2013年07月
2013年07月31日
7月31日(水) なんだか気候も「経験したことのないような」不気味さを感じる毎日。先週は台湾から帰ってすぐ仙台に講習会で出張。やはり当地で猛烈なにわか雨に見舞われました。


いまさらながら
自然の力は強大だと感じる。
日本各地、
特に中国地方の集中豪雨。
短時間の間、
あれよあれよという間に
河川の氾濫、土砂災害。
手の打ちようがないほどの
天候の急変。
この頃の日本は
穏やかに季節が変わらず、
ほとんど予告なしに、
予報を上回った
それこそ天変地異が続発している。
昨今、
人間の力の無力さが
いまさらながら見える。
とはいえ、
それでも人間は前を向いて生きる存在。
膨大な過去の経験の蓄積から
何かを得なくては。
未来は予測不能ゆえ、
今を大事に。
過去や経験から
謙虚に学ばなくては…。


久しぶりに仙台に行った。
東北TOHO会以来だ。
東北一の大都会。
8月の七夕祭りの準備も
着々と進んでいるようだ。
まだ放送界の駆け出しだった頃、
取材が延び、
帰りの列車に乗り遅れ、
最終の寝台車に飛び乗ったと事があった。
40年位前のことか。

仙台駅も高架になり、
タコの足のように
歩道橋がうねっている。
青葉城、
東一番丁、
国分町、
廣瀬川。
まるで歌の文句のように
単語が浮かぶ。
整然とした落ち着いた佇まいの城下町。
仕事の関係で
繁華街の反対側(駅の東側)に行った。
昔は何もないところだったが、
今は開発途中の地域。
ところどころに地権者たちの
整備反対運動の看板があった。
色々な地方都市を訪ねてみると、
街の建物のデザインが皆一様で
特色がなく、
趣が感じられない。
その街独特の
景色や匂いがなくのっぺりして、
風景まで均一化・標準化が蔓延している。
その街その街の独特のものが
消えかかっているようだ。
(おしなべて繁華街は国道沿いに移転!)

とはいえ、
仙台はまだシャッタータウン化していない。
何本ものアーケード街は健在だ。
むしろ、
震災後第二弾の復興景気?になりそう
とはタクシーの運転手さんの弁。
車を降りて空を見上げると、
怪しい空模様だった。
用事が済んで帰ろうとしたら、
突然の土砂降り!
行くときに買ったビニール傘が
役だたないほど。
8月「七夕」本番に
そんな空になっては困る筈。
天気の安定を祈ります。

帰路は、
東北新幹線のホームで
「スーパー小町」と「はやて」のジョイントを観た。
“鉄ちゃん”たちのカメラが一斉に作動した。
メタルグリーンと朱鷺色ピンクのコントラストが
何か夢のような感じだった。
この列車は通常よりスピードが速く、
300円の割増料金が加算されるとの事だった。
速いことはいいことなのだが…。
先週はいろいろと忙しく、
今頃疲れがドットでてきた。
2013年07月25日
7月25日(木) 「台湾アルバム」(24日からの続き)。
旅の様子は「7月24日」を!
【台湾 台北 松山空港 “キティーちゃん”】

【士林夜市へ向かう街並み】

【街並み】

【日本留学展】

【東放学園ブース 相談待ちも続出】

【東放学園ブース 真剣に話を聞く相談者】

【台北のランドマーク 101】

【九フン 名作映画『悲情城市』(侯孝賀監督)の舞台】
※フンは人偏に「分」

【九フン 『千と千尋の神隠し』の湯婆婆の家のモデル?】

【九フン 『千と千尋の神隠し』効果? カメラの砲列】

【九フン 港の見渡せる丘】

【『ニューシネマパラダイス』台湾バージョン 昌平戯院】

【台湾の卒業生との懇親会】

【台北のランドマーク(遠くから望む) 101】

以上。
【台湾 台北 松山空港 “キティーちゃん”】

【士林夜市へ向かう街並み】

【街並み】

【日本留学展】

【東放学園ブース 相談待ちも続出】

【東放学園ブース 真剣に話を聞く相談者】

【台北のランドマーク 101】

【九フン 名作映画『悲情城市』(侯孝賀監督)の舞台】
※フンは人偏に「分」

【九フン 『千と千尋の神隠し』の湯婆婆の家のモデル?】

【九フン 『千と千尋の神隠し』効果? カメラの砲列】

【九フン 港の見渡せる丘】

【『ニューシネマパラダイス』台湾バージョン 昌平戯院】

【台湾の卒業生との懇親会】

【台北のランドマーク(遠くから望む) 101】

以上。
2013年07月24日
7月24日(水) 週末、台湾に行った。帰国した東京は猛暑日。突然の豪雨に見舞われてビックリ! 今日あたりは梅雨の戻りとやらで妙に蒸し暑い、マァ気温が低めなのでいいかも。
先週末に台湾を訪問した。
台湾の卒業生との懇親会が、
台北で初めて開かれたのだ。
12人の卒業生が集まってくれた。
11人は女子。
皆さんキリッとしてたくましく、
しっかり者の頼もしい人たちだった。

近年は、韓国からの留学生が減って、
台湾の方々が少しずつ増え、、
21日(日)に台北で開催された
『日本留学フェア』にも
沢山の参加者が集まっていた。

特に、わがTOHOのブースには
ひっきりなしに相談者の列が続いていた。
音響系、声優系が人気。
これからはもしかしたら
東アジア、東南アジアの学生が倍増するかも。
先生方の仕事も予想のつかない位、
多岐に渡ってくるのだろうか。
日本の少子化は
歯止めが利かない現在…。

台北市の名所“士林夜市”で夕食。
久しぶりに大混雑の人の群れ。
狭い路地に何百店もの食べ物店。
食物・薬草・香辛料・湿気。
狭い路地がそれらをミックスさせる。
中華街の何千倍の匂い。
今回で四度目の台湾だが、
何時も慣れるまでは少し時間がかかる。
大汗をかきながら台湾料理を食す。
二軒行ったが、どの料理も薄味。
近年、年齢並みに薄味になったが
当地はまた更にだ。
御当地ビールも
アルコール度1%位で薄味?
健康的ではありますがね…。

翌日は是非行ってみたかった処、
バスで海沿いの丘にある街・九フンに。
※フンは人偏に「分」
かの名作映画『悲情城市』(侯孝賀監督)の舞台だ。
今ではすっかり観光名所。

宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』の
湯婆婆の家のモデルとのうわさがある建物付近は、
カメラの砲列が密集。
オリエンタルで密教的で不思議な佇まい。
細く曲がりくねった路地を抜けると、
港の見渡せる丘。

青く澄みきった海を観ながら
風を聴く。
汗が急にひていく感じがする。
ここは昔、金鉱だったところ。
ゴールドラッシュの賑わいはもうないが、
今はここも観光客のラッシュ。
超狭い路地に売店がひしめいていて
通り抜けるので精一杯なのだ。
特に週末で、
夏休みが混雑の極みだった。
今度機会があったら
ゆっくりと観てみたい。

坂の途中に昔の映画館が
ひっそりと営業していた。
子供の頃の地方都市に有った雰囲気だ。
なんだかノスタルジックな気分になって
もっとここに留まりたい。
『ニューシネマパラダイス』台湾バージョン。
なんだかとても心休まる
不思議な空間だ…。

それにしても往復のエアーはエバー航空。
丸ごと“キティーちゃん”の
キャラクターグッズ満載。
機体にもキャラクターが描かれていた。
機内の乗客も
若い女子が多かったような気がする。
日本発“カワイイ”が
空を飛んでいく、
そんな時代なのか。
帰路の前に
国父(孫文)記念館に行く。
台湾では、軍隊の制度が変更され、
移行期にあるようだ。
韓国の若者も困っているようだが、
我が日本国の憲法はいかに。
“カワイイ”とは
意味深長なイメージなのか…。
良く解らん!?
そんなこんなで無事に帰国。
東京では戻り梅雨が待っていた。
…写真がたくさんあるので、
7月25日版で、
「台湾アルバム」を紹介します。
そちらもご覧になってください。
台湾の卒業生との懇親会が、
台北で初めて開かれたのだ。
12人の卒業生が集まってくれた。
11人は女子。
皆さんキリッとしてたくましく、
しっかり者の頼もしい人たちだった。

近年は、韓国からの留学生が減って、
台湾の方々が少しずつ増え、、
21日(日)に台北で開催された
『日本留学フェア』にも
沢山の参加者が集まっていた。

特に、わがTOHOのブースには
ひっきりなしに相談者の列が続いていた。
音響系、声優系が人気。
これからはもしかしたら
東アジア、東南アジアの学生が倍増するかも。
先生方の仕事も予想のつかない位、
多岐に渡ってくるのだろうか。
日本の少子化は
歯止めが利かない現在…。

台北市の名所“士林夜市”で夕食。
久しぶりに大混雑の人の群れ。
狭い路地に何百店もの食べ物店。
食物・薬草・香辛料・湿気。
狭い路地がそれらをミックスさせる。
中華街の何千倍の匂い。
今回で四度目の台湾だが、
何時も慣れるまでは少し時間がかかる。
大汗をかきながら台湾料理を食す。
二軒行ったが、どの料理も薄味。
近年、年齢並みに薄味になったが
当地はまた更にだ。
御当地ビールも
アルコール度1%位で薄味?
健康的ではありますがね…。

翌日は是非行ってみたかった処、
バスで海沿いの丘にある街・九フンに。
※フンは人偏に「分」
かの名作映画『悲情城市』(侯孝賀監督)の舞台だ。
今ではすっかり観光名所。

宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』の
湯婆婆の家のモデルとのうわさがある建物付近は、
カメラの砲列が密集。
オリエンタルで密教的で不思議な佇まい。
細く曲がりくねった路地を抜けると、
港の見渡せる丘。

青く澄みきった海を観ながら
風を聴く。
汗が急にひていく感じがする。
ここは昔、金鉱だったところ。
ゴールドラッシュの賑わいはもうないが、
今はここも観光客のラッシュ。
超狭い路地に売店がひしめいていて
通り抜けるので精一杯なのだ。
特に週末で、
夏休みが混雑の極みだった。
今度機会があったら
ゆっくりと観てみたい。

坂の途中に昔の映画館が
ひっそりと営業していた。
子供の頃の地方都市に有った雰囲気だ。
なんだかノスタルジックな気分になって
もっとここに留まりたい。
『ニューシネマパラダイス』台湾バージョン。
なんだかとても心休まる
不思議な空間だ…。

それにしても往復のエアーはエバー航空。
丸ごと“キティーちゃん”の
キャラクターグッズ満載。
機体にもキャラクターが描かれていた。
機内の乗客も
若い女子が多かったような気がする。
日本発“カワイイ”が
空を飛んでいく、
そんな時代なのか。
帰路の前に
国父(孫文)記念館に行く。
台湾では、軍隊の制度が変更され、
移行期にあるようだ。
韓国の若者も困っているようだが、
我が日本国の憲法はいかに。
“カワイイ”とは
意味深長なイメージなのか…。
良く解らん!?
そんなこんなで無事に帰国。
東京では戻り梅雨が待っていた。
…写真がたくさんあるので、
7月25日版で、
「台湾アルバム」を紹介します。
そちらもご覧になってください。
2013年07月10日
7月19日(水) こちらはいきなり梅雨が上がって連日酷暑日、この時期早すぎるかも。先日は雷と豪雨、今年の気候は何か例年と違うような気がする。

昨日の夕方、
古くからの友人と、
「二人を囲む会」があった。
銀座の古い居酒屋だ。
20年前、友人と二人で
ゴルフコンペをやっていた。
その時の若手のメンバーが、
今や
放送局や広告代理店の
お偉いさん達になっていた。
全員が貫録とお肉が付いている。
こちら、年金族を慰めて頂くのは
正直うれしい。
この酒場はもしかしたら
終戦直後からやっている?
銀座五丁目で古色蒼然たる店構え。
びっくりするぐらい安価なのだ。
バブル経済がはじける前からの付き合い。
一瞬でもバブルの風に当たった連中だ。
今や経費削減で
大変苦労をしているとか。
われわれ先輩たちが
うらやましいそうだ。
それにしても
メディアの最前線で活躍中の
脂の乗った働き盛りに人たちの
まさに今の話題を伺うにつれ、
サラリーマン稼業は変わらないと思った。

「すまじきものは宮仕え」
と云うが、
ガツガツせず、無理せず仕えれば、
サラリーマンもそんなに悪くない職業かも。
植木等の映画、
「日本無責任時代」
という怪作(?)があった。
ハナ肇とクレージーキャッツ。
♪サラリーマンは
気楽な稼業ときたもんだ!…♪
「スーダラ節」
スイスイ、だらだらっと
生き抜く調子のいいやつ。
1960年代当時、
高度成長の最中に、
超マイペースで生き抜く
主人公のたくましさが、
当時のサラリーマンの共感を得て
大ヒットした記憶がある。

今の世の中、会社勤めは
能率、効率、成果主義…。
株主の顔色ばかりに向いている企業。
内部留保を蓄えても
従業員に給与還元しない。
中には成果主義一辺倒で
従業員をないがしろにする、
非情なブラック企業が
巨大化しているようだ。
若い層の人たちが
夢を持って働ける会社が
増えなければ…。

OBの皆さんの中にも
ご苦労されているさなかの方も。
生きにくい世の中を感じられていると思いますが、
押したり引いたり、
うまく折り合いをつけて、
自分の為にも生き残るように願っています。
それも、
人生の大事なテーマです。
そんなこんなで22時前に「囲む会」は、
20年数年前のコンペの爆笑話で〆に入った。
コンペの始球式で使用するボールを
2打目OBになった地点で
何故かキャデーさんに渡され、
知らずに打ってしまい、
ピロピロとテープがボ−ルの尻から出てきて。
目撃した連中は大爆笑!…。
今から思えば
そんな逸話が沢山あったのだ。
またそんなコンペを復活しようとの声もあって、
この会は無事お開きと相成ったのだ。
何故か思い出したように
昔の仲間から集まろう、
飲み会をやろうとお誘いがある。
出来るだけ断らないようにしている。
声がかかると嬉しいのだ。
感謝!

2013年07月04日
7月4日(木)梅雨のさなかとはいえ、西日本は相当な豪雨に見舞われているようだ。今年の気象は何か変だ。早く梅雨明ければと思わず空をにらんでしまった。

昨日、品川の大井町で講習会があり
OBの吉羽さんとお会いした。
休憩時間に思い出話…。
彼は放送芸術科の2期生。
番組制作会社の役員としてご活躍の様子。
彼が2年生の時。
学校のロビーで足を投げ出して
ダラついていた時、
私に見とがめられ、
「そんなに暇なら研修に行ってみなさい!」
その一言で
そのままその制作会社に残り、
現在にいたっている訳で、
「先生、人生ってわからないもんですね!」
私もつられて
しみじみとした気分になった。

今更ながら
教師という職業は、
数多くの学生の
命運決定の介添えに
立ち会っていたのだと思う。
そう考えると、
なんと大それた職業なのかと
改めて思うのだ。
合縁奇縁というが、
まさに学校とは
その磁場が特に大きい。
職を得る者、
生涯の伴侶に巡り合う者、
さまざまな人生の
大きな分岐点があった。
岐路の選択、
もしあの時、
今とは違う道を選んでいたら…。
SFならもう一つの人生、
パラレルワールド(並行宇宙・多次元宇宙…)を
選択して、
納得したり、
後悔したり。

私自身も学生時代、
高校の恩師に某放送局を紹介されなかったら…。
大学に入って、クラブ活動で、
今の友人たちの会っていなかったら…。
人生「タラ・レバ」の連続なのか。
でも決めたのは自分?
それともその時の流れ?
毎日のように小さな選択はある。
それで
人は生かされていることが多いようだ。

こんなにも不可思議な
人の人生。
進化論的に言うと、
今の自分であるように
自分が選択決断していった。
運命論や宿命論とは違う。
棲み分け理論でおなじみの
今西錦司先生の言葉。
「進化というものは、
変わるべくして変わったのだ…」
先生が言うには“運”も
心の奥で働いているという。
宇宙は
何か未知の大きなエネルギーで
動かされされている?
最新の物理学では
暗黒物質(ブラックタ―)の存在が
話題のようだ…。

それにしても
今月の参議院選挙も
「大きな選択」ではある。
「なるようになる日本、
なっていく日本」?
私の一票は貢献できるのか?