2012年06月
2012年06月13日
6月13日(水) 今日、東京はは梅雨の中休み、陽は出ているのだがボンヤリと霞んで雲が出ている、予報では明日からまた雨模様の天気が続きそうだ 。
先日、世田谷に用事があり、
帰りに砧公園にある
世田谷美術館に行った。
駒井哲郎の作品展を観るためだ。
戦後銅版画の芸術性を高めた先駆者だ。
特に静物画では、
目に見える形から
眼に見えない精神性「こころ」の
領域を深く模索した。
前にもこのブログで紹介した
G.モランディの絵画の静謐さとはやや違うが、
その求めるものは同じようだ。
一枚の静物画が
何か落ち着いた雰囲気であり
平易な言葉にならない「こころ」の
ある部分に降りてきて佇み、
「あらゆる存在が根元で繋がっていると」囁き、
確信させてくれる。
豊かな形而上学の
メロディなのだ。
まだ日が高かったので、
砧公園を歩いてみた。
とにかくここは広い。
その昔、
ここはゴルフ場だった。
その名残が広い芝生に見られる。
広い緑地が
都内に残っているのは良いことだ。
5月の末に
日本ポストプロダクション協会の
集まりがあって、
古い新宿明宝ビル時代(30数年前)のOBである
市川純雄さんに
数十年振りにお会いした。
<市川純雄さん>
また、
同協会の主催する技術賞を受賞した
小林努さんも見えていた。
<小林努さん>
お二人とも音響技術系のOBだ。
今後の更なるご活躍を期待します。
2012年06月01日
6月1日(金) 今年ももう6月になりました。東京の梅雨は例年より早いようです。関東地方は雷や竜巻、雹まで降って例年以上に異常気象に見舞われています。
「雷三日」と云うが
今年はそれどころではない。
毎日のように突然の雨や雷だ。
それと私ごとだが
5月は本当に慌ただしかった。
放送関連の協会の役員会や総会が
目白押しの月なのだ。
東放学園のOBの方々によくお会いした。
皆さん、元気にご活躍の様子だが、
やはりお顔にはそれにふさわしい
年輪が刻まれていた。
そう云えば
「週刊文春」6月7日号に
堤幸彦OBの記事があり、
学園時代のことが載っていた。
彼の出発点になっていたことが嬉しい。
これを書いている間も
凄い音で雷が落ちた。
それと同時に大粒の雨。
周りの空気が
急に涼しくなった。
これで間もなく東京地方も
梅雨入りに違いない。
とぼとぼと
犬の歩みや
梅雨の入り
木津 克司
コーヒーを
一口遺す
梅雨入りかな
大柳 篤子
これから
ややうっとおしい季節になるが、
私はたまっていた
本を読みまくろうと思っている。
最近読んで面白かったのは、
「天地明察」(冲方丁著)
最近、文庫本になったので購入。
若い作家だが
スピード感と爽快感があった。
あっという間に
上・下巻を読了。
江戸時代の碁打ちで
算術家・天文学者の物語。
この間の金環食と合わせて
タイムリーだった。
9月に映画が公開予定。
楽しみにしている。