2013年09月
2013年09月25日
9月25日(水) また台風が来ているようで、東京は朝から雨模様。また大雨が心配です。台風一過、本格的な秋の訪れになればいいですね。
今朝からこちらは雨。
気温はグーンと低くなり
長袖のシャツを着た。
明後日ごろは台風一過。
秋の青空が見れそうだ。
日曜日の夜TV『半沢直樹』の最終回を観た。
前評判どうり面白かった。
原作も3冊、
『ロスジェネの逆襲』まで読んでいたが、
このドラマは原作とはまた違った意味で、
主人公・堺雅人のキャラや
悪役の香川照之、
片岡愛之助のオネェぶり、
周りの演技陣が
必至の演技合戦が見どころだった。
地上波のドラマでは
久しぶりのヒット。
TV局も、
何時も同じのバラエティをやめて
観るに耐える良質のドラマを
増やしたらいいのに。
われらオジサンたちは、
BS放送に流れ去ってしまう。
TV局はホールディング化して
組織保身するばかりが能じゃないはず。
まず組織ありではなく
番組内容ありきだろう!
それと、
制作者(制作プロダクション)の労働環境を
真剣に改めないといけない。
ADさんの残業が
100時間以上は当たり前の番組も多いとか。
うつ病になってしまうスタッフも
増えていると聞く。
現在、
慢性的なADさん不足。
マスコミの自浄作用は
なかなか難しけれど、
このままではTVと云うメディアが
滅んでしまう。
この業界を目指す若者に
もっと夢と希望を!
かつて私も
助監督やADをやったが、
大変忙しく神経を使いかつ
クリエイティブな仕事で
とても遣り甲斐があった。
スタジオワーク
取材
台本発注
配布
弁当配り
スタジオ確保
車両伝票…。
独りで何役もこなす
陰のスーパースターの自負があった。
特別な職能としての誇りが
支えていた。
もちろん、
TVのメディアとして
良き時代だった。
ケータイやスマホもなかった。
真剣に次世代を考えて
このメディア革新を望む。
3Dや4KTVというハードの革新ではなく、
番組・ソフトの再考をして欲しい。
かつての制作OBの声でした!
2013年09月18日
9月18日(水) 台風一過、突然の様に秋になった。先日の強風や大雨は一体何だったのだろう。OBの方の被害にあわれた方には心よりお見舞い申し上げます。
夜、
ベランダに立って夜空を見上げると
月が大きく丸くなっていた。
良く晴れているせいか
昼間の空の青さが残っていた。
この間の台風騒ぎが
ウソのような出来事?
自然の佇まいは
平然としている。
こんなに唐突に
季節が変わることがあっただろうか。
自分にはあまり記憶がない。
人の営みをいつも超えて、
ひたすら大きな自分の道を歩む
自然の姿。
どうにか折り合いをつけて
生きていく人間たち。
人間はもちろん
自然の一部にすぎないし、
地球の一部を
間借りしている生き物なのだから
傲慢は慎むべきなのだが…。
そう云えばさっきから
魚を焼くにおいがしている。
秋刀魚だろうか、
遅めの夕食なのかもしれない。
何故か今年は
値段が高そうだ。
それにしても
やっぱり秋刀魚は良い。
匂いと云えば
いろんな記憶がストレートに蘇ってくる。
ああこの匂い!
で想い出は嗅覚から味覚、
そして
記憶映像になっていく。
かのM・プルーストの超大作
『失われた時を求めて』の端緒は、
紅茶とマドレーヌの香りで
長大な回想の物語のページが始まる。
3,000ページに及ぶ
大回想の物語。
20世紀を代表する小説なのだが、
私は第一巻で挫折した。
苦い記憶…。
それからは
マドレーヌが苦手になった。
読書の秋。
未読の小説が
たくさん机に積んである。
ほとんどがミステリーだ。
いまはD・ゴードンの『二流小説家』を
読み始めたところ。
少し冗漫でくどいが
面白いストーリー展開だ。
凶悪な死刑囚に面会して
その事件を語る…。
(その死刑囚は主人公の小説家のファン?)
ただ翻訳者が
漢字の使い方を間違っている個所が
気になる。
例えば、
身体のことに触れているのに
「・・・脇の下」は「腋の下」のほうが
リアルかと思うけど。
年を取ると
どうでもいいようなところが気にかかって、
ついつい文句の一つも言いたくなる。
“安易な文字変換”をするなと、
ブツブツと
うるさいジジイになって来たようだ。
そう云えば、
先月BS放送で
映画『風立ちぬ』を観た。
1954年、久我美子、石浜朗主演だ。
モノクロの懐かしいものだった。
原作堀辰雄、
学生時代詩集も読んでいた。
1975年には
山口百恵、三浦友和で再映。
文芸路線の一本だった。
そういえば
宮崎駿の方はまだ観ていない。
映画鑑賞の秋でもあるのだが。
2013年09月11日
9月11日(水) ようやく朝夕が涼しくなってきました。今年の異常気候は何だったのでしょうね。過酷な夏でしたが、体調はボチボチちです。OBの皆様はいかがですか?
ようやく秋めいてきた。
河原のコスモスや
寺先のススキが
穂を下げ始めた。
川面を渡る風が少し涼しくなり、
今年の暑さが薄められ、
散歩の足取りも軽くなった。
街の風景も、
少しくっきりと映り、
空の高さも高くなり、
雲も形を変えた。
あの永井荷風の
散歩随筆『日和下駄』。
昨日また拾読みをした。
彼は雨傘をステッキ代わりに下駄履きで
旧東京市を歩きまわり、
街の近代化にブツブツと文句を言いながら、
昔の街を懐かしむ。
その姿や文言が面白い。
江戸から東京市。
当時も巨大化する街へのノスタルジア。
風変わりなモノ。
残しておきたいもの。
大げさだが西欧化することに
ためらいがないこの国の人々は
当時も多数派だ。
コンクリートで護岸された
今の河川敷きを観たら、歩いたら、
どんなことになるのか。
あまり劇的に風景が変わらない河川の佇まい。
水辺の散策を好んだ荷風。
『墨東綺譚』『すみだ川』…。
川にゆかりの名作が多い。
晩年は江戸川を歩き、
すぐそばの市川市へ。
毎日同じ蕎麦屋で
繰り返しかつ丼を食し、
それから浅草へ通っていたと云う。
近頃の河川敷と云えば
休日は
バイクに乗った人たちが、
整備されたサイクリングロードを
結構なスピードで駆け抜けていく。
こちらはママチャリで
のんびりと風に吹かれているのだが、
これからは映りゆく河川の秋景色を
ゆっくり楽しもうと思う。
2020年のオリンピックも決まって、
また東京都も
大きく景色が変わるのだろうか。
2013年09月04日
9月4日(水) なかなか秋、寸前で季節が足踏みをしているよう。連日の豪雨や不安定な気候に被害を受けている方も、と聞きます。温暖化の影響でしょうか? 早く秋になれ!
どうなっているんだろう、
今年の気候は!
温暖化と云うより、
熱帯化のようだ。
兎に角
不安定な天気が続いているこの頃。
先日の竜巻被害は
すざましいものだった。
ニュース映像には
あっという間に
根こそぎ破壊していくさまが映っていた。
まだライフラインが
復旧していないらしい。
今日は今日で早朝雨、
今は晴れいるが
妙に蒸し暑い。
早くすっきりと、カラッと晴れた空が
見たいものです。
昨日近くの公園ベンチで休んでいたら、
隣に座っていいた
80過ぎ?のおジイさんのアタマに
赤とんぼが止まっていた。
彼の眼線の先には
青空と立派な入道雲。
蝉の声もやや小さくなって
子供たちの姿も見えない。
御老人は
さっきからピクリとも動かない。
まるで彫像のようだ。
日に焼けて
贅肉をそぎ落とした細身のその姿は、
O・ザッキン作の人物像のようだ。
(極限まで細い人物像)
皺顔のなかの小さな眼は
本当に雲を観ているのか。
それとも越し方の事を
思い出しているのか。
広場の中の孤独。
明るい陽の光の中で、
その姿が
自分のこれからの姿かもしれない…。
チト寂しいかも。
寂しいと云えば、
あの宮崎駿氏が引退するとか、
良い格品を精魂こめて創った。
世界に誇るアニメーション作家。
まだそんな年でもないのに、
注目され、
毎回、命を削る作品を創り、
バーンアウト(燃え尽き)してしまったのか。
観る者の勝手で
まだ続けて欲しいような気がする。
私は「となりのトトロ」と
「紅の豚」が好きだ。
宮崎はジブリの社長に引退の訳を伝えた。
「創造的人生の持ち時間は10年だ」
彼のピークはもう終わっているからとも伝えられる。
またカムバックして欲しい、と
多くのファンは願っているのだろう。
日曜日に
深川の現代美術館に行った。
折から深川資料館通りでは
「案山子」祭り。
さまざまな色や形の案山子で
目を楽しませてくれた。
美術館は休日のせいか
アニメ展もあって
結構な賑わい。
この日も
まだまだ暑かった。