2009年10月
2009年10月27日
10月27日(火) 快晴 菊 香る季節になりました
昨日の台風が
文字通り疾風のように去って
今朝はキンキンの快晴。
日差しが目に眩しい。
ともあれ“台風一過”。
さわやかな一日になりそうだ。
近所の公園で毎年恒例の「菊展」が始った。
もう一年が経ってしまったのか。
菊の香りに時の移ろいが
ほろ苦く感じる…。
幼いころ
浅草の寺町で育った頃が
懐かしく思い出される。
お線香の煙と菊の香りが溶け合った
不思議な匂いだ。
記憶を呼び出すカギの一つに
「匂い」がある。
M.プルーストの名作「失われた時を求めて」の
「…マドレーヌを紅茶に浸したときの香りで
幼いころの記憶が鮮明に蘇る…」
が代表的なフレーズだ。
古いころの記憶の迷路を
匂いで辿っていくと
何か今まで全く忘れ去っていた
懐かしい物や人などが
突然のように立ち現われてくる。
たぶんそれは
記憶の時間旅行なのだろう。
それは晩秋の楽しみの一つ。
それにしても日が短くなって
なんだか侘しい。
菊の香や 奈良には 古き仏たち 芭蕉
文字通り疾風のように去って
今朝はキンキンの快晴。
日差しが目に眩しい。
ともあれ“台風一過”。
さわやかな一日になりそうだ。
近所の公園で毎年恒例の「菊展」が始った。
もう一年が経ってしまったのか。
菊の香りに時の移ろいが
ほろ苦く感じる…。
幼いころ
浅草の寺町で育った頃が
懐かしく思い出される。
お線香の煙と菊の香りが溶け合った
不思議な匂いだ。
記憶を呼び出すカギの一つに
「匂い」がある。
M.プルーストの名作「失われた時を求めて」の
「…マドレーヌを紅茶に浸したときの香りで
幼いころの記憶が鮮明に蘇る…」
が代表的なフレーズだ。
古いころの記憶の迷路を
匂いで辿っていくと
何か今まで全く忘れ去っていた
懐かしい物や人などが
突然のように立ち現われてくる。
たぶんそれは
記憶の時間旅行なのだろう。
それは晩秋の楽しみの一つ。
それにしても日が短くなって
なんだか侘しい。
菊の香や 奈良には 古き仏たち 芭蕉
2009年10月05日
10月5日(月) 秋らしい本格的な青空が見たくなります
10月になったのに
はっきりしない空模様の日が続いています。
台風も来るらしくって、
今日も朝から小雨模様。
ついこの間まで
暑くってたまらない毎日だったのに。
ここのところ長袖のシャツで
ちょうど良くなってしまった。
気の早い奴が、
今年ももう「ふた月」だと言っていたのが
妙に心に残った。
この間、あと1・2年で定年を迎える
知り合いのおじさん(O.J)との会話
『この間、営業の途中で本屋によって
なんとなく立ち読みをしてたら、
科学雑誌で「量子論」の特集があって
読んでみたけどチンプンカンプン、
さっぱり分んなくてね。
今まで40年もサラリーマンを続けてきて
何か勉強しとけば良かったかな〜と
つくづく思ったわけ…』
『それと「時間」て何だろう
とこの頃時々考えることがあってね、
よく考えると分んないことが多すぎて、
仕事のことは毎日のことで
それなりに答えや予測はできるのだけれどね。
それと、
年をとると時間が早く過ぎるのは、
新陳代謝のスピードが若い時より遅くなって
周りの出来事のに追いついていけなくなり
そう感じるのだそうだ。
時間て不思議だ…』
最新科学論や古くて新しい「時間論」まで
O.Jさんは少し照れながら
今更ながら思ったことを感じたことを話した。
ところで私は何処まで識っているのか、
こんな大きな命題を…。
「時間について問われると
今まで分かっていた筈なのに、
とたんに答えられなくなってしまう…」
------アウグスティヌス
花の色は うつりにけりな いたずらに
我が身世にふる ながめせしまに
小野小町