2014年06月
2014年06月26日
6月25日(水) 梅雨の最中とはいえ、今年は天気が凄く不安定ですね。昨日は雹が都会の真ん中で降り積もったりで、季節感が怪しくなっています。
梅雨の谷間。
青空のうちに散歩と思って出かけたが
1時間もしないうちに突然の雷雨。
持って行った傘が役に立たない位のドシャ降り。
シャツもズボンもビッショ濡れ、
急いで茶店の軒先に避難!
でも10分そこらで止んで虹が立ち
嘘の様な青空。
先週は、NHKの仕事を兼ねて
世田谷の砧公園へ。
元ここはゴルフ場だった。
良く視るとかつての
ティ―グランド跡が分かる。
平日のせいか人影はまばら。
名所は沢山あったが
気に入ったのは、
日時計とそこからの眺望。
なんとも言えない美しいパノラマ。
仕事を抜け出しての罰は
夕立だった。
天網恢恢!?
サボりの罪は大きかった。
もう一つ期待していたバラ園は
来るのが遅かったようだ。
とても残念至極。
しかし東京とは思えぬ空気感が
ゆったり、のんびり漂う。
新宿から小田急で20分。
立派な世田谷美術館もそばにあり、
都会の喧騒からは別天地のようだ。
今日も東京は
朝から空が怪しい。
雷が遠く近く
ゴロゴロと鳴っている。
連日こんな不安定な
天気が続いている。
例年なら梅雨入りに鳴って、
梅雨明けのきっかけに鳴っていたはず。
こんな異常気象が
当たり前になりそうだ。
先週末、OBとの飲み会が浅草だったので、
一年振りに鴬谷の書道博物館行った。
隸書の展覧会を観る。
観客も少なくゆっくりと鑑賞。
文字の歴史はやはり古い。
金文ー篆書ー隸書―草書ー行書ー楷書
(中国古代史を学ぶようだ)
目が疲れるほどじっくり見たのち
30分で浅草に移動・・・。
今回の集まりは、
かつて私が顧問をしていた
サークルのメンバーたちだ。
隅田川沿いの松屋デパートの下。
吾妻橋が目の前。
久しく合わなかったOGも参加して、
みなめいめいに話しこんでいた。
三十数年たっても
皆変わらないように見える。
こちらの思いが強いのか、
いまだに声を掛けて頂けることが嬉しい。
帰り道、振り返ると川の上に、
巨人の様にぬっと
スカイツリーが聳えていた・・・。
TOHO・OB諸兄、
こんな不順な季節が続くようです。
どうぞお体に気をつけて。
カラッとした梅雨明けを待ちましょうか!
2014年06月04日
6月4日(水) 東京は初夏の気候ですが、あの北海道で37℃の猛暑日。毎年気候の激変に驚かされます。
さっき、お昼にテラス喫茶で、
お茶をしていたらバッタリ
OBの佐々木行雄さんと遭遇。
30数年前の放送技術科卒だった。
お互い髪は白くなっていたが
面立ちは昔のまま。
現在、技術制作会社の総務職。
この間の企業説明会には
90名も参加があったそうだ。
お忙しい様子。
3、4名採用の予定とか。
TOHOの輪が広まって欲しい。
それにしても、
場所柄赤坂はホントにOBが多い。
なかなか「赤坂TOHO会」は実現できないが・・・。
先週末、東放学園映画専門学校で
講義をさせて頂いた。
新入生約80名に、
今や古典になった
映画作品を紹介する授業なのだ。
前のブログでも紹介した、
私の学生時代に大きなショックを受けた
あのヌーヴェル・ヴァーグの代表作
『勝手にしやがれ』だ。
学生たちに配布したプリントの一部を紹介する。
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タイトル
「J・L・ゴダールについて私が忘れていた二、三の事柄」
1950年代末、
フランスから突然の様に押し寄せた
ヌーヴェル・バーグ(新しい波)とは、
若い無名の映画作家たちが起こした、
運動の総称だった。
かれらはそれまでの、
伝統的な映画手法や監督修業を無視して
斬新な考えや思想で、
次々と作品を制作して行った・・・。
・・・・それまで映画は、
撮影所で完璧に作られたセットで
キッチリと撮影され、
充分な照明技術のもと、
「美しい疑似現実的な画面」が主流で
観客もそれ以外は認めていなかった。
そんな中でJ・L・ゴダールの
『勝手にしやがれ』は衝撃的な作品となった。
映画の文法を無視した、
自由奔放な演出は、
それまでの映画史を
大きく塗り替えることになった。
・・・・半世紀を過ぎても
私自身が受けた衝撃は
昨日の様に鮮やかに思い起こさせる。
J・L・ゴダールよ永遠なれ!(佐久間記)
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講義が終わった時学生たちから
パチパチと拍手が起こった!
担当の関谷校長は
「珍しいことです!」
何にせよ無事こちらの意思が
伝わったようだ。
孫の様な新入生諸君、
人生はいろいろなことが起こる。
喜びと悲しみで綴られる、
一人一人のドラマ。
それは長くて短いかもしれないが、
初心忘れるべからずだ。
ガンバってほしい。
せっかく入った学校なのだから・・・。
OBの皆さん、
季節はいよいよ梅雨。
御身体に気を付けて、
お過ごしのほどを。