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2011年05月

2011年05月12日

5月12日(木) 梅雨入りのような空模様のこの頃、楽しみにしていたG・モランディの展覧会が余震の影響で中止なったので、画集を観て楽しむことにした。

梅雨の前触れのような
雨模様の日。

5-12-1

神田・神保町の本屋に出かけ、
イタリア・ボローニャの画家
ジョルジョ・モランディの画集を探し、
(いつも買いたいと思っていたのだが)
ついに買ってしまった。

その訳は、
今年予定だった
G・モランディの久しぶりの展覧会が
震災の余震の影響で
中止になったからだ。

本当に残念なことだ。

思いもかけない知らせで
びっくりしている。

<ジョルジュ・モランディ>
20世紀前半活動し、
イタリア美術史でも
大きな注目をされている画家だ。

5-12-2

私は
彼の静物画が気に入っている。

ありふれたテーブルの上に置かれた瓶や水差し。

デ・キリコの形而上絵画の影響がみられるが、
何とも言えない灰色と白、クリーム色が
地味だが不思議な存在感を漂わせている。

静謐の画面の中に
もう一つの違う時間が
静止したかのように留まっている。

心静かに瞑想している自分がいる。

描かれている者たちは、
それぞれに孤独であり、
また豊饒な沈黙を
楽しんでいるように見える。

いつもの喫茶店に入り
窓際の席について
アイスコーヒーを飲みながら、
画集をひも解く。

なんだかすごく救われた
穏やかな気分。

5-12-3

思わずレイアウトをして
写真を撮ってしまった。

こんなひと時は
とても楽しいのだ。

toho_sakuma at 18:00美術館東京 この記事をクリップ!
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