2011年10月
2011年10月26日
10月26日(水) ここ何年かぶりにTOHO会(四国・高知)に参加することになり、懐かしい0Bに方々会えるのが楽しみです。

東京は昨日
気温26度を超えた。
日中はまるで夏。
Tシャツで歩いていても
汗がにじんできた。
ただ暦上、
季節はもう晩秋。

近所の公園では、
文化の日を目指し
菊展の会場が準備に入った。
このブログでも
この菊展を毎年載せている。
菊作りの名手が
一年間の成果を競っている。
菊の香りは
幼かった遠い日の
記憶が甦る。


東京、
浅草下町・寺町で育ったので、
お線香と菊の香りが
匂いの原風景なのだ。
日曜日は
近所のお寺が
子供向けの法話(仏教講話)を
聴かせていた。
芥川の「蜘蛛の糸」で
地獄・極楽の話を覚えている。
今でも日曜講話は
続いているのだろうか。
家に帰って
母にその話をしたら、
母も幼いころ、
「“地獄・極楽はこの世にあり”と、
お寺の『地獄・極楽絵巻』を見せられ云われた」
と云っていた。
思わず
今は亡き母の言葉が浮かんできた。

自然災害、人災…が
やたらに多い昨今。
白菊の
目にたてて見る
塵もなし
(芭蕉)
四国・高知の卒業生の皆さん!
11月12日(土)、
「TOHO会」でお会いするのを
楽しみにしています。
2011年10月19日
10月19日(水) 秋空が一段と高くなって、急に寒くなってきました。あんなに暑かった夏は一体何処に行ったのでしょうか?

私の洋服箪笥は
今日現在、
夏物と秋物が未整理のまま
ゴチャゴチャと混在している。
今度、今度、と思っていたが、
今週末にはやらねば
と思っている。
私はナマケモノを飼っている。
皆さんはどうですか?
今年は何故か
ゆっくりと季節が移り変わってはくれない。
それでも散歩のたびに
自然の景色は、
その表情を着実に変えている。
人々はその自然の力に
抗う術を知らない。


昨日あたりのニュースで
タイの洪水が報じられた。
人災と自然災害が増幅して、
未曾有の惨事になるのは
日本ばかりではないようだ。
科学進歩と明るい未来神話。
自然や宇宙のホンの一部も知らない
傲慢な生き物は
反省の意識は持っているのだろうか?
いつも事件が起きてから
大騒ぎしてすぐに忘れてしまう…
と、われ知らずエラソーに思った。
自然の移ろい時間と
人間の感じる時間が、
大きく違っているのだろうか。
人は変わっても
自然はそう大きくは変わらない。

『川は流れ雲もゆったりと去りゆく
人はいつも、せわしなく動いている…』
そんな意味の漢詩を思い出した。
今日は
朝の散歩に
長袖のジャンパーを着た。
ゆったりと景色を観るはずだったけれど、
寒いとどうしても早足になってしまう。
帰宅して飲んだ熱いお茶が美味かった。

2011年10月05日
10月5日(水) 秋になったのでバスツアーに参加したが、ハードな行程で、クタクタになってしまった。でもそれも良い思い出になった。
10月初旬、
2泊3日でバスツアーに行った。
宮島・厳島神社→門司港→角島→
萩→津和野→尾道。
このコースを2泊3日なのだ。
行楽の秋。
予想通り、ツアーバスは満杯。
定年後のカップルがほとんど。
ほぼ同年輩が3日間一緒なのだ。
何か安心感のようなものもあって、
休憩所でそんなオトーサンと立ち話。
「兎に角、女は強いよね、
それに元気なんだよなあ〜…」
無言でうなづく私。

それにしても
門司港はいつも通過して
降りたことがない。
夜の門司の街は、
ライトアップしていて、
とにかくレトロな建物が
時空を超えて佇んでいるのが良い。

特に駅は、
現役ながら昔のままで
独特のノスタルジックだった。

厳島神社は、
ただただ海の鳥居と
海中に浮かんでいるさまが良い。
足元に手すりなしの海水がある。
不思議な光景。
下関の新名所・角島に渡った。
突然だが
私は灯台が好きである。
登る機会があれば、
必ず登る。
何故か子供の時から
あの姿が好きだ。
「喜びも悲しみも幾年月」
灯台守の半生を描いた
映画があった。
私はドラマより
その灯台のあるシーンが好きだった。

いつも孤独の夜の波間を
照らし続けている…。
だから、
この明治にできた角島灯台観光は
とても嬉しかった。
秋芳洞・萩・津和野と
風景は目まぐるしく変わり、
スケジュールは過密だ。
もちろん
バスに乗っている時間の方が長い。
3日間で800キロ以上を走った。


最終日は
あの尾道に行った。
ドックの街。
小樽・神戸・函館・長崎、
山の頂に登った。
瀬戸内の島並が見渡せる。
まさに眺望絶佳。
だったが、
下に降りる道が急勾配。
大汗をかいて
膝がガクガクだった。


のどが渇いたので
駅前の喫茶店に入ったら
林芙美子の文学縁の店だった。
店の中庭には
彼女の育った部屋があった。
「花の命は短くて
苦しきことぞおおかりき…」
店内に
彼女のポートレートが
掛けてあった。
土門拳が撮った写真とあった。
本当に強そうな女性像だ。
帰りの機内では
正体なく爆睡してしまった。
今日は腰も痛い。
2泊3日でバスツアーに行った。
宮島・厳島神社→門司港→角島→
萩→津和野→尾道。
このコースを2泊3日なのだ。
行楽の秋。
予想通り、ツアーバスは満杯。
定年後のカップルがほとんど。
ほぼ同年輩が3日間一緒なのだ。
何か安心感のようなものもあって、
休憩所でそんなオトーサンと立ち話。
「兎に角、女は強いよね、
それに元気なんだよなあ〜…」
無言でうなづく私。

それにしても
門司港はいつも通過して
降りたことがない。
夜の門司の街は、
ライトアップしていて、
とにかくレトロな建物が
時空を超えて佇んでいるのが良い。

特に駅は、
現役ながら昔のままで
独特のノスタルジックだった。

厳島神社は、
ただただ海の鳥居と
海中に浮かんでいるさまが良い。
足元に手すりなしの海水がある。
不思議な光景。
下関の新名所・角島に渡った。
突然だが
私は灯台が好きである。
登る機会があれば、
必ず登る。
何故か子供の時から
あの姿が好きだ。
「喜びも悲しみも幾年月」
灯台守の半生を描いた
映画があった。
私はドラマより
その灯台のあるシーンが好きだった。

いつも孤独の夜の波間を
照らし続けている…。
だから、
この明治にできた角島灯台観光は
とても嬉しかった。
秋芳洞・萩・津和野と
風景は目まぐるしく変わり、
スケジュールは過密だ。
もちろん
バスに乗っている時間の方が長い。
3日間で800キロ以上を走った。


最終日は
あの尾道に行った。
ドックの街。
小樽・神戸・函館・長崎、
山の頂に登った。
瀬戸内の島並が見渡せる。
まさに眺望絶佳。
だったが、
下に降りる道が急勾配。
大汗をかいて
膝がガクガクだった。


のどが渇いたので
駅前の喫茶店に入ったら
林芙美子の文学縁の店だった。
店の中庭には
彼女の育った部屋があった。
「花の命は短くて
苦しきことぞおおかりき…」
店内に
彼女のポートレートが
掛けてあった。
土門拳が撮った写真とあった。
本当に強そうな女性像だ。
帰りの機内では
正体なく爆睡してしまった。
今日は腰も痛い。