東放学園

TOHO会

TOHOKAI
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今日も絶好調

2014年05月

2014年05月29日

5月28日(水) 風が爽やかでとてもいい季節になりました。このまま夏が来なければと思う今日この頃です。

風香る、とは言い得て妙だ。
散歩の道すがら、
近くの公園でバラの展示会があった。

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〜「五月の薔薇」(Rosier de Mai)
あの花の強い香りが囁く。
艶めかしい佇まいと香りで、
この季節を謳歌している。
艶やかな昼下がり
一瞬の沈黙。
もう一つの太陽を幻視る。
そしてそれにドギマギしている私。
小さな蜂の羽音で、
フッと我に返る。
極小に微分された時が
あったようだ。

先週末、放送業界(番組制作プロダクション)の
総会、懇親会でTOHO・OBにお会いした。
皆さん、この業界でご活躍。
(卒業して20〜30年の方々)
社長や役員になられ、
ご苦労されている。
もちろん、
TOHOの後輩たちもお世話になっている。

こんなにOBとの距離が近いのは、
学校のTOHO会や、
キャリアサポートと
OBの親和力のお陰だ。
私自身、各方面の関係団体に
顔を出させて頂いているが、
知る限り、
他の専門学校より
格段と良い関係だと思う。

創設40年余り、
ようやく歴史と伝統が
根付き始めたようだ。
これから50年100年とOBの輪が、
大きく広がって行くのが
楽しみでもある。

今回お会いしたのは、
放送芸術系・技術系三名の方々。
田村 正裕さん、大滝 功さん(放送芸術科卒)
茂木 方人さん(放送技術科卒)

0528-3 エムファーム田村OB
<田村正裕さん>

0528-2 大滝OB
<大滝 功さん>

0528-4 テレテック茂木OB
<茂木方人さん>

在学中は、
私とツーショットのは無いはず。
皆さん快く、
写真に収まって頂いたのが嬉しい。

まだまだお会いできないOBの方々。
機会があったらツーショット、
グループショットを!
お元気で御活躍を祈ります。

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2014年05月22日

5月21日(水)今日は東京は朝から雨、久しぶりの空模様、なんだか梅雨の様な感じ。


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5月に入ってしばらく
展覧会や催し物で、
外出の機会が多い。
また月末になると、
私がお世話なっている、
組織や協会の総会が
連日のように開かれる予定なのだ。
またまた、業界のTOHO・OBに、
お会いすることになるはず。
理事会・役員会は少し硬めだが、
懇親会やパーティでは和やかに懇談。
今年は、誰にお目にかかれるか楽しみ。

先週末、上野の東京国立博物館に、
『キトラ古墳壁画展』を観にいった。
最終日が近いので、
文字通り長蛇の列。
約2時間待ち、読みかけの本のページが進む。
そんなに暑くも無く、
風もさわやかで気持ち良く待てた。
入館してからも、
実物にたどり着くのに30分。

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壁画は丹念な修復を経て、
思ったより鮮やかなものだった。
おおよそ、8世紀頃に描かれたものに対面。
僅かの時間だったが、
感動を覚えた。
もう2度と一般展示が無いと聞いて、
日本中から?様々な観客層が訪れていた。

朱雀、白虎、玄武、青龍(今回実物は無し)。
古代王族の墳墓の石室を、
一つの宇宙に見立て、
四獣に守護させたらしい。
その描かれた線は素朴で力強い。
当時、大変な力量を持った作家の作品か。
薄暗い展示室の中は、
まるでタイムマシーンの様だ。
その天井には天文図、
星座の運行を記録したものが描かれ、
死者は遥かかなたの宇宙へ旅立っていったのだろうか・・・。

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夕方までまだ時間があったので、
通常展示室を観て回った。
こっちは人もまばらで、
久しぶりにゆったりと見る。
平日にもかかわらず、
外国の観客が多かった。
国宝・重文のオンパレード。
私も海外に行くと、
まず博物館は必須だ。

4月の花見以来の上野の山。
何故か人が一杯だった・・・。

来週は、板橋区立美術館を訪ねる予定。
『焼け跡と絵筆ー画家の見つめた戦中・戦後 展』
戦前「池袋モンパルナス村」があり、
1930年代の前衛画家の作品を観るのが楽しみだ。
家から行くには遠いのだが・・・。

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toho_sakuma at 11:47美術館TOHO会・OB この記事をクリップ!

2014年05月14日

5月14日(水) 東京はここ2、3日雨風が吹いて荒れ模様の天気でした。今日は打って変わって静かな好天、上野のお山にでも行ってこようか。


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今年の夏の気候は、
長期予報ではエルニーニョ現象で、
なぜか冷夏らしいので
ほっとしている。
ここ2、3年猛暑で酷暑!
もう嫌だと思う日が続いた。
東京都心は特にひどい。
湿度の高さが相まって、
外出時はクーラーの効いた店に、
飛び込んでしまう。
少しは涼しい夏になりますように。

今月もOBの方から、
「久しぶりにお会いしませんか?」
とのお誘い。
場所時間については、
こちらの我儘を聞いてもらいました。

現役のころは、
OBの結婚式に招かれることが多かった。
なぜか新郎新婦が、
TOHO出身が多く、
こちらの嬉しさも倍だった。
そして、その子供さんがTOHOに入学。
奇縁の喜ばしい重なり。
教師冥利に尽きます。

0514-3 金魚草


OBといえば、
最近TVで大根仁さんの
TVドラマが気に入っている。
前にも紹介した『まほろ駅前番外地』が良かった。
今回は、テレビ東京系の深夜オンエア。
『リバースエッジ 大川端探偵社』。

大川場といえば隅田川縁を指す。
小さな下町探偵社の物語。
主演はオタギリジョーが事務所のソファーで、
これから起きる事件の、
予知夢を観るところから始まる。
舞台は、もちろん浅草界隈。
依頼は毎回奇妙なものばかり。
たとえば、すっかり落ちぶれた組の親分が、
今際の際に、
「昔大好きだったあのワンタンが食べたい」と
子分に言う。
店は今は畳んでしまって不明。
いろいろ作ってもらうがどれもダメ。
そこで探偵は苦労して元の店主を探し当てる。
早速、当時のように作ってもらい親分は大満足。
そして、残った一人きりの子分と、
新興の勢力に切り込んでいく・・・。

探偵は昔の味とは何かを知る。
それはそのころ、
なんにでも入れていた
うま味調味料・化学調味料を、
山盛り入れることだったのだ。
われわれの子供時代の食卓には、
必ず乗っていたあの赤いキャップのもの。
味の記憶は恐ろしいほど長く保持する。
おふくろの味が代表か。

原作は漫画である。
大根監督は、この作品でも、
ひねりを利かせた、独特のユーモアで、
妙にブラックになりそうな話を、
ライトな演出手法でカラッと仕上げている。

金曜の深夜はつらいのでV録して見ている。
今週も楽しみだ。

そういえば今月の末に、
TOHOの映画専門学校で、
講義をやらせていただく予定。
年一回だが楽しみでもある。
今回は、映画史に大きな足跡を残した、
フランス・ヌーベルバーグ、
J・L・ゴダール監督『勝手にしやがれ』。
私は50年前この作品から受けたショックが
昨日のように覚えているのだが。

学生さんたちの反応はいかに・・・。

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2014年05月07日

5月7日(水) 連休最後の昨日は肌寒い一日でした。OBの皆さんはいかがお過ごしでしたか?若いころとは違ってこちらはバタバタ移動せずに近場をウロウロ、のんびりと過ごしました。

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新聞の受け売りになるが
最近日本のロボット技術が
欧米に後れを取っているらしい

私の少年の頃と言えば、
手塚先生の「鉄腕アトム」
「♪ラララ科学の子・・・」
人型ロボットが人間以上の正義と感情を持った
先端科学の理想の様に思った。
人間の欲望と悪に涙するアトム
手塚治虫の夢の実現の一端を観た。
科学においての性善説。

その頃から、
日本のロボット開発は着々と有ったのだ。
早稲田大学は直立歩行を研究。
コンピュータの発展もあって、
かなり進んだようだ。
ソニーの「アイボ」犬、
歩行型「アシモ」クン。
工場で働くロボットアーム、
掃除ロボット「ルンバ」。
しかし、西欧も研究を重ねる訳があった
軍事用だ。
日本のメーカーは難色を示し、
撤退し始めたようだ。
海外の研究者は、
「日本は完全自立のヒト型ロボットに拘りすぎ」
という。
もっと実用化のしやすい分野を、
開発すればいいのに。

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近い将来一家に一台、
お手伝いさんロボットが定番になる?
SF映画『アイ,ロボット』の様な
人間以上のヘルパー型が、
車を買い替えるようになるような時代。
SF作家アイザック・アシモフが、
予言したロボット時代の法律。
架空の科学分野における、架空の法則。
ロボットとの主従関係の規定。
「ロボット三原則」で、
ロボットそれ自体の行動を縛っているが、
安全・便利・耐久性から、
良からぬ利用法を考え、
実行する輩が出るだろう。

機械文明の行きつく果ては、
映画『ターミネーター』では良くない。
マシーンが進化して「自己意識」を持つ
古くからあるSFの定番テーマだ。
そして映画『マトリックス』のように、
人間と戦う・・・機械と人間の逆転。
そう云えば映画『コロッサス』ではコンピュータが
『2001年宇宙の旅』のように
意識を持ち始め
人を殺す命令を下すまで進化する・・・

原子力を制御出来なかった我々に
文明の果てしない進化が、
コントロールできるのか。
コンピュータも初めは、
軍事用の暗号解読技術が元。
電子計算機なのだ。
誰にもそれらの進歩は止められない?
安価で便利なものは捨てられないのだ。

戦闘用ロボットスーツ、
完全人型戦闘員!
誤爆のうわさもある無人爆撃機etc.
ヒトはチェスの様にそれらを指す。

また完全人型ロボットは将来、
労働の在り方を変える。
産業革命が起きた時、
機械打ち壊し騒動が起きた。
C・チャップリンの
映画『モダン・タイムス』の予感は鋭い批判力。

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科学は、人間の好奇心が根底にある。
もっと知りたいという探究心。
その場その場で完結しない欲望。
これをいかにコントロールするかが、
科学ではない分野、宗教、哲学(文化)が、
真剣に取り組まなくては。
人間の在り方を考えさせてくれるはずだが・・・

10年位前に
『ケータイを持ったサル〜「人間らしさ」の崩壊〜』
中公新書があったが
こんどは「スマホを持った・・・」われわれの生活はどうなのか
(私は依然とガラケーだけれど)

連休中、ヒマにまかせて、
答えのない事を考えてしまった。

OBの皆さんはどう過ごされましたか。
連休がとれない!それどころじゃなく忙しかったとか・・・。

「でもSTAP細胞はあります・・・」
小保方さんはどうしているのだろうか・・・。

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2014年05月01日

4月30日(水) 今日は朝から雨模様、これから本格的に降るとの予報、折から花々は色鮮やかさを増して咲き誇っている、良い季節になった。

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今朝、何げなく本棚を覗くと、
片隅に、
『雨降りだからミステリーでも勉強しよう』
あの、JAZZとミステリー評論の巨匠の一冊。
植草甚一(1972年 晶文社)の本が目に入った。
すっかり忘れていた記憶が甦る。
ちょうどその頃から、
ハードボイルド小説を読め始めた。
「固ゆで卵」
味もそっけもない主人公の探偵の世界観。
自分に関わりのない事や人物には、
多額の謝礼にも関心が無い。
自分自身のやり方を貫きたいのだ。
カッコいい、クールな生き方に、
共感を覚える。
実際、自分の人生とはおそらく正反対。
なんとなく、ずるずると、
折り合いをつけて生きている。
だからこそ、探偵のきざなセリフが、
一服の清涼剤の様に効いてくる。
『ロング・グッドバイ』レイモンド・チャンドラー原作。
最近、NHKで連続ドラマ化。
舞台は戦後間もない日本。
美術に相当気を使っている、
建物、衣装、自動車。
自分には、懐かしい光景の様な気がする。

あのフィリップ・マーロウが探偵だ。
「何の見返りも求めず、ただ自分が正しいと思う方を選ぶ」
効率だ、利益だ、損得だ・・・とは真逆の姿勢。
そして、事件は探偵を巻き込む。
謎の女性、ダメな資産家、強欲な政治家。
一瞬、友情めいた感情を抱いた、
友人の死の真相を探る。
傷だらけになりながら、
彼は粛々と行動していく・・・。

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そう云えば、最近TVのドラマも、
警察物が増えたようだ。
TBS・WOWWOWの共同制作、
『MOZU』が面白い。
かなり前、原作を読んでいたので、
こんな、内容のエグイものを、
よく映像化したものだ。
公安警察を描いた面白い小説だ。
主人公を含めた登場人物が、
それぞれクールなのが良い。
映像制作も『ダブル・フェイス』の、
スタッフ、キャスト。
映画的な画面が、
雰囲気を盛り上げている。
毎週見ている、これからも楽しみだ。

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今読んでいるのは、
『警官の条件』佐々木讓 著(新潮社文庫)。
前作『警官の血』の続編。
ようやく文庫化されたので嬉しい。
なんと700ページを超える大作、
読み応えがある。
作者の文章は重厚な味わい。
今やミステリ小説の今野敏と、
2大巨匠と言われている。

もう次の読む本は決まっている。
警察学校ものだ。
長岡弘樹 著『教場』。
去年の「このミステリーはスゴイ」で、
2位になった。
寡作な作家だが、文章が巧みとの事。
次々とミステリーは、手を変え品を変え出てくる。
嬉しい限りだ。
雨は依然として降っている。
やはり「雨の日はミステリーを読む」。
今日は、独り贅沢な時が流れているのだ。

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