2014年10月
2014年10月22日
10月22日(水)先週末、わが家に近いグラウンド(私学共済経営)で音響専門学校のスポーツ大会を楽しく見学させて頂いた。
柳田先生から連絡があり、
先週、音響専門学校のスポーツ大会を見学!
現役の頃、もう何年も前になるだろうか。
何時も当日のお天気が気がかりでした。
前日は、「絶対晴れてくれ!」と祈る気持ち。
今改めてグランドの学生、職員を見るのは新鮮だ。
合間にキャッチボールをして頂き感謝、柳田先生。
学生時代から変わらず、
すっかり中堅の頼りになる先生になられたようだ。
奈木野校長もすっかり校長先生らしい風格。
広いグランドで秋晴れの一日。
学生たちにとって、
思い出に残るシーンかも。
学校は年間スケジュールで変わりなく運営される。
それでも学生は変わっていくが
それぞれに
良き思い出を創って欲しい。
教職員はその裏方なのである。
それにしても
孫の様な年代の若いエネルギーを見るだけでも、
何か懐かしく、嬉しい気持ちがした
お声を掛けて頂き感謝しています。
よい一時でした!有難うございます。
週末、映画を観にいった。
過重に期待しなようにしようと思うのだが、
やはり期待してしまうフィルムだから
監督だから・・・。
『ジャージー ボーイズ』。
大好きなクリント・イーストウッド監督の最新作。
まさに私の青春時代の口ずさんだ名曲で一杯。
ザ・フォーシーズンズというグループの物語。
「シェリー」 ♪シェリー、シェリーベイビィ・・・♪
「君の瞳に恋してる」など
アメリカの50年・60年代のヒットチャートを席巻。
ビートルズが出る前の話だ。
当時ラジオから流れてくる彼らの歌声。
奇跡のファルセットと言われたメインボーカルの
フランキー・ヴァリを中心にスト―リーは展開。
貧しいイタリア移民の青年。
悪の仲間の借金、嫉妬や裏切り。
それでも仲間を信じ歌い続ける・・・。
イーストウッド監督は、80歳を超えて大健在。
もう30本以上メガホンを撮っている。
今回の演出は
本格的なアメリカングラフティを
きらびやかさを意識的に避けて、
沈んだ色調に抑える。
(当時の時代の裏側の色調?)
もちろんCGは無し。
カメラワークも奇をてらわずオーソドックス。
まるで70年代のハリウッドミュージカル映画を復元している?
もともと舞台ミュージカルの映画化。
キャストもそのままでカメラ前で歌わせている。
実に手の込んだやり方だ。
『ミリオンダラー・ベイビー』
『グラン・トリノ』で個人の人生の重みを描いた。
この監督は本当に映画創りが好きなのだ。
(A・ヒッチコック監督もそうだが)
映画は生の舞台とは違うよ。
映像と言う全く違うメディアの表現を楽しんで欲しい。
と言っているようだ。
映像を加工に加工を重ねて感動させたいのだ。
(レンズ・透過光・フィルム・スクリーン)
光学的な過去の再現。
あらゆる映画的手法を使って描き込んでいく。
この映画も泣かせる話。
しかし、演出は極めて冷静で、
アツくなりそうなシーンでは、
アップショットを意識的に使わず、
引きの画で見据える。
クールに抑え込んだ方が、
余韻は大きいのだ。
もしかして、イーストウッド監督は映画の原理主義者!?
(映画づくりの基本に忠実すぎる意味から)
映画が始まる前流れていたオーバーチュアで、
もう♪シェリー ベービー♪・・・を
下手なファルセットを口ずさんでいたオジサン。
エンディングロールの出演者総踊りシーンで
鼻水をすするオバサン。
パラパラの客席の
小さなドラマも心に残った。
・・・なので何年かぶりにパンフレットを買ってしまったのだ。
2014年10月15日
10月15日(水)台風一過、昨日東京は晴れて気温も上がったが終日風が強く吹いた。今日は朝から雨模様。変わりやすい秋の天気だ。
今年はイヤなことに台風の当たり年?
もう二つも本土を直撃。
晩秋になり気候も安定して欲しいものだ。
そう云えば先週、初めて月蝕を観た。
幸いわが家の方からは雲も切れ、
皆既月食になって行く様子が楽しめた。
丁度、犬の散歩をしながらの見物。
夕暮れ時の街角は路地裏まで人声がした。
通勤帰りの人や買い物帰りの自転車の主婦。
しばし歩みを止めて、
天体の織り成す美しさに見惚れる。
完全に月が欠けても、
太陽光の反射とやらで
ほの朱く染まった月の輪郭があった。
何故か子供の頃日蝕を観るのに、
煤をつけたガラス板を
創ったことを思いだした。
月食は夜なので(当たり前だ)
静かなうちに始まり、
穏やかに終わってしまう。
烏も鳴かない(日蝕と違って)
賑やかな感じが無い。
夜なので町は静か。
月が持っている穏やかな風情。
足元では、
犬がヒマを持て余してウロウロしていた。
秋も深まり
本を読む時間が増えた。
今はミステリーをしばし止めて、
三浦しをん著の『まほろ駅前シリーズ』最新刊を読んでいる。
『まほろ駅前狂騒曲』文芸春秋社。
昔懐かしい呼び名だと
舞台は東京都下まほろ市。
神奈川県に隣接した大きな街。
(町田市がモデルだそうだ)
三浦氏の作品では『舟を編む』、『神去なあなあシリーズ』
いわゆる「お仕事ガンバっている」モノを読んでいる。
読者、フアンが多いので
図書館間での貸し出しが
何時も順番待ち。
ひと月以上待ったことがあったので、
文庫化を待たずに購入。
「便利屋」というある意味
時代からはみ出たような(時代を反映した)
微妙な職業を真面目にこなしている青年たちのドラマだ。
引き受けた仕事は必ずやる。
犬の散歩から、がらくた整理は当たり前。
譲り受けたくない遺品の処理・・・。
今回は、主人公の友人で
居候・パートナーの遺伝子上の娘の世話。
同時に、怪しげな無農薬野菜を栽培する団体の監視・・・。
こころ優しい主人公と、
変人だが的確な判断をする友人。
便利屋、ある意味瀬戸際の世間が透けて見える職業。
そこには、今の時代がリアルに息づいている。
タテマエと本音で終わらないのが世間。
はみ出して、
清算のつかないところの悲喜こもごも。
もう半分近く読んでしまった。
(もうすぐ映画が上映される予定)
庭の虫は鳴かなくなったが
秋の夜長である・・・。
2014年10月08日
10月8日(水)北海道TOHO会in札幌が先週末開催。12名のOBが集まり、楽しい再会の一夜でした。当地は、もはや晩秋で東京からのわれわれには初冬並みの寒さでした。
第三回になる北海道TOHO会in札幌。
卒業30年以上にもなる卒業生や若い年度の方々も。
小河原会長の元気な雰囲気、激励で、
あっと言う間に和気あいあいとなり、大盛り上がり。
なかには、東京からわざわざ駆けつけたOB(札幌が実家)がいたほど。
就職の情報交換をしたり、
業界情報や先生方の話題で、
一次会は一本締めで終了!
二次会も、多数の参加でさらに打ち解け、
お開きではみな名残惜しそうだった。
その後、折角なのでと札幌ラーメンを食した。
12時近くにも拘らず各店行列。
味噌ラーメン(半分)をおいしくいただく。
美味かった。
忙しい中、
集まって頂いたOBの皆様、感謝します!
またお互い、元気でお会いしましょう。
学校もそろそろ、開校40年近くなる。(無認可時代をいれて)
卒業生は五万人を超えたそうだ。
最初から関わっている身としては感無量だ。
毎回OB会にお声を掛けて頂いているが、
年を経るたびに
新しいご縁に巡り合うのが嬉しい。
「合縁奇縁」縁はお互いの努力で創りだすもの。
袖すり合うも、
自分が動かなくてはその出会いが無い。
何十年の時間軸をたどって行くのも、
単なる思い出の旅ではなく、
かつて自分が生きていたことを
再認識するとともに、
送り出したOB方の
人生の一瞬に触れることかと思う。
それぞれの人生、時間が交錯する場なのだ。
改めて、学校の意義の深さを知ることとなりました。
学校とOBの皆さんに改めて感謝します・・・再会を期して。
OBと言えば私の学校時代の友人(札幌在住)と
久しぶりに会いました。
元気で今も高校の非常勤講師をやっているそうだ。
郊外のジャンプ場を案内してもらった。
これも小さな同窓会だった。
秋もようやく深まりました。
今夜は月食の様です。
晴れるといいのですが・・・。
2014年10月01日
10月1日(水)御嶽山の噴火の悲惨なニュ―スが続いています。日本はやはり火山列島、それにしてもこの頃、天変地異が相次いで起こり不安な日々ですね・・・
もう今年も10月になってしまいました。
早いものですね。
今週土曜日は札幌でTOHO会です。
当日飛び入り歓迎との事です!
札幌は3年前ぐらいに家人と旅行で訪れて以来。
家人が東 直己著『ススキノ探偵シリーズ』のファン。
(全シリーズ読破)
札幌を出ない探偵、ご当地探偵(結構なハードボイルド)の
ススキノ界隈を歩いてみたいというので、
まだ雪が溶け残る街を訪ねた。
「探偵はバーにいる」感じの横丁を、
雪道に足を取られながら散策。
まだまだ寒さの残る中、
味噌ラーメンがおいしくて
スープを全部飲みほしてしまった。
あの店は今でも健在だろうか。
その昔、ラーメン横丁で
味噌ラーメン成るものを
生まれて初めて食べたとき、
カウンター越しに調理風景を覗いていたら、
白い結晶(旨みのもと)の様なものを
ビックリするほど大量に投入していた。
今ではそれは無いが
その店その店での秘伝があるようだ。
時間があれば市内の小さな美術館、
市内在住のOB方はご存じと思うが
三岸好太郎美術館に寄りたいと思っている。
ホントに小さい街かどの白いアトリエ風の佇まい。
昭和初期日本のモダンアーティスト。
シュールレアリズム絵画の始まりの様な画風。
幻想的な傑作が展示されている。
とても趣のあるオシャレな美術館なのだ。
それにしてもこの町は道路も広く、
落ち着いた外国の街の様に思える
ゆったり感がある。
冬が無ければ住みたい町のひとつだ。
(暑さ、寒さが嫌いのゼータク者なので適当な気温が良い)
こちら東京はまだ半袖でも良い気候。
そちらはきっと涼しいはず。
OBの皆さんにお会いするのが楽しみです。
レポートは次週です!