なども
あるせいなのかとも思った。
ムンク独特のただれたような朱色、きいろ、紫・・・
「内面の不安と」
「生の不確かさ、死の確実性」
誰でも、日常の隙間に垣間見る真っ暗で、
出来れば見たくない深淵。
私より年配の観客が多いのはなぜ?
速かれ遅かれ「死」は誰にでも平等に訪れるものだから。
皆さんは(年配の方々は)とっくに、
平然と達観なさっている?
それにしても新年早々見るものかね・・・
逆を言えば、
年初だからと言って浮かれないで一年を考えよ、
と云うことにする。
「正月は
冥土の旅の一里塚
目出度くもあり目出度くもなし」・・・・か。