2014年11月
2014年11月28日
11月28日(金)気がつけばもうすぐ師走!1年間が毎年加速的に早くなっているのを実感します。なので慌ただしい年の瀬の前に、猛禽類の珍しい写真アルバムを紹介します。

先日、東放学園映画専門学校を訪れた時、
関先生に「最近にイイ獲物は撮れましたか?」
とずうずうしく聞いてみた。
「今年はホントに不調でした…ので」(謙遜かな?)
「それでも良いのがあったらメールで送ってください!」

私は関さんの写真が好きだ。ファンなのだ。
前にもこのブログで紹介したが、
人里離れた山奥で、
長玉(超望遠レンズ)をつけてた重装備カメラ、
まるで長距離の獲物を狙う孤独なスナイパー。
忍耐、そして忍耐。
息を殺して何時間も標的を待つ。
獲物は鷹、鷲など素早い動きの猛禽たち。
今回は北の果て極寒の流氷地帯が狩り場だ。
寒さ、標的、タイミング。
防寒グラブ、指先が凍るようだ、ちゃんと動け!
時も凍る、そしてその時が訪れる・・・!

ただでさえ大変な撮影環境、相手は俊敏な生き物たち。
そして幸運が無ければシャッターチャンスに巡り合えない・・・。
(以上は私のイメージログでした)

成果物(写真)をありがたく拝見。
そのなかの数枚をピックアップしました。
(またそのうちの一枚をワタシの部屋に飾ります)
関さん本当にお疲れ様でした。そしてありがとうです!
また機会があったらよろしくと勝手に思っています。

今週の水曜夜。
前回のブログで御紹介した、
放送芸術科OBの野村さんご夫妻に
会食に招いて頂いた。
同じクラスの二人が付き合うきっかけが、
卒業コンパで遠方に帰宅する彼女を、
「野村君、遅いから彼女を送ってあげなさい!」
私が彼に言ったのが、ご縁のはじまりの様だ。
40年近くの出来事!
タイムトリップショック!
さすがに私は覚えていなかった。
「先生のお陰です!」とご夫妻。
今、幸せそうな二人で良かった・・・と。
大変ご馳走になり、有難うございました。
家に帰り家人に何気にその話をしたら、
「あなたは昔そんな話をしてたよ」とのこと。
(ホントかよ!俺がボケているのかナ」
それにしても先生って職業は
こんなにも因果に関わる職業。
そして現在もこれからもOBの皆さんとのご縁は続いていくようだ。

2014年11月26日
11月26日(水)先週末、TOHO会のOB交流会で台湾訪問。現地は真夏の様に暑かった。今後、台湾独自のOB会として発展して欲しいと思う。OB方は皆元気でした。

東京、羽田を出る時は冬の恰好、
台北の松山空港に着いたら夏!
この温度差は覚悟していたが、
やはりスゴイ!
台湾のTOHO・OB会もかなりの人数になるので、
早く独立した活動が出来るようにと、
TOHO会としてバックアップしている最中。
すでに韓国は独自の組織を持っていて、
韓国TOHO会として活動している。
近年東南アジアの留学生がTOHOも増えてきた。
特に中国・台湾が
かつての韓国の勢いを思わせる増加だ。

この日は夕食を兼ねて夜市へ。
早めに着いたせいか露天はスタンバイ中。
しかし、早くも独自の匂いの洪水に包まれる。
アジアでは普通?
香辛料なのだろうか。
なれるまで時間がかかる。
煌々とした夜店群には
見慣れない果物や、
御馴染イカ焼き、串揚げに圧倒される。
そう云えばあまり欧米人が見えない。
昨年もこの香りのせいか見かけなかった。
香りも文化なのだが・・・。

翌日はOBとの交流懇親会。
隣の席には声優科卒業のOGさん。
先頃デビューしたばかりとの事。
「まだガヤ(その他大勢)のアテレコデビューでーす。」
とすごく上手な日本語には驚かされる。
自分の紹介・挨拶では、
「この縁を大事に。
どんな良縁もつなげる努力をしないと
縁が逃げて行ってしまうかも」と話した。
交流会の楽しい時間は、二次会カラオケへ。
土曜日の夜とあって繁華街はまるで六本木の様。
若者たちで深夜まで人があふれていた。

懇親交流会まで台北郊外「淡水」に行く。
東洋のベニスと言われる名所だ。
私の父も仕事で台湾にいくと、
淡水の夕陽はきれいだったと云っていた。
この地は過去4か国の支配を受けた処だ。
欧米の異文化が不思議に調和している。
水辺から爽やかな風が通り、
丘の上の領事館はグラバー亭を大きくしたよう。
見下ろすと川面のキラキラが眼に眩しい。
雲一片無し!南国 快晴!・・・・

今回もこの交流訪問をセットして頂いた
TOHO会事務局、役員の皆さん、
本当にありがとうございました。
遠くアジアの台湾までOB訪問ができるとは、
学園設立当時を考えると夢の様です。
これからも世界に通じるTOHO人を
よい教育で送り出してください!

2014年11月12日
11月12日(水)秋雨前線?今週はまだ雨が残って寒い日が続いています。恒例の菊展の白や黄色が曇天に冴えて眼の裡にに残ります。

何時もこの時期の楽しみは、
近所の公園で公開される菊花展だ。
白菊の白さはまるで淡雪。
今年も変わらず丹精込めて創られた名品ぞろいだ。
夕方、散歩の途中その香りに思わず立ち止まって
しばらく見入ってしまう。
なんという贅沢なひと時。
同じ年格好の人と眼で挨拶。(感慨は同じか?)
以前はあまり興味も無かった花なのに・・・。

先週、またまたOBと出会う。
放送局と制作プロダクション合同セミナー会場。
照明技術科卒 堀口敦生さん。
照明会社で御活躍の様子。
30年以上も経ったのに、
学生時代とほとんど変わらなく。
お互いに一目でわかった。
その頃のTVスタジオの設備は
どこかの廃用寸前の機材が多く
だましだまし使用していたのだ。
その代わり実習では「必要は発明の母?」
学生たちは工夫に工夫を重ねて、
当時最新の機器の機能に迫るものを編みだしていた。
それらの知恵が現場に行って役だったそうだ。
現在は、デジタル機器のオンパレード。
修理も無く部品交換で終わり。(内部はブラックボックス)
アナログの機材は
まだ人の手が介入する余地があった。
彼もそんな学生時代を送った
最強のOBの一人なのだ。

終日小雨の土曜日。
汐留の美術館に『G・キリコ展』を観に行く
以前から好きな画家なので期待していた。
20年以上前、北鎌倉まで追いかけて行った記憶がある。
1910年代形而上学的絵画で、一躍話題になる。
美術の教科書には『街の孤独と憂愁』があった。
イタリア・トリノ市の広場と輪回しをする少女。
その孤独な建物に長い影。
「ピカソが畏れた。ダリが憧れた」
今展覧会のキャッチコピーだ。
それほど神秘的で静謐な画面構成。
誰も真似られない彼独特のものだ。
またの機会にキリコ論?を述べたい。
帰りに図録と、キリコの絵が貼ってある缶ドロップを買ってしまった・・・。

2014年11月05日
11月5日(水)朝夕が寒くなってきました。晩秋、外出時に着ていくものに迷うこの頃。先週は大勢のOBの方々にお会いする機会が多かったです。

始まりは水曜日、同じ放送関係の講習会でお二人とお会いする。
放送芸術科卒の野村秀夫さん。
もう30年来、何回かお会いしている。
この間一緒に食事したのは2〜3年前か?
変わらずお元気で、
「今度は奥さんも一緒にあいませんか?」とのお誘い。
奥様もTOHOのOBなのだ。
この日、二人目は、講習会が終了してから声がかかった。
20年くらい前卒のOB、齋藤一美さん。
関谷先生クラス、
クラブはTPF(東放プランニングファミリー)だった。
「最初先生かなと思ったのですが、声が全然変わらなくって・・・」
人間、声はなかなか変わらないようだ。

金曜日、東放学園の会議があって小河原TOHO会会長とお会いする。
最近、OBの鹿島勤監督の映画作品『25 NIJYU-GO』東映Vシネマ25周年記念作品
そのタイトルロール全てを手書きされたそうだ。ータイトルデザイン(スタッフ・キャスト)
自宅で相当ご苦労されたようだ。
コピーを見せて頂く。
私は彼の字体・書体が好きだ。
彼も先日還暦(部下の方が創ってくれたTシャツを頂く)を迎えた。
早いものだ。
でもこうして好きなことで同窓生で協力し合う。
TOHO会の絆の強さの一端を観ました。

そして土曜日。昭和52年度卒放送芸術科のメンバーとのクラス会。
2年前と同じ銀座「ライオン」に集う。
前回より人数は少なかったが大盛り上がり、
学校時代の思い出話。授業はともかく
皆それぞれに人のアパートや下宿、
実家まで押し掛けていたようだ。
そこでのエピソードが色々あって「実はその時オマエは・・・だった」とか。
あっと言う間に楽しい時間は経ってしまう。
今回は、青森の八戸から岩井良樹さんが駆けつけてくれた。
彼とは学生時代より長い時間話すことが出来た。
ブラッド・ピットが好きで特に映画『セブン』は心に残ると。
二人ともほとんど同じ感想なので改めて感激!
彼とは30年以上の月日が流れたと云うのに・・・。

毎度云うが「出会い」は毎日何時でもあるが、
それを「縁」にするのは努力が必要。
どんな好い出会いがあっても双方にとって
「良縁」に出来るかどうかなのだと思う。
世間を狭くして引き籠るもよし。
出来るだけ良い縁に出会うため人や物事に出会うもよし。
あるひと時でも一緒にいた人なら、
自分の追体験や、
その人の追体験を語り合うのも
生きてきた一つの証と思えるかもしれない。
また皆さん元気でお会いしたいですね!
