東放学園

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2014年09月

2014年09月24日

9月24日(水)空が高くなって来た。日曜日は秋らしい天気。昨日秋分の日、秋の七草と月見の催しがあり、初秋の風を感じながら庭園を散歩しました。

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先々週の雨で庭の花が全滅。
少しずつ手入れを開始。
それにしても水の威力は凄い。
植木鉢ごとどこかに行ってしまったようだ。
余りにも庭が寂しくなったので、
秋の七草を観に近所の名園。
抹香亭に出かけたが夕方から月見の宴だ。
早く着きすぎたのでその宴は残念ながらパス。
その準備でボランティアの方がススキの穂で
フクロウを創り飾りつけていた。
秋の七草、萩・桔梗・撫子・
女郎花(おみなえし)葛・ススキ・藤袴
一斉にコンパクトに植えられて小さい秋を鑑賞、満喫。
なんだか夕食は秋刀魚が食べたくなった・・・。

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前回のブログで取り上げた『無縁社会』NHKスペシャル取材班 編著、読了。
なんとも重いテーマ。
”家族が居るのに高齢者が所在不明になってしまう”
”介護が必要な高齢者と仕事が無い息子がそろって社会から孤立してしまう”
まさに現代日本社会が高度成長、
バブルを経て高齢化とともに
抱え始めた深刻な問題である。

身元不明者の自殺、孤独死、餓死・・・。
警察も身元確認が出来ないケース。
身元不明の往き倒れ者
〜警察は行旅死亡人として扱う。
無縁死が年間三万二千人に上ると云う。

私たちの身近にも
昨日まで当たり前に生活していた人が、
実は「無縁」の人だったりするケースが増えている。
大都市の団地の一部屋で
ひっそりと孤立した孤独死。
経済社会も、
新資本主義の悪しき影響で
雇用形態が変化。
非正規労働者が一段と増加、
社会保障が追いつかない。
日々の不安を抱え孤独死は
若年層にまで及んでいる。
おひとりさまの将来の不安。

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親戚知人に迷惑を掛けられない、
自己責任なのだから。
家族・親族の絆が薄れゆく現代社会。
人とのつながりを回復するためには
経済至上主義を見直さねばならない。

行き過ぎた個人主義からは
孤立しか生み出さないのだ。
かつて私の若いころは
必ず道で会っても、
声を掛けてくれる近所のオジサンやオバサンガ居た。
何時の頃から都会は無機質になったのか。

そういえば近所の
築40年以上のモルタル様のアパートが、
突然の様に取り壊された。
住人はほとんだ単身の老人たちの様だった。
錆ついた外階段をやっと登っていた。
何処に彼らは引っ越したのだろうか。
何故か、不安が頭の中に起こった

”東京砂漠”

現在の私に出来ることは何か。
深くて重い問いが自分を含めて、
重くのしかかっている・・・。

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2014年09月17日

9月17日(水)先週、わが家も危うく浸水する寸前!庭の水がベランダ越しに押し寄せ、床下浸水騒ぎ。間もなく水は退きましたが後かたずけが大変でした。

まさかの集中豪雨。
俄かの大雨に見舞われ、
一時間もしないうちに家の前の道路が冠水。
眼を疑うようなもの凄い降り、
車軸を流すとはこのことか。
雷鳴で異常時模様にわが家の犬も
ずーっと吠えっぱなし。
後からニュース映像で幹線道路、最寄駅が
凄いことになっていた様子。

次の日に近所の方に伺うと、
放水路の水門を開けるタイミングが遅かったとのこと
こんな光景は子供の頃にもなかった。
自然の脅威をいまさらながら感じた、
全滅した花壇の修復。
まあ〜ボチボチやるか。
隣家の庭ではメダカが逃げてしまい、
ご主人は残念がっていた。

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翌日はまさに嘘の様な好天。
真夏の様な入道雲が見られた。
もう秋なのに、
それにしても今年は全国的に
気象異常が多すぎる。
世界規模での気候変動の始まりなのか・・・。

(閑話休題)

前回のブログで
映画『喰女 クイメ』を書いたが、
あれは怪談映画ではなくホラー映画。
『四谷怪談』という怪談ではなく
ホラー(怖いぞ!怖いぞ!!ホラッでたー!)
生理的な脅かし恐怖をたたみかける(脅かす!脅かす!)
お化け屋敷の手法なのだ。
恐怖ものには
テラー(非常な恐怖、)
ホラー(怖い話、)
チラ―(血も凍るような、刺すような恐怖)があるとは
恐怖・サスペンスの巨匠A・ヒッチコック監督の言葉
恐怖映画の傑作『サイコ』『鳥』はチラ―のジャンルだそうだ
日本式の?怪談噺・因果話ではない。

前回言葉足らずだったので…

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(閑話休題)

読書の秋
今、友人から借りた本
『無縁社会』を読み始めた。
まえにNHKで特集した
『無縁死〜三万二千人の衝撃』(2010年)
が文庫化されたのだ。
極めて重いテーマだ。
高齢化社会、血縁、
地縁・社縁の無くなった老人が亡くなる。
引き取り手も無い亡きがら。
記者たちはその方々を探偵のように、
刑事のごとく
かつて生きていた時間と軌跡をたどっていく。
現代社会の大きな負の部分が見えていく。

次回はこの読後感を・・・

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2014年09月10日

9月10日(水)ようやく秋になったようだ。昨晩は文字通りの中秋の名月。庭の虫の音が月明かりのなかで涼やかに集いていた。

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先週、「四谷怪談」を下敷きにした
映画 『喰い女 クイメ』を観た
えらく恐ろしく怖い映画だった

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鶴屋南北の「東海道四谷怪談」
かつて新東宝・中川信夫監督の作品が忘れられない。
歌舞伎「仮名手本忠臣蔵」の
スピンオフ挿話だが、
中川作品は歌舞伎の様式性を
巧みに取り込んで
江戸の風俗やローアングル、
直角移動ショットなど
それまでの怪談映画にはない
モダニズムで表現をしている。
主人公の伊右衛門の酷薄さと
お岩さんの妄念・情念が、
どんな場面・シーンでもクールに
クールにおさえて、のめり込まない。
その血みどろなドラマの展開を
例えば、
今まで何ともなかった河原の風景が
突然幕が落ちるように
真っ赤な血の色の画面に転換するなど・・・。
様式美に昇華させた見事な作品だ。

『喰い女』は「四谷怪談」として
舞台上演される予定。
その稽古場には様式化されたセット。
連日真剣な稽古が展開。
お岩役の主人公(柴咲コウ)は
伊右衛門役(市川海老蔵)を
懸命に愛しているが、彼は浮気者だ。
そのうち彼は若い役者とデキテしまう。
本番に向けて舞台稽古が進むなか
主人公は彼の裏切りを知る。
「四谷怪談」のストーリーとシンクロしていく・・・。

思わず目をそむけたくなるようなシーンの連続。
彼女の狂気・錯乱がすさましい勢いで爆発していく。
・・・(R-12)指定は良く解る
三池崇史監督の真骨頂・ホラーなのだ。
でも、これでもかこれでもかと
攻める画面ばかりなので、
息を継がせるシーンがもっとあっても良いのかと。
落ちっぱなしのジェットコースターは良くない。
序破急、チェンジオブペース。
剛速球の連投は見ている方が疲れる。
もう充分に怖いのだから・・・。

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館内は10名足らずの客。
画面を見ず、
無心にポッププコーンを食べている若者。
前列の席ではケータイの明かりが
ついたり消えたり。
妙な館内風景。

秋風がスーッと吹き抜けて行った気がした・・・(恐!)

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2014年09月03日

9月3日(水)ようやく朝晩が涼しくなってきました。気がつけばもう9月です。でもまだまだ残暑が続くのでしょうね、でも今日の明け方は涼しくて早起きしてしまいました。

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先週、
卒業生の平岡さんと2年振りでお会いした。
TOHOの電子技術科のOB。
卒業後は、しばらくTOHOの電脳メディア科の先生。
この学科、近未来のおもちゃ箱の様だった。
かのビデオアーティストの
原田大三郎先生とコンビ。
今は某美大の先生。
オシャレでポップな授業で、
生徒たちに人気があった。
あれから20数年、
今もその関連のお仕事の様だ。
私が現在お世話になっている協会のHPの
面倒を見て頂いているので、
今回はそのお礼を兼ねての食事会。
平岡氏は相変わらずオシャレで
粋なセンスの服装。
終始柔和な表情、聞き上手なのだ。
お互いカミサンの話になると
「マッタク、だよね〜!」・・・と妙に共感・・・
実に楽しいひと時だった。
またお会いできるといいですね。

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そう、気がつけばもう9月。
散歩中、
道端にセミの骸が仰向けになって、
夏の終わりを見せている。
先週、先々週と東京は長雨続き。
昨日ようやく青空が見えた。
近くの庭園では早くも
「中秋の月見」の集いのポスター。

そう云えば、
先日訪れた金沢市の蓄音機館を思い出した。
十年ほど前、音響校にいた頃、訪れた。
今は懐かしいSPレコードと
蓄音機(レコードプレーヤー)が展示。
エジソン時代の音響再生機もあり、
とても特殊な博物館なのだ。
地元の大きなレコード店が創設したようだ。

30センチの円盤・LP(78回転)って
知らない人が大半なのかも。
それはゼンマイ式の
手回し動力のプレーヤー。
もう田舎の納屋にも埋まっていないだろう。

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そこを訪れた時、
「中秋の名月を見ながらSP盤を聴く会」
との告知ポスターがあった。
なんと風雅な催し、
参加したくなったのを思い出す・・・
わが家のレコードプレーヤーは
今調子が悪く休眠状態。
LP盤もまだある筈だが。
(さすがにSP盤はない)
これからも、
聞く機会があるのだろうか・・・
学生時代、バイトで買った輸入盤の
モダンJAZZも眠っているか。
勿体ないと思うがね・・・。

そんなこんなで音響機器も映像機器も
あっと言う間に様変わり、
少し前が大昔になってしまう昨今。
少し長く生きていると
その景色が面白い。
変化のスピードに無理して合わせない。
ケータイも相変わらず、
ガラケーでOKなのだから。

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